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医療ビジネスコミュのイギリス:電子カルテ開発でIT業者が離脱

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IT supplier walks out on NHS
ITサプライヤーはNHSの計画から離脱します
Channnel4.com 2008/05/30

 イギリスのすべてのカルテ記録をコンピュータシステムに統合するNHSのプロジェクトを引き受けた主契約者である富士通は、富士通の子会社の富士通サービス(ロンドン)側へ終了する旨を表明しているNHSのプロジェクトから離脱します

 これは契約者側の富士通サービスが、NHS側が提示した価格では要求変更に対してサービスを行うのは不可能だと判断したからと思われます。
 イギリスのカルテ情報をコンピュータシステムに統合するというシステムは、127億ポンド(2.6兆円)のプロジェクトで、世界で最大の民生用のITプロジェクトでした。
 しかし、このプロジェクトはこれまで様々な非難を受けており、遅れに対する非難や個人情報の流出などへの恐れがあると指摘を受けてきました。
 
 富士通サービスは、1300万件の診療情報を10年の歳月と8億9600万ポンド(1839億円.)をかけるイギリス南部の主契約者でした。
 富士通サービスはこの巨大なイギリス政府のITプロジェクトの契約者の中で最大の企業の一つで、しかもイギリス政府の議論となっている身分証明書のシステムを広げるための最有力の企業の一つでした。

 イギリス政府の保健省の管理下にある、NHS Connecting for Healthという独立機関は、サービスの提供にかなりのフレキシビリティを持つことを希望していました。たとえば、プライマリケアのNHSトラストに、 Cornwall州のような一時的な人口に適応できるようなことです(コーンウォール州 (the county of Cornwall, Cornwall county) とも呼ばれ、独自の文化や言語、帰属意識を持った地域であり、イングランドの他の地域とは趣を異にしている。)。

 しかし、富士通側は、さらなる資金投入なしでは、そのような製品を作ることは実現できないだろうと判断し、撤退した方が会社にとっては資金的にも実行可能だと判断したとみられます。

 Connecting for Healthは、富士通側へ3億ポンド以上になるという富士通との契約を終了する旨を表明しました。

 NHSのプライマリケアトラストの重役への書簡の中で、Connecting for Health のCIO(Chief Information Officer:最高情報責任者)であるGordon Hextall氏は「我々は2007年7月から契約の締結し直していました、NHSと南部のITプログラム、NHS Connecting for Healthは富士通サービス社とともに、契約見直しに合意して協議してきました」

 「残念ながら、各方面との最善の努力にもかかわらず、すべての関与する会社すべてが受け入れられるような中核の契約について合意に至ることはできませんでした。契約委託と現行サービスの継続についてのジョイントプランについての協議は開始されています」

 彼によれば、富士通サービス側はNHSとの契約に残っているの義務を完了するまで協力するとのことです。「我々は、富士通サービスとNHSは共同して、医療機関向け情報システム「Cerner Millennium」にまだ実現できていないシステムに契約変更を前向きに検討しています。

 Connecting for Healthは「NHS Connecting for Healthは納税者の利益を守り、サービス提供についての支払いを保障する基盤契約を守ります」と声明を発表しました。

 NHSのITシステムからサービスプロバイダーが撤退するのは今回が始めてではありません。2006年にはアクセンチュア社が、北部および東部イングランドの責任を放棄するかわりに6300万ポンドを支払いました。

 Connecting for Healthは現在、イギリス南部について新しいサービスプロバイダーを探しています。ロンドンでこのITシステムを運営しており、富士通と同じソフトウェアを利用しているBT(ブリティッシュテレコム社)が引き継ぐと予想されています。

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IT supplier walks out on NHS
http://www.channel4.com/news/articles/society/health/it+supplier+walks+out+on+nhs/2265477
Channnel4.com 2008/05/30

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富士通の子会社、英国での医療システムの契約継続を断念

ロイター 2008年 05月 29日
 [東京 29日 ロイター] 富士通(6702.T: 株価, ニュース, レポート) のシステム関連子会社である富士通サービス(ロンドン)は29日、英国厚生省による国家プログラムとして2004年に受注した医療情報システムなど、総額約1700億円の契約の継続を断念したと公表した。契約期間は2013年までとなっていたが、それを待たずに契約打ち切りとなる可能性もあるという。

 富士通は、英国南部地域全域で新たな診療情報システムを導入するため、既存の医療情報システムとの統合や、新システムの開発などを進めていた。

コメント(1)

この場合、お金はどうなるのでしょうね?
いわゆる開発できなかったわけですから、富士通は一銭ももらえない、
ということですかね。

理想の実現に、現実世界がついていけなかったということでしょうか。

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