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ケアンズ釣りの会コミュの`12年度リザード島ブラックマーリントーナメント

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 例年通りにトーナメントに参戦した。全26チーム、世界各国から集まった顔ぶれを見ると、何だかこいつ等に普段会う時はアポイントを取って2〜3日待つ様な見たいな奴ら200名ほど。
 我々のチームキャプテンは日本よりのOさん。2ndアングラーで自分もエントリーする。
 ボートキャプテンはいつものR。そして、デッキハンドのAは変わらずの最強メンバーの所に2ndデッキでJが加入。若いがなかなかやってくれよる奴だった。(大会期間中は長身のAがタグを打つ係りで、Jがリーダーマンを勤めてくれた。)
 さあ、今年はブイブイ言わすぞ!と意気込んでの参戦だが、これが…ハッキリ言って“女神は微笑んでくれた”ではなく、

 “〜大爆笑してくれた” になるとは。

 初日: 1〜6日目までは毎日スタートフィッシングが11:00、ストップフィッシングが17:30となる。最終日7日のみ11:00〜16:00。
 今年よりセイルパストは全員島の縁に並んでの 用意ドン! と決定されており我々T号は前日10月20日の20:30に島に到着しており用意を整えている。
 21日の09:30一斉にスタートで各ポイントにカッ飛ぶ所を、我々は まあゆっくり行こうよ とルアーを流しながらエサ釣りしてポイントに向かった。
 さあ、頑張るぞ!
 しかし、この日は15:00にバイトのみと渋い。他の有力ボートはトータルで532(5回喰わせて、3回ファイトに持ち込んで、タグを打てたのが2匹、という意)と鼻息が荒い。まあ、まだ初日だからと、その夜は体育会座りで酒を飲む。

 二日目: エンジンがかかり始めた。15:40に400(魚は全てポンド)、16:45に300、17:38に200と333でいきなりトップグループに乱入。気分は完全“かかって来いや〜”。

 三日目: 全員が渋い中13:50にこれはなんとヘビータックルでは考えられないのだが、30ポンドのブラックマーリンがフッキングしてくれた。チビでもカジキはカジキ。111で終了。

 四日目: 13:20に100、15:15に800とタグに成功。800はやっぱり怪獣の世界。ウルトラマン(ふ古い!)も本当には居てくれるんだよなと真剣に信じたくなる。
 15:55にも250に成功し我々のボートから咆哮が立つ。

 五日目: 止まらない。14:00に350、14:43に200、15:48にも250と打っていく。
 信じられないがこの勢いは我々のみで他のボートは、「今年のシーズンはタフ」と言われてる状態の結果が殆んどで一日にバイトが一回という感じ。
 無線のフッキング&タグ報告で「げ〜、またT号かよ。」(後で他の船長から嘆きながら教えてくれた)の表情が見て取れる様だ。

 六日目: 13:47この日の一発目のコイツは完璧に“ビッグ ジュリー”(ケアンズで1000ポンドオーバーの化け物の愛称)というのか、とにかくこの先たぶん間違いなく自分はこんな魚を見る事は無いであろうという奴だった。
 フッキングしても全くジャンプしない。サメか、と自分は思ったがRはマーリンだと言う。
 ドラグを25kgに上げてもラインが出される。Oさんの腰がファイティングチェアーから浮き上がり右手でシッカリとチェアーを掴んでいる。
 全くジャンプしないのが信じられないが、ファイティングタイムが60分を越えた頃だんだん浮上して来て10mの深さまでになってきた。
 自分の見た目、感じは6畳一間程の広さに白くぼんやりと影が見え始め、マーリンのシルエットが判明する位では、あまりの巨大さにただ生唾を飲むだけだった。 
 Rに「取ろうぜ! ギャフ打とうぜ!」 「う〜ん、取りたい!取りたいけど大会優勝をコンファームさせる!」の決定でタグを打つ瞬間に、超ド迫力の全身大ジャンプを見せてくれた。
 度肝を抜かれた、と言うのが本心。RがデッキのAに焦った調子で「おい見たか、1200オーバーだ! チキショー、俺のリリースするマーリンで最大だ。」と吼えている。
 タグを打たれる前にも25kgのドラグから120mほど平気でラインを出していった。
 どうにかタグに成功し、またまた全員で歓喜の咆哮。
 無線でサイズ報告も会長から「えっ1200!コングラッチュレーション」
 タグはまだ続く。15:49に250、16:27にも250と絶好調。

 七日目: べた凪になった。朝は鏡の様だ。これじゃカジキも食いが立たない。案の定午前中などは全てのボートが静かだった。唯一“950クラスフックアップ&タグ!”が一回だけ。
 午後も凪のまま、こちらとしてはこのまま終わってしまえと願うばかり。
 そんな中いきなりアウトリガーからミチ糸130ポンドが弾け飛んだ。まだツキが残っているのか250にタグが打てた。
 残り90分で2位との差が6匹。“もしも”“まさか”(絶対に無いと思われるし、各ボートから祝福の無線が入る中)の自分だけドキドキしてる最中、ボートでは宴会が始まっている。
 16:00のストップフィッシングの無線を聞いた途端に宴会に加わった。

 夜の表彰式において、あんなに多くの人間に握手を求められたのは最初で最後であろう。
 四日目、五日目、六日目の当日賞とチーム総合優勝の盾、130ポンドのリール&ロッド2セット、Oさんの男性個人トップ賞など。そして、ボートキャプテンNo、1の表彰時にスタンディングオベーションが始まった時には、ウルっときてしまった。

 “兵どもの夢の後”、表彰式の後部屋に戻る途中で湾を見ると屈強なる馬達(ボート)が静かな海の上で満月二日前の光明に輝いている。
 競争、勝負の世界で「独走でのブッチギリ」は人生で何回も無いだろう。
 今回だけは…。

コメント(4)

大会優勝おめでとうございます
ついに優勝ですね凄い!
Nさんの咆哮が目に浮かびます
近々一杯やりましょう
 アリガトウね。
 “結果良ければ全て良し”、でもハラドキの7Days…一杯やりながら話しましょう。
リザード島のHalf Tonの重さのMARLINのニュースがTVで話題になっていました。

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