ブックトークオフ/鎌倉散歩オフ会
開催日：２０１３年６月８日（土）
自分が行きたくて実施させていただきましたが、
参加者は木月を入れて7名（1名病欠）。
皆様のお陰様で楽しい大人の遠足になりました。
以下レポートです。
●江ノ電 由比ヶ浜駅改札口に１０:００集合
間抜けな主催者は、
JR鎌倉駅で迷ってしまい、少々遅刻してしまいました！
ここで手製のお散歩マップを配って出発です。
↓
●鎌倉文学館
『太宰治VS津島修治』展開催中。
三島由紀夫の小説「春の雪」で出てくる別荘のモデルになった
旧加賀前田家の別邸を文学館にしています。（写真1）
和洋折衷でハイカラな洋館のインテリアに見とれたり
『陛下』が歩いておられそうな庭園で「金持ちっていいな」
と唸って、薔薇園を散策したり。
↓
※吉屋信子記念館、は時間を考えて省略。
↓
●コケーシカ （伝統こけしとマトリョーシカの専門店）
『乙女界の巨匠』沼田元気氏のお店です。（写真2）
私は沼田氏が発行している「こけし時代」という
こけし雑誌を購入しているので、一度是非来て見たかったです。
こけしのガチャにカービィさんがトライされていました。
しかし、「こけし=子消し、間引いた子の代わりだ〜」と
トンデモ学説を言い合う面々に、
「普通はこけしなんて『ふーん』で終わりだよ」とPenguin-blue さん
本好きが集まっていますからね（笑）
↓
●麩帆 （麩まんじゅう屋）
関西風の生麩のお店。ツルッとした麩まんじゅう購入。
お昼近くなっていたので、少しお腹に入れられたのは助かりました。
↓
※洋館・鎌倉市長谷子ども会館（旧諸戸邸）
通り過ぎてしまい、これも時間を考えて省略。
↓
●安達盛長邸跡
●甘縄神明宮
神明宮 のふもとに源頼朝の流人時代からの側近、
安達藤九郎盛長の邸宅跡(;´Д｀)ﾊｧﾊｧ/lｧ/lｧ/ヽｧ/ヽｧ
の碑があります。永井路子氏の小説「北条政子」では
頼朝と政子の間を彼が取り持っているという設定なんです。
あの兄弟でも容赦なかった頼朝に信頼されていた数少ない側近です。
昨年の大河ドラマ「平清盛」の話もちょっと出て嬉しい。
甘縄神明宮はやはりふもとに住んでいた川端康成の
「山の音」に主人公の家の裏手の神社として書かれています。
頼朝や政子や実朝が参拝していたそうで素朴で品のある雰囲気。
↓
●川端康成記念館
（川端康成旧居。外観のみ）
うろうろ探してしまいましたが、
甘縄神明宮の入口すぐ左脇でした。門のずっと手前で
囲っているけど、確かに表札には「川端」と確認しましたよー。
またこのあたり歩いていたら、加賀谷邸という
レトロでいい感じの洋館がありました。（非公開）
趣ある建物が多いエリアです。
↓
長谷寺に近くなるにつれ、"観光地"らしく人出が増えてきます。
昼食は、「散歩の達人」に紹介されていた
「しゃもじ」という和風定食屋にちょっと興味がありましたが
物凄い行列になっていたので却下。雑誌掲載の恐ろしさよ。
向かいのベルグフェルド長谷店 に入りました。
（↑「最後から二番目の恋」ロケ地の一つ！）ここで自己紹介と雑談。
↓
●駄菓子や
「お土産を買いたい」という意見があったので
長谷寺参拝の前に駄菓子やさんへ。
大仏型のあめや干菓子やグミ、シガレットととチープで可愛いお土産が。
↓
●対僊閣 （和風旅館。外観のみ）
与謝野晶子や高浜虚子、島崎藤村夫人が投宿したという
小さな和風旅館。ここが長谷寺門前町でなければ、
中々雰囲気がいい建物なのですが、人手が…
↓
●長谷寺
ここは混雑して皆さんもう「却下モード」でしたが、
一度長谷寺に参拝したかった主催者のわがままで入る事に。
実は朝鎌倉へ着いてここへ来るまで、意外だったのは
一般家庭でも紫陽花を植えている（鉢植含む）確率が高い事。
街を上げて、なんでしょうか？このお蔭で
私の「紫陽花欲」は満たされていまして、
正直長谷寺の有名な散策路の紫陽花は見なくても良い状態に。
整理券配布で30分待ちの散策路は避けて巨大観音像や
りーさんお勧めの洞窟をまわりました。
↓
●鎌倉いとこ
お土産屋その��.かぼちゃきんつばのお店です。
ここで結構時間が早かったので（13:00過ぎ位？）
高徳院の大仏も見て来ようという事に。
↓
●高徳院（鎌倉大仏）
ここへ行く参道がまた"ザ・観光地"といった感じ。
そして折角ついたのに一人として入場料（拝観料）払わず、
外の塀ごしに大仏をチラ見する面々…
↓
夜予定のあるというカービィさんに合わせて
適当なお店でお茶してブックトーク⇒解散という事に…
鎌倉駅の方へ走る県道311号線を歩いていくと
「古民家スタジオ・イシワタリ」という家屋で
「ベトめし屋」というカフェが開かれていたので入りました。
↓
http://
庭付きの古民家でベトナム風カフェをやっていまして
（いい意味で）チープで親戚の家で過ごしているような気安さでした。
ここは、後で調べたら何と6月8日（土）/9日（日）の
期間限定で開催されていたと判明しました。
う〜ん、私たちラッキー！
ここで、皆さんの本紹介。鎌倉がらみのものやそうでないものも。
○木月
「春の雪」 三島 由紀夫 著 新潮文庫
「山の音」 川端 康成 著 岩波文庫
○KURO さん
「あのひとは蜘蛛を潰せない」 彩瀬 まる 著 新潮社
○Penguin-blueさん
「文豪たちの手紙の奥義―ラブレターから借金依頼まで」
中川 越 著 新潮文庫
「英国人写真家の見た明治日本」ハーバート・G・ポンティング 著
講談社学術文庫
「冬のかたみに」 立原 正秋 著 新潮文庫
○りーさん
「春の雪」 三島 由紀夫 著 新潮文庫
「仙境異聞・勝五郎再生記聞」 平田 篤胤 著 岩波文庫
○アオさん
「新世界より」(上)（下） 貴志 祐介 著 講談社文庫
「脂肪のかたまり」 ギー・ド モーパッサン 著 岩波文庫
○カービィさん
「ラング世界童話全集〈6〉ちゃいろの童話集」
アンドリュー ラング 著 / 川端 康成 著 / 野上 彰 訳 偕成社文庫
○hiroさん
「キミノ名ヲ。」 梅谷 百 著 アスキーメディアワークス
木月とりーさんはこの日に合わせて三島「春の雪」を持参。
折角の名文、薫り高い恋愛小説の名作に対して
「（主人公の清顕って）クズですよねー。」という点で意見の一致。
三島作品に対して…！（でもホントDQNそのものなんですよ）
アオさんは書籍を持参していなく、スマホで書籍を検索しての
エア（！）ブックトークでした。
hiroさんご紹介の本は何と南北朝時代にタイムスリップしたヒロインが
大塔宮護良親王と恋に落ちるという（大ヒットした）携帯小説。
大塔宮が出てくる携帯小説って！色んな意味でビックリ。
時間になったので、出て、道沿いにしばらく行ってから
個性的な建築、寸松堂（鎌倉彫のお店）のおじさんに
最寄の和田塚駅への道を伺いました。
この最後の江ノ電の線路沿いの道が凄く狭くて、
柵ごしに江ノ電が走って、結構忘れられない道でした（写真3）
鎌倉駅に到着して、ここで解散。
計画当初は全部回れるか不安でしたが、かなり予定通りにいって
あわただしくもブックトーク出来て大変満足でした。
参加の皆さんには心から感謝いたします。
もし機会があれば、秋にまた鎌倉行オフもしてみようかな？
と思いました。
木月 拝
開催日：２０１３年６月８日（土）
自分が行きたくて実施させていただきましたが、
参加者は木月を入れて7名（1名病欠）。
皆様のお陰様で楽しい大人の遠足になりました。
以下レポートです。
●江ノ電 由比ヶ浜駅改札口に１０:００集合
間抜けな主催者は、
JR鎌倉駅で迷ってしまい、少々遅刻してしまいました！
ここで手製のお散歩マップを配って出発です。
↓
●鎌倉文学館
『太宰治VS津島修治』展開催中。
三島由紀夫の小説「春の雪」で出てくる別荘のモデルになった
旧加賀前田家の別邸を文学館にしています。（写真1）
和洋折衷でハイカラな洋館のインテリアに見とれたり
『陛下』が歩いておられそうな庭園で「金持ちっていいな」
と唸って、薔薇園を散策したり。
↓
※吉屋信子記念館、は時間を考えて省略。
↓
●コケーシカ （伝統こけしとマトリョーシカの専門店）
『乙女界の巨匠』沼田元気氏のお店です。（写真2）
私は沼田氏が発行している「こけし時代」という
こけし雑誌を購入しているので、一度是非来て見たかったです。
こけしのガチャにカービィさんがトライされていました。
しかし、「こけし=子消し、間引いた子の代わりだ〜」と
トンデモ学説を言い合う面々に、
「普通はこけしなんて『ふーん』で終わりだよ」とPenguin-blue さん
本好きが集まっていますからね（笑）
↓
●麩帆 （麩まんじゅう屋）
関西風の生麩のお店。ツルッとした麩まんじゅう購入。
お昼近くなっていたので、少しお腹に入れられたのは助かりました。
↓
※洋館・鎌倉市長谷子ども会館（旧諸戸邸）
通り過ぎてしまい、これも時間を考えて省略。
↓
●安達盛長邸跡
●甘縄神明宮
神明宮 のふもとに源頼朝の流人時代からの側近、
安達藤九郎盛長の邸宅跡(;´Д｀)ﾊｧﾊｧ/lｧ/lｧ/ヽｧ/ヽｧ
の碑があります。永井路子氏の小説「北条政子」では
頼朝と政子の間を彼が取り持っているという設定なんです。
あの兄弟でも容赦なかった頼朝に信頼されていた数少ない側近です。
昨年の大河ドラマ「平清盛」の話もちょっと出て嬉しい。
甘縄神明宮はやはりふもとに住んでいた川端康成の
「山の音」に主人公の家の裏手の神社として書かれています。
頼朝や政子や実朝が参拝していたそうで素朴で品のある雰囲気。
↓
●川端康成記念館
（川端康成旧居。外観のみ）
うろうろ探してしまいましたが、
甘縄神明宮の入口すぐ左脇でした。門のずっと手前で
囲っているけど、確かに表札には「川端」と確認しましたよー。
またこのあたり歩いていたら、加賀谷邸という
レトロでいい感じの洋館がありました。（非公開）
趣ある建物が多いエリアです。
↓
長谷寺に近くなるにつれ、"観光地"らしく人出が増えてきます。
昼食は、「散歩の達人」に紹介されていた
「しゃもじ」という和風定食屋にちょっと興味がありましたが
物凄い行列になっていたので却下。雑誌掲載の恐ろしさよ。
向かいのベルグフェルド長谷店 に入りました。
（↑「最後から二番目の恋」ロケ地の一つ！）ここで自己紹介と雑談。
↓
●駄菓子や
「お土産を買いたい」という意見があったので
長谷寺参拝の前に駄菓子やさんへ。
大仏型のあめや干菓子やグミ、シガレットととチープで可愛いお土産が。
↓
●対僊閣 （和風旅館。外観のみ）
与謝野晶子や高浜虚子、島崎藤村夫人が投宿したという
小さな和風旅館。ここが長谷寺門前町でなければ、
中々雰囲気がいい建物なのですが、人手が…
↓
●長谷寺
ここは混雑して皆さんもう「却下モード」でしたが、
一度長谷寺に参拝したかった主催者のわがままで入る事に。
実は朝鎌倉へ着いてここへ来るまで、意外だったのは
一般家庭でも紫陽花を植えている（鉢植含む）確率が高い事。
街を上げて、なんでしょうか？このお蔭で
私の「紫陽花欲」は満たされていまして、
正直長谷寺の有名な散策路の紫陽花は見なくても良い状態に。
整理券配布で30分待ちの散策路は避けて巨大観音像や
りーさんお勧めの洞窟をまわりました。
↓
●鎌倉いとこ
お土産屋その��.かぼちゃきんつばのお店です。
ここで結構時間が早かったので（13:00過ぎ位？）
高徳院の大仏も見て来ようという事に。
↓
●高徳院（鎌倉大仏）
ここへ行く参道がまた"ザ・観光地"といった感じ。
そして折角ついたのに一人として入場料（拝観料）払わず、
外の塀ごしに大仏をチラ見する面々…
↓
夜予定のあるというカービィさんに合わせて
適当なお店でお茶してブックトーク⇒解散という事に…
鎌倉駅の方へ走る県道311号線を歩いていくと
「古民家スタジオ・イシワタリ」という家屋で
「ベトめし屋」というカフェが開かれていたので入りました。
↓
http://
庭付きの古民家でベトナム風カフェをやっていまして
（いい意味で）チープで親戚の家で過ごしているような気安さでした。
ここは、後で調べたら何と6月8日（土）/9日（日）の
期間限定で開催されていたと判明しました。
う〜ん、私たちラッキー！
ここで、皆さんの本紹介。鎌倉がらみのものやそうでないものも。
○木月
「春の雪」 三島 由紀夫 著 新潮文庫
「山の音」 川端 康成 著 岩波文庫
○KURO さん
「あのひとは蜘蛛を潰せない」 彩瀬 まる 著 新潮社
○Penguin-blueさん
「文豪たちの手紙の奥義―ラブレターから借金依頼まで」
中川 越 著 新潮文庫
「英国人写真家の見た明治日本」ハーバート・G・ポンティング 著
講談社学術文庫
「冬のかたみに」 立原 正秋 著 新潮文庫
○りーさん
「春の雪」 三島 由紀夫 著 新潮文庫
「仙境異聞・勝五郎再生記聞」 平田 篤胤 著 岩波文庫
○アオさん
「新世界より」(上)（下） 貴志 祐介 著 講談社文庫
「脂肪のかたまり」 ギー・ド モーパッサン 著 岩波文庫
○カービィさん
「ラング世界童話全集〈6〉ちゃいろの童話集」
アンドリュー ラング 著 / 川端 康成 著 / 野上 彰 訳 偕成社文庫
○hiroさん
「キミノ名ヲ。」 梅谷 百 著 アスキーメディアワークス
木月とりーさんはこの日に合わせて三島「春の雪」を持参。
折角の名文、薫り高い恋愛小説の名作に対して
「（主人公の清顕って）クズですよねー。」という点で意見の一致。
三島作品に対して…！（でもホントDQNそのものなんですよ）
アオさんは書籍を持参していなく、スマホで書籍を検索しての
エア（！）ブックトークでした。
hiroさんご紹介の本は何と南北朝時代にタイムスリップしたヒロインが
大塔宮護良親王と恋に落ちるという（大ヒットした）携帯小説。
大塔宮が出てくる携帯小説って！色んな意味でビックリ。
時間になったので、出て、道沿いにしばらく行ってから
個性的な建築、寸松堂（鎌倉彫のお店）のおじさんに
最寄の和田塚駅への道を伺いました。
この最後の江ノ電の線路沿いの道が凄く狭くて、
柵ごしに江ノ電が走って、結構忘れられない道でした（写真3）
鎌倉駅に到着して、ここで解散。
計画当初は全部回れるか不安でしたが、かなり予定通りにいって
あわただしくもブックトーク出来て大変満足でした。
参加の皆さんには心から感謝いたします。
もし機会があれば、秋にまた鎌倉行オフもしてみようかな？
と思いました。
木月 拝
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