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ブックトークオフ――読書会コミュの★オフ会レポート第2部 第7回ブックトークオフ 2010.4.24

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★オフ会レポート第1部 第7回ブックトークオフ 2010.4.24
http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=52637983&comm_id=4501801

上記トピックの続きです。まずは「第1部」を読んだ後に、このトピックをお読み下さい。






.(第2部)


.【7】 やまと豚セイロ蒸し篇


 それは、圓子さんが本の紹介をしようと、二言三言、話をしようとしたときだった。

 大きな大きなセイロが2つ、運ばれてきた。それは衝撃的な大きさのセイロだった。そして、セイロの蓋が開けられたときの、湯気と美味しい香りと、その見た目の凄さ……。

 美味しいものを、温かな美味しいうちに食べよう。ということで、ポン酢に付け、食べることとなった。

 たぶん、圓子さんは本の紹介をするために、数分間前からドキドキと心の準備をしていたと思うのだ。

 このレポートを読んだ人は、憤慨しているかもしれない。大事な本の紹介をストップして、料理を食べるとは何事だ、と。

 何が正しいことなのか。難しい問題は多い。熱く本の紹介をしようと思っていたところを止められるというのは、酷い話かもしれない。すまん、圓子さん。しかし、もう一度同じ状況があったなら、どうするか……。

 とにかく、衝撃的な「やまと豚セイロ蒸し」だったのである。

 豚の下には、この頃高級品とニュースで流れていたキャベツがどっさりと。彩りも工夫されている。蓋を開けたときのインパクト、見た目、もちろん味も美味しい。

 面白い本は中身だけでなく、タイトルやカバーも素晴らしい。そんなことを思われる料理だった。



.【8】 急ぎ足のB面


 実にせわしなく、わたわたと、B面の紹介が行われた。終了時間は、22時15分と決まっている。なおかつ、書いてもらうアンケートもある。本の集合写真もある。僕としては、「巻き」のサインを送り、速い進行を望んだのだが、本の紹介というのは、どうしても遅延行為が多くなる。次回のオフ会では、イエローカードでも導入しようか……。


☆ nina_oleneさん
『イギリスの手づくりの生活誌』 ジョン・セイモア 東洋書林
『東京右往左往』 モリナガ・ヨウ 大日本絵画

☆ ガンチャンさん
『いま、会いにゆきます』 市川拓司 小学館文庫

☆ JACKさん
『NASAより宇宙に近い町工場』 植松努 ディスカバー21

☆ 圓子さん
『アイヌ民族の奇跡』 淀川健治 山川出版

☆ いまむら
『若い読者のための短編小説案内』村上春樹 文芸春秋

☆ みるたむさん
『悪意』 東野圭吾 講談社文庫

☆ ぴんこさん
『神の子どもたちはみな踊る』 村上春樹 新潮文庫
『沈黙』 村上春樹 全国学校図書協議会

☆ いのっちさん
『赤朽葉家の伝説』 桜庭一樹 東京創元社

☆ ないとめあさん
『リンゴが教えてくれた事』 木村秋則 日経プレミアシリーズ

☆ はなもげらさん
『ネコさまとぼく』 岩合光昭 新潮文庫

☆ naokiさん
『さらば、夏の光よ』 遠藤周作 講談社文庫


 A面以上に(と言っていいほど)個性的な本が揃ったような気もする。

 凄いなと個人的に感じたのは、nina_oleneさんの紹介本だ。「えっ」と思わせる本を毎回用意してくるように思う。彼女は、本のセレクトのために3日くらい徹夜をしているのではないだろうか。マニアックという表現は該当しないし、センスの良いセレクトなのだ。ミニオフの企画も、ユニークだし。一度、nina_oleneさんの部屋にお邪魔して、本棚を見せて欲しいと思うのは、僕だけではないだろう。



.【9】 今月のnaoki賞


 第2回となるnaoki賞は、恒例といっていいだろう。


 ◎ naoki賞 : ないとめあさん

「目を見張る飲みっぷりに。初めて三次会まで引っ張っていった功績を称えて」
(naokiさんのコメント)


 この日のないとめあさんは凄かった。B面の本の紹介のときなど、話が終わらないのである。おまけに、口調もロレロレとなり、世界で一番シアワセそうな表情をしていた。
 ないとめあさんの、本と酒の世界はまだまだ深いものがあると感じさせるものだった。

 まだまだ、物語は始まったばかりなのかもしれない。



.【10】 やさしい白石温麺と杏仁豆腐


 とにかくこの日のオフ会では、みんな相当に飲んだ。最後の食事は、嬉しい麺だ。白石温麺は、東北ではそれなりに馴染みの麺でもある。しかし、この店のはスペシャルなのだ。食べて、飲んだ後に、するりと口に入る。たぶん、女性にも喜ばれる料理だろうと思う。

 杏仁豆腐は器がおしゃれだった。コースには、デザートがなければならない。このデザートの美味しさで、コースの評価が決まったりもする。

 「このお店でまたオフ会を。今度はぜひ、おでんを!」という声を、帰りに何人かから言われた。これだけ食べて、これだけ飲んで、4000円というのは、ちょっと無いだろう。

 ちなみに今回の「ゑーもん」というお店。駅からちょっと離れている。たぶん、離れたくらいのお店の方が、いいような気がする。本だってそうだ。目立つところに平積みされている本よりも、ちょっと奥の棚に、ひっそりと置かれている本の方が、面白かったりするものだ。



.【11】 読書会を名乗らないブックトークオフ


 最近、「読書会」なるものが雑誌などで紹介されることが多くなってきた。「そんなに流行っているの?」という疑問はあるが、とにかく世間では読書会に参加して自分自身のセイチョウに役立てている人が多いみたいだ。とある雑誌には、そんな読書会の選び方、のようなものが書かれていた。

 いくつかのポイントがあるようだが、一番はなんといっても代表者がどういう人か、というのが問題のようだ。どうやっても、その読書会には代表者の人柄が出てくる。ブックトークオフに参加する人であれば、naokiさんのプロフィールを見ることで、判断するのだろう。あまり悪い人であれば、問題だ(笑)。

 ブックトークオフの管理人naokiさんには、この先もがんばってもらいたいと思う(ヨイショ)。

 それから、これは大切だな、と思ったポイントとして、「内輪だけで固まらない」というようなことがあった。初参加の人としては、あまり内輪の会だと入りにくかったりするのだろう。しかし、複数の人が集まれば、派閥みたいなものはできる。いい悪いでなく、仲間意識のようなものもでてくる。
 振り返って考えてみると、ブックトークオフという会は、はじめての参加者にあまりやさしくないような気がする。初参加で、開会や閉会の挨拶をさせられたりと、まったく驚く状況だ。特に理由はなく、なんとなくそうなっているのだが。

 しかし、初参加だから特別ということはない。誰でも同じく、男女も年齢も読書量も関係なく、本について自然に語り合えるのがブックトークオフの良さなのだろうと思う。


 ブックトークオフでは、今回から「はじめて枠」という制度が導入された。全国に数百もあると言われている読書会の中で、こうした制度を取り入れているのは、ブックトークオフくらいではないだろうか。

 ブックトークオフは、僕が思うに、身近に感じて欲しい読書会だ。大量の本を読まなければ、などと考える必要はない。何かのためにならなければ、なんてことを考える必要もない。一冊の本への想いがあれば、その本を握り締めて参加して欲しい。そんな語らいが、楽しいはずなのだ。

 ちなみに、ブックトークオフの紹介欄には、「読書会」という言葉は無い。そのあたりが、ブックトークオフのささやかなコダワリかもしれない。



.【12】 ブックトークオフの特徴


 余談の話は続く。

 もう少し、ブックトークオフの特徴について書いてみる。これだけ特徴があるならば、雑誌の取材とかがあってもよさそうなのだが、いまだに無いようだ。

(1)管理人がテレビメディアに登場

 なんというか、総理大臣の討論について、専門家としてコメントしている。ただ単にテレビに出たとかいう話ではない。すごいことだ。

(2)異常に高いオフ会参加率

 ブックトークオフのコミュニティ参加者は、まだ100人に達していない。その状態で、毎月10人以上のオフ会参加というのは、かなりの高い参加率のはずだ。

(3)安く、美味しい料理

 美味しい料理と食べながら、というのはそれなりにある話だ。しかし、「安く」「美味しい」というこの2つが、一緒になることは、なかなか簡単ではない。安いということは、幅広い年齢層ということにも繋がる。より話に幅が出てくる。

(4)オフ会レポートがやたらと長い

 中身があるかどうかは、わからない。しかし、長いレポートであるということは、ひとつの事実である。
 世の中で大切なことのひとつは、差別化である。他と何が違うか。いくつかの読書会が並んだときに、なんとなく違う、ではなく、明確な違い、があるべきなのだ。


 ブックトークオフは別に有名にならなくてもいい。内輪で楽しめることが、大切なのだ。それに、参加者があまり多すぎては困ってしまう。しかし、1回くらいどこかの雑誌に出ることがあってもいいんじゃないかと思っている。

 というのは、参加者が楽になるのでは、と思うのだ。

 例えば、神奈川に住む会社員J氏(愛する奥さんと可愛い子供が2人)は、オフ会に参加するのが大変そうなのだ。家庭を持っている人の中には、土曜日は家族の日に決めている、という人もいる。

 「なんだかわけのわからない集まりに行っているのでは?」
 「ひょっとしてウワキをしているのでは?」
 「これ以上、狭い家に本が増えたら困るんだけど。ぶつぶつ」

 こんなことで、参加者の家族から、ブックトークオフに冷たい視線があるのかもしれない。

 ブックトークオフなるものが、より有名になったならば、少しは意味のあるところに参加しているのかな、という気持ちにもなるのかもしれない……。


 ということを書いたけれど、あまり有名にはならないような気もする。マイナーであることにも良さはある。内輪で楽しくやっていきましょう。



.【13】 ばたばたと終了


 最後の数分ほどで、アンケートを書いてもらう。そして、この日の会費を徴収。ぴたりと人数分の金額が合う。ある意味で当たり前のことなのだけど、嬉しいことだ。

 考えてみると、この日は席替えが無かった。動くスペースも無かったのだが。でも、この人数だったならば、これもまた良いのだろうと思える。

 満腹なのだけれど、「この店のおでんはどんな味なのだろう」という想いを胸に抱き、駅へと歩くのであった。



 と、ここで終わりとならないのが、この日だった。なんと、2次会に行くことになる。北千住で行われた伝説の第2回オフ会以来である。
 帰る人もいたわけだが、軽くルノアールで、2つのテーブルに分かれ、語り合う。ちなみに僕は、「温泉オフをやろう」というアピールを。

 あっという間に時間は流れ、3次会に行く人もいた。女性に囲まれ、naoki賞受賞のN氏は、幸せそうな様子だった。


 ブックトークオフが本格的に動き出して、約半年くらいだろうか。ドラマで言えば、2クールが終わったところだ。

 これから何が起こるのか。誰にもわからない。






◇ 管理人+名札作成担当+受付・総括責任者:naokiさん
◇ カメラ記録担当:JACKさん
◇ 副管理人+店予約担当+レポート担当:いまむら

(注意)
・掲載の写真は、JACKさんの撮影です(角度によって、はなもげらさん撮ってくれたようです)。
・本のリスト作成は、いのっちさん+JACKさん+いまむらによるものです。違っている部分などあれば連絡をお願いします。
・このレポートの文責はいまむらにあります。


コメント(8)

第2部が遅くなりました。
すみません!!

なんというか、遅くなってしまいました。

遅い=遅筆堂文庫=井上ひさし、となり、
まあ、原稿が遅れるのも、それはそれでひとつのあり方だろう、と勝手に言い訳するのですが(笑)。

次回はもう少し早くUPするようにします。

この写真は僕の撮ったものでした。
いのっちさん

レポートはもっともっと長くしたいという野望があるのですが(笑)。

次のオフ会。飲みながら、入力してもいいのかな、と思ったりしています。
 いつも長編のオフ会レポート、ありがとうございます。

 美味しい料理と楽しいブックトークが思い出されます。
 あの値段で良かったのでしょうか?
 かなりサービスしてもらって申し訳ないくらいでしたね。

 某Jさんの家庭では、小さな子供を嫁さんに任せて出掛けると、穴埋めにいろいろしなければならないようです。次の日はJさんが子供の面倒を見て嫁さんが出掛けるとかですね(笑) もう少し子供が大きくなれば自由度が上がるようですが・・・。

 また参加しますので、みなさんよろしくお願いします。
JACKさん

次回この店に予約するとき、どーしようかと思ってしまいます。
「まけてください。サービスしてください」というのはできるのですが、
それでいいのかな、と(笑)。

お店としては、次に来て欲しい、ということでのサービスだと思うのですが、同じ値段でいいのかと……。
nina_oleneさん

本のセレクトって、ついつい読み出してしまって、時間が過ぎてしまった、ということもあるように思います(笑)。

本棚の写真とかを持ってきてらもうのも、面白いかもしれないですよね。

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