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ブックトークオフ――読書会コミュの★オフ会レポートその1第4回ブックトークオフ 2010/1/30

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 オフ会レポート 第4回 ブックトークオフ
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・日時:2010年1月30日(土)18:50集合 19:15から22:15
・場所:JR神田駅東口集合 台湾屋台 海老寿 http://r.gnavi.co.jp/g830600/
・参加者:12人(男性5人・女性7人)(初参加6人・複数回参加6人)

[参加者]

みるたむさん
はなもげらさん
クリスティーヌさん
いまむら
なおさん
Luc_aさん
おなかさん
JACKさん
naokiさん
いのっちさん
nina_oleneさん
アオさん



※ イベントのトピック
http://mixi.jp/view_event.pl?id=48678750&comm_id=4501801

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.【1】 12人がいる!


「全員の話が聞けてよかった」

 この声が今回のオフ会の一番の印象だった。

 2010年最初のオフ会は、15人定員制にしようということになった。前回(昨年12月の第3回オフ会)の29人では多すぎて話ができなかったということで、このようになった。29−15は14である。14人もの「参加したいけれど参加できない」という人が出てきたかというと、そういうことは全くなく、今回の参加者は12人だった。

 一般的なテーブルでは6人が座れることが多い。その6人のテーブルが横に並んでいる状態。ちなみに、同じ料理が2つのテーブルに。ある意味で、よくある飲食店の景色だ。

 どのくらいの人数がこのブックトークオフに適してるか、これまでいろいろと話があった(まあ、ゆるゆるとだが)。
 12人という人数が、全員の話を聞くことができ、またテーブルでの細かな話もでき、ジャストフィットなのかもしれない。とにかく、ストレスなく、みんなが楽しめたのではないだろうか。
 例えば、文庫本のブックカバーなる存在が、すべての文庫本にぴたりと収まるわけではない。でも、ぴたりと合うブックカバーも存在する。特に大きな声でいうことではないけれど、そこにはささやかな幸せみたいなものがある。


 今回のオフ会でのジャストフィットは時間にもあった。お店の予約は3時間でお願いしている。通常、コース料理飲み放題の場合は、2時間や長くて2時間半だ。よくよく探すと、たまに3時間でもいいよ、というのが存在する。本の話をしていると、あっという間に時間が過ぎていくのだ。
「軽い自己紹介」「本の紹介」「(やや早めに進めましょう)B面の本の紹介」、ひとりひとり、急がすこともなく、ゆるゆると、じっくりと話をすることができて、だいだいジャストの時間だった。

 もちろん、試行錯誤の部分は続くし、どのような展開がこれからあるのかはわからない。しかし、シンプルに、楽しい1月のとある土曜日の夜だった。



.【2】 待ち合わせ、そして台湾へトリップ


 このレポートも数ヶ月連続していることで、もうこの待ち合わせというドキドキ感について書くことは無いのかもしれない。naokiさんは、「ブックトーク オフ会」という看板を手にしている。しかし、手にしていないくても、なんとなくわかるだろう。それなりに回数を重ねると、なんとなく雰囲気というものが出来てくるのだ。

 参加者が来て、ひっそりと頭を下げる。そこでnaokiさんは、出席簿にチェックを入れる。

 今回のオフ会は、新たなる歴史の始まりとなる。なんと、男性が5人に対し、女性が7人という、女性の方が多数。これは今年の傾向なのか、それとも1回だけのことなのか。ちなみに初参加は、6人。前回の29人のオフ会ではほぼ全ての参加者が目をキラキラさせて、「楽しかったです!また参加します!」と言ってくれたが、第3回に初参加して今回も連続参加というのは、2人だけだった。

 年齢的には、20代から50代と幅が広い(確か今回10代はいなかったと思う)。しかし、気持ちの年齢はみんな同じくらいだろう(と勝手に思っている)。

 この日の会場は少しばかり歩いたところにある。7時くらいに人数が揃ったところで、とろとろと出発する。旗は無い。人数が多いとガイドさんも必要かなぁ、なんて漠然と思ったりする。

 神田の大通りを歩き(ぞろぞろ)、小道に入り(ぞろぞろ)、図書室の隣を通り(ぞろぞろ)、お店へと入る。

 今回のお店は、台湾料理。中華ではなく、あくまでも台湾料理だ。

 和風の居酒屋で鍋を食べるのもいい。しかし、毎回それでは飽きてしまう。オフ会での世界ツアーというのが目指すところだ。ブックトークオフの面白さはノンジャンルで、いろいろな本が出てことである。同じように、オフ会での料理も、世界各国のものを食べていきたい。最近は読書会なるものが流行っているらしい。ブックトークオフは、他とは違うものでありたい。ハートのあるオフ会であると同時に、安く美味しいものを食べる会でもありたいのだ。

 ちなみに、この会の最初にちょっとしたお願いをした。「残さずに全部食べましょう」というものだ。前回のオフ会では、食べない人が多かった。まあ、忙しかったようなのだが。

 台湾屋台 海老寿というお店は、雰囲気が台湾の屋台という感じだ(行ったことはないが)。1階のフロアの奥の席のテーブルが予約席となっていた。今回は座席の指定はなく、どどどーっと席に座ってもらうことになる。僕は一番最初に奥の席へと座る。



.【3】 座席と料理


 今回のレポートも、それなりに時間の流れで書いていきたい。まずは、座席について。

   なお・Luc_a・おなか         JACK・naoki・いのっち
  ┌──────────┐    ┌──────────┐ 
  │    テーブル     │    │    テーブル     │ 
  └──────────┘    └──────────┘ 
いまむら・クリスティーヌ・はなもげら みるたむ・アオ・nina_olene

 6人の座るテーブルが2つ並んでいて、ぜんぶで12人。まずは、ビールで乾杯。そして、サラサラと自己紹介が行われる。だいたいの読書傾向などについて。皆さん、少しばかり緊張していたような雰囲気も。そこに、料理が出てくる。
 ええと、実を言うとこの自己紹介の時間について、クリスティーヌさんの「恥ずかしい名前で申し訳ないのですが」と言ったのは覚えているが、それ以外について、僕の記憶はぽっかりと抜けている。おなかさんの自己紹介で僕は固まってしまったのだった。なんと、過去に会っている人だった。人生、何が起こるかかわらない。おなかさんの顔について、まあ忘れていたわけで、まったくごめんなさいでした。
 ということで、このレポートでは自己紹介は適当にして、主役と言える料理について説明したい。

・前菜の盛合せ
・エビチリ
・牛肉とニンニクの芽の炒め物
・台湾野菜の炒めもの・空心菜?

 小皿に取り、あれこれを食べる。美味しい。台湾料理というのは、勢いよく炒め、出来たてをテーブルに出してくれるというイメージがあるが、まさにそうした料理だった。オフ会はライブでもあるので、勢いのある料理というのは大事なことだろう。
 飲み物についても、飲み放題メニューを見て各自が注文していく。元気な店員さんが、それを暗記しようとする。おおすごいなさすがにプロだと思うのだが、この店員さんはメモ帳を手に戻ってくることを2回も行い、いいパフォーマンスを見せてくれる。

 今回のメンバー。前回もそうだが、あまり酒は飲まない。紹興酒を飲むことにしたのは、僕といのっちさんとnina_oleneさんの3人だった。ちなみに、いのっちさんとnina_oleneさんは、壁側の席で、身体半分を全体の方に向けているのだが、その酒を手にしている姿が格好良かった。思いっきり、飲み慣れている大人の女性というか。酒を飲む手の動き、これは本を持つ手の動きと共通しているものがある。どんな本が紹介されるのか、ドキドキさせる飲み方だった。



.【4】 最初の本の紹介


 さっそく本題となる、紹介された本について。発表順は、みるたむさんから。ブックトークオフCEOのnaokiさんが発表順を決めるわけだが、ちょっと疲れているような決め方だったように思う(笑)。どのような発表順を指定するのか、意表を突いたものか、スタンダードなものか、次回開催を楽しみにしたい。皆さんもぜひ注目してください。


・みるたむさん
http://mixi.jp/show_friend.pl?id=688883
『この闇と光』 服部まゆみ 角川文庫

 力を込めたスピーチがここにはあった。本の内容などについての話はいっさいない。何を話してもネタバレになる、というのだ(笑)。なんだかおもしろそうだ、という「ウォーぉー」という声が上がる。

 なんというか、先の見えないドキドキさからのスタートなのだった。明確な「何か」ではなく、アピールこそが大切なのだ。サッカーで開始早々に、大きなチャンスがあったりする。そんな最初の紹介だった。


・はなもげらさん
http://mixi.jp/show_friend.pl?id=5279180
『裸でも生きる――25歳女性起業家の号泣戦記』 山口絵理子 講談社BIZ

 2冊目の本の紹介で、急激にこの会は動いていく。どちらかというと、これまであまり出なかったような本の紹介で、みんな身体が前のめりとなる。話を聞いていると、すごく面白そうなのだ。そして、とある声があった。「すみません。かぶってしまいました」と。

 なんと、はなもげらさんの正面の席に座る、おなかさんがこの本を取り出した。これまで、「本がかぶらないもんですね」という話はあった。いつか、どこかで、同じ本が紹介されることもあるかもしれない。そうした予想はあった。しかし、あるとしたら人気の小説とかになると思っていた。全くの初めての参加者の紹介するこの本が、かぶるとは……。歴史の瞬間に、この12人は居合わせることとなった。


・クリスティーヌさん
http://mixi.jp/show_friend.pl?id=18742846
『三酔人経綸問答』 中江兆民、桑原武夫、島田虔次 岩波文庫

 なんとここで岩波文庫の登場。ここまでの3冊で、ブックトークオフが全く新たな方向に向かっていることがわかる。クリスティーヌさんは、たぶん今回のメンバーでは最も若手の方だろう。この本の話に、圧倒されてしまう。そして、この本を手にすることで、また驚く。活字が小さいのだ。小さな活字にもっと小さなルビがついている。

 ここで話は、昨今の本のスカスカ状況について、展開していくのであった。


・いまむら
http://mixi.jp/show_profile.pl?id=764979
『砂のクロニクル』 船戸与一 毎日新聞社

 この本を開くと思いの外、歓声が上がった。こんなに受けるとは思っていなかった。たぶん、クリスティーヌさんの小さな活字の岩波文庫が、いいアシストになったのだろう。ごっつぁんゴールのような感覚だった。

 冒険小説の「完璧」、と帯に書かれているこの本は、なんと3段組なのである。1600枚の小説を、少しでも価格を抑えようとということで、この三段組みが選択された。その内容も、編集者の想いも、力強い本なのだ。


・なおさん
http://mixi.jp/show_friend.pl?id=5883384
『だからきみがいる―11のポップアップでたのしめるせいめいのれきし』 ニール レイトン、からさわ のりゆき、 いまいずみ ただあき フレーベル館

 ここでこの日のブックトークオフは大興奮へと突入する。まだ5人目なのだが(笑)。前回から連続参加のなおさんは、司書を行っている。小学生に読み聞かせを行うように、このポップアップを紹介してくれた。

 こうしたレポートにおいて、「その場で話を聞かないとわからないよ」というのはちょっとした逃げであって、あまり褒められる書き方ではない。いかにこの興奮を文章として伝えるかが、レポーターとしての努めだ。しかし、この本の3ページ目(確かこのくらい)を開いたときのこの場の衝撃を文章にするのは僕には無理だ。

 ぜひ、本屋さんでこの本を探して下さい、と言いたいところだが、絶版になっている様子。アマゾンではマーケットプレイスに1冊あったが、定価の3倍くらいの価格になっていた。


・Luc_aさん
http://mixi.jp/show_friend.pl?id=428776
『うさぎさんてつだってほしいの』 シャーロット・ゾロトウ、モーリス・センダック(イラスト)、こだまともこ訳 冨山房

 絵本の登場である。地球が始まり、人類に多くの出来事があり、その行き着いた先にあるような、やさしい、独特の絵がここにはあった。なんと言っても、紹介するLuc_aさんの表情が、うさぎさんのようにやさしいのだ。


・おなかさん
http://mixi.jp/show_friend.pl?id=456113
『裸でも生きる――25歳女性起業家の号泣戦記』 山口絵理子 講談社BIZ
『裸でも生きる2 Keep Walking私は歩き続ける』 山口絵理子 講談社BIZ

 はなもげらさんとだぶってしまったこともあり、パート2の本も出して紹介してくれた。同じ本について、2人のメンバーから熱く語られるのは強烈である。ついつい気になる。


・JACKさん
http://mixi.jp/show_friend.pl?id=24303734
『ヒルクライマー』 高千穂遙 小学館

 JACKさんは丁寧にこの本のストーリーについて説明してくれた。自転車が主役といえる小説である。この本については、作者・高千穂遙の体重がいかに減ったか、ということが大きな話題となった。

・naokiさん
http://mixi.jp/show_friend.pl?id=404841
『ゼウスガーデン衰亡史』 小林恭二 ハルキ文庫

 naokiさんは右手を強く握りしめながら、小林恭二の面白さについて語るのであった。その面白さのわりには、意外と読まれていなかったりもする。


・いのっちさん
http://mixi.jp/show_friend.pl?id=23155243
『レインツリーの国』 有川浩 新潮社

 前回から連続参加のいのっちさんの席は、僕からちょうど対角線の位置にある。前回も同じように遠かった。しかし、本についての想いは遠くの席でも伝わってくるのだ。有川浩というと、『図書館戦争』というイメージがあるが、こっちもいいんだよ、と熱く熱く語ってくれた。


・nina_oleneさん
http://mixi.jp/show_friend.pl?id=24945807
『ドリアン・グレイの肖像』 オスカー ・ワイルド 新潮文庫

 初参加のnina_oleneさんの紹介は、このブックトークを引き締めるものだった。海外のしっかりとした読み物がでてくるのは嬉しい。歴史があり、長く読まれている本には、それだけの理由がある。個人的に、僕はこの本がちょっと気になっているところだ。


・アオさん
http://mixi.jp/show_friend.pl?id=9345418
『火怨』(上・下) 高橋克彦 講談社文庫

 アオさんは3回連続のオフ会参加。どのような本が紹介されるのか、3回目となると、いろいろと悩みも出てくるかもしれない。高橋克彦で攻めてくるとは。NHK大河ドラマの話になったり、高橋克彦の奥の深さを感じさせてくれるトークだった。


 ひとりひとりじっくりと時間を掛けての本の紹介は実に楽しいものだった。時間を考えなくてもいい、というのはリラックスするものだ。




.【5】 雑談と女性の多さと、アルコール派・スイーツ派との抗争


 今回の参加者の中は、書店で働いている、という人がいた。本好きなものとして、書店というのは本好きな者にとって聖地のような場所だ。ついつい聞いてしまった質問が、「割引はあるの?」というもの。なんと、それは驚かされる割引だった。もちろん、そこの書店だけのことなのか、一般的なことなのか、わからない。最初はその数字をここで書こうと思っていたが、よくよく考えると問題があるようにも思えてくる。そんな数字だった。

 どの書店が好きか、という話も出て来た。ひとりひとり好みはあるだろう。そして、どんな風な本のある部屋を作っているのかも、意外と楽しいテーマかもしれない。本とその周辺の話というのは、生活に関することであり、いろいろな話題が出てくる。

 脱線したりする話の中には、映画についての話題が多かった。小説の映画化というのもよくある話だ。ブックトークで1冊の本を紹介するように、1本の映画を紹介するときがあっても、楽しいだろう、という声も出てくる。人数にもよるだろうが、考えるだけで面白そうだ。


 今月のブックトークオフはこの日の他に、数日前に杜の都・仙台でもミニオフがひっそりと開催された。naokiさんから、その報告をしてもらう。なんと、参加者4名の内、3名は女性だったのだそうだ。それを聞いて、少しばかり「参加しておけば」と後悔する。
 それにしても、スイーツのカフェで、飲み物とケーキで2時間半も男ひとりと女性3人。「他に何か注文しなかったのですか?」という声が上がったが(笑)、なんとも微笑ましい光景ではないか。

 ちなみに、ブックトークオフ首脳部では、アルコール派とスイーツ派(ノンアルコール派)との激しい抗争というものがある。管理人のnaokiさんは、ほとんど酒を飲まない人なのだ。ビールで乾杯は行うが、2杯目以降はソフトドリンクとなる。それに対して僕は、酒を飲まずに本を語るのは違うだろう、という考えを持っている。酒というのは、いろいろな歴史の上で作られている飲み物だ。小さな造り酒屋、大きな工場で作られるもの、日本だけではなく、世界中にいろいろな酒が存在する。何も語ることなく、それを「飲む」ということは、本を「読む」ということと、ほぼ同意となるものなのだ。

 とまあ、こんな主張を言ったとしても、ただの酔っぱらいと言われてしまうので、おとなしくするしかない。この日のメンバーも、アルコール派は少なかったようだ。

 ただ酒を飲まないからといって、どこかの会議室で行われるのでは楽しくはない。やはり、美味しい料理を食べながら、というのが大事なことなのだろう。






※ 「本文は全角10000文字以内にして下さい。」というmixiでの文字制限により、分けての掲載となります。

★オフ会レポートその2第4回ブックトークオフ 2010/1/30
http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=50217435&comm_id=4501801

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