「これは1993年、まだマイケルが独身の頃、ある料理本に載せた前書きです。
とても感動したので紹介させてください」
(ＭＪによる前書き）
To a child, food is something special.
It isn’t just a delicious taste or the vitamins that build a healthy body.
Food is love and caring, security and hope- all the things that a family can provide.
子供にとって、「食べ物」というのは、特別なものです。
ただ、味がおいしい、とか、ビタミンが健康な体をつくる、とかいうだけではなく、食べ物は、「愛」、「気遣い」、「安心」、「希望」というような、家族が子供に与えることのできる、すべてのものを意味しているのです。
Remember when you were little and your mother made a pie for you?
When she cut a slice and put it on your plate,
she was giving you a bit of herself, in the form of her love.
She made your hunger go away, and when you were full and satisfied,
everything seemed all right.
Because that satisfied feeling was in the pie,
you were nourished from a deep level.
Food is something we all need physically, but so is love,
the deeper nourishment, that turns into who we are.
小さいころ、お母さんにパイを作ってもらったのを覚えていますか？
あのパイの一切れを、あなたのお皿にのせる時、お母さんは、｢愛｣という形であなたに心を捧げてくれていたのです。
お母さんはいつもあなたの空腹を満たしてくれたでしょうし、そしてあなたはお腹さえ一杯なら、何とも幸せで満ち足りた気持ちになれたでしょう。
パイのなかにしあわせな気持ちが込もっていたので、そのお陰でみなさんは心の深い奥底から、栄養をもらっていたわけです。
私たちは食べ物なしでは生きていけませんが、「愛」なしでも生きていけません。
「愛」とは、より深いレベルで私たちが育つための栄養であり、私たちの本質を形づくるものなのです。
Think about how necessary it is to nourish a child with a bit of yourself
when you use this book.
It is full of delicious things. Every recipe has an extra ingredient of caring,
because the people who wrote them were thinking of the children.
They were specially thinking of those
who aren't able to take nourishment for granted
because they are poor, sick or disabled.
These are the children who need food to heal.
この本をお使いになる際には、「あなたの愛という栄養を子供がどれだけ必要としているか」ということを、どうぞ思い起こしてみてください。
ここに所狭しと並ぶ美味しそうなレシピ。
どれも「愛情」という隠し味が入っているようですが、それは、著者のみなさんが、子供のことを思いながら書いたからです。
特に、貧しかったり、病気だったり、障害を持っているために、（心の）栄養を「当然のこと」のように沢山受け取ることができないような子供のことを、思いながら書いているのです。
そういう子供こそ、心をいやす食べ物を本当に必要としているのです。
The theme of ‘Heal the World’, which has been close to my heart,
is the central theme of this book, also.
Here are recipes for the spirit.
Please make them with that in mind.
Your child is growing spirit that can be knit strong with love.
When you break an egg and measure a cup of flour,
you are magically mixing the gift of life.
The food's proteins and minerals will turn into bones and muscles,
but your feeling as you cook will turn directly into a soul.
僕が自分の中でとても大切に思ってきた「ヒール・ザ・ワールド」のテーマ(世界を癒すというテーマ）が、この本の中心的なテーマともなっています。
ここに並んでいるのは、心を育てるレシピです。
どうかそういうことを心に留めて、作ってあげてください。
愛という毛糸をまぜると、お子さんの心はぐんとたくましく編みあがるものです。
卵を割り、小麦粉を量っている瞬間に、あなたは「いのち(人生）」という贈り物を、魔法のように混ぜ合わせているのです。
食べ物に入っているタンパク質やミネラルは、骨や筋肉になりますが、料理に込められた気持ちは、じかに「ひとの心」になるのです。
It makes me happy to think
that the needs of children’s spirits are at last becoming important in this world.
Children have no power to end wars directly or to mend age-old differences.
All they can do is be themselves, to shine with gratitude and joy
when love is turned their way.
Yet isn’t that ultimately the greatest power?
In the eyes of a child you become the source of joy,
which lifts you into the special category of caregiver and life-provider.
子供の心のために必要なものについて、ようやく多くの人が真剣に考えてくれるようになり、僕はとても嬉しく思っています。
子供には、直接、戦争を終わらせたり、古くからの紛争を解決するといった力はありません。
できることといえば、ありのままでいること、そして愛を受けた時に感謝と喜びできらきらと顔を輝かせることぐらいです。
けれども究極的には、それこそが、最強の力ともいえるのではないでしょうか？
子供にとって、あなたは喜びの源になり、そして、安心を与え、いのちをはぐくむ、という崇高な使命を果たす人の仲間入りができるわけですから。
You may think that your apple pie has only sugar and spice in it.
A child is wiser
with the first bite, he knows that this special dish is the essence of your love.
「私のアップルパイなんて、お砂糖とスパイスしか入ってないわ」などとお思いかもしれませんね。
でも子供はもっと賢いものです。
たった一口で、それが、あなたの愛情がぎゅっと詰まった特別な料理だと判るのです。
Enjoy！では、お料理をお楽しみください！（さあ、召し上がれ！）
とても感動したので紹介させてください」
(ＭＪによる前書き）
To a child, food is something special.
It isn’t just a delicious taste or the vitamins that build a healthy body.
Food is love and caring, security and hope- all the things that a family can provide.
子供にとって、「食べ物」というのは、特別なものです。
ただ、味がおいしい、とか、ビタミンが健康な体をつくる、とかいうだけではなく、食べ物は、「愛」、「気遣い」、「安心」、「希望」というような、家族が子供に与えることのできる、すべてのものを意味しているのです。
Remember when you were little and your mother made a pie for you?
When she cut a slice and put it on your plate,
she was giving you a bit of herself, in the form of her love.
She made your hunger go away, and when you were full and satisfied,
everything seemed all right.
Because that satisfied feeling was in the pie,
you were nourished from a deep level.
Food is something we all need physically, but so is love,
the deeper nourishment, that turns into who we are.
小さいころ、お母さんにパイを作ってもらったのを覚えていますか？
あのパイの一切れを、あなたのお皿にのせる時、お母さんは、｢愛｣という形であなたに心を捧げてくれていたのです。
お母さんはいつもあなたの空腹を満たしてくれたでしょうし、そしてあなたはお腹さえ一杯なら、何とも幸せで満ち足りた気持ちになれたでしょう。
パイのなかにしあわせな気持ちが込もっていたので、そのお陰でみなさんは心の深い奥底から、栄養をもらっていたわけです。
私たちは食べ物なしでは生きていけませんが、「愛」なしでも生きていけません。
「愛」とは、より深いレベルで私たちが育つための栄養であり、私たちの本質を形づくるものなのです。
Think about how necessary it is to nourish a child with a bit of yourself
when you use this book.
It is full of delicious things. Every recipe has an extra ingredient of caring,
because the people who wrote them were thinking of the children.
They were specially thinking of those
who aren't able to take nourishment for granted
because they are poor, sick or disabled.
These are the children who need food to heal.
この本をお使いになる際には、「あなたの愛という栄養を子供がどれだけ必要としているか」ということを、どうぞ思い起こしてみてください。
ここに所狭しと並ぶ美味しそうなレシピ。
どれも「愛情」という隠し味が入っているようですが、それは、著者のみなさんが、子供のことを思いながら書いたからです。
特に、貧しかったり、病気だったり、障害を持っているために、（心の）栄養を「当然のこと」のように沢山受け取ることができないような子供のことを、思いながら書いているのです。
そういう子供こそ、心をいやす食べ物を本当に必要としているのです。
The theme of ‘Heal the World’, which has been close to my heart,
is the central theme of this book, also.
Here are recipes for the spirit.
Please make them with that in mind.
Your child is growing spirit that can be knit strong with love.
When you break an egg and measure a cup of flour,
you are magically mixing the gift of life.
The food's proteins and minerals will turn into bones and muscles,
but your feeling as you cook will turn directly into a soul.
僕が自分の中でとても大切に思ってきた「ヒール・ザ・ワールド」のテーマ(世界を癒すというテーマ）が、この本の中心的なテーマともなっています。
ここに並んでいるのは、心を育てるレシピです。
どうかそういうことを心に留めて、作ってあげてください。
愛という毛糸をまぜると、お子さんの心はぐんとたくましく編みあがるものです。
卵を割り、小麦粉を量っている瞬間に、あなたは「いのち(人生）」という贈り物を、魔法のように混ぜ合わせているのです。
食べ物に入っているタンパク質やミネラルは、骨や筋肉になりますが、料理に込められた気持ちは、じかに「ひとの心」になるのです。
It makes me happy to think
that the needs of children’s spirits are at last becoming important in this world.
Children have no power to end wars directly or to mend age-old differences.
All they can do is be themselves, to shine with gratitude and joy
when love is turned their way.
Yet isn’t that ultimately the greatest power?
In the eyes of a child you become the source of joy,
which lifts you into the special category of caregiver and life-provider.
子供の心のために必要なものについて、ようやく多くの人が真剣に考えてくれるようになり、僕はとても嬉しく思っています。
子供には、直接、戦争を終わらせたり、古くからの紛争を解決するといった力はありません。
できることといえば、ありのままでいること、そして愛を受けた時に感謝と喜びできらきらと顔を輝かせることぐらいです。
けれども究極的には、それこそが、最強の力ともいえるのではないでしょうか？
子供にとって、あなたは喜びの源になり、そして、安心を与え、いのちをはぐくむ、という崇高な使命を果たす人の仲間入りができるわけですから。
You may think that your apple pie has only sugar and spice in it.
A child is wiser
with the first bite, he knows that this special dish is the essence of your love.
「私のアップルパイなんて、お砂糖とスパイスしか入ってないわ」などとお思いかもしれませんね。
でも子供はもっと賢いものです。
たった一口で、それが、あなたの愛情がぎゅっと詰まった特別な料理だと判るのです。
Enjoy！では、お料理をお楽しみください！（さあ、召し上がれ！）
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