パフォーマンス・アートコミュの御礼。きくみるはなす大阪中之島縁坐舞台

皆様へ。

先日は、「きくみるはなす大阪・中之島縁坐舞台」へお運びくださり
まことにありがとうございました。

また、メールなどによる応援のお気持ちもありがたく、
心より御礼申し上げます。

お陰様で、僕にとってもシアター・坐・フェンスのメンバーにとっても
記念すべき折り返し点となる舞台になりました。

改めて向かう方向は、日本人による日本列島の即興縁起舞台、
すなわち「きくみるはなす縁坐舞台」です。

仲間と縁坐舞台についてあれこれ研究するときに、
この同じ土地にかつて生き、今は縁坐舞台を通じて働きかけてくる
古代の川原者たち（境界・辺境に生きた芸能者）の息吹を感じるのが
面白くてたまりません。

それはそのまま「自分が日本人である」ことの面白さでもあると思います。

我々は学校教育で学んだような「日本人」なのではなく、
実は「ネイティブ・ジャパニーズ」であったということ。

そしてそのネイティブな日本人は、日本人が日本語で聞き、話す働きと、
日本人の「芸能」によって目覚めうるということ。

そして僕の経験から、ネイティブ・ジャパニーズの体験世界には、
英語や他の民族の言葉で作られた方法やシステムでは届かないということ。

「日本語＝日本列島で数千年使用され続けている音のカタチ」という器を
用いなければ通れない扉・結界があるということ。

残りの人生で皆様と大いに語ってみたいテーマの一つです。

中之島公演後、活躍したフェンスメンバーの一人が祝いの言葉を
手向けてくれました。

現在のフェンスをよく見つめた言葉ですのでご紹介し、
皆様への御礼に代えたいと思います。

これからも何卒よろしくお願い申し上げます。

　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　シアター・坐・フェンス　はしもとくにひこ

きくみるはなす中之島縁坐舞台大成功　お祝いの言葉

シアター坐フェンス、
きくみるはなす中之島縁坐舞台
大成功おめでとうございました！

今様から民衆舞台まで、
今回の縁坐舞台は、まさしく現代版の梁塵秘抄のようでした♪
すごいです。

能登川が温坐フェンスなら、
中之島は縁坐フェンスですね！！

ご縁の座を結び、
梁塵秘抄の歌（ぐっときました！）に、
縁起奉納・感謝の舞をさせていただきまして、
本当にありがとうございました　m(__)m

記念すべき舞台が、私の人生にも刻まれ、
なんだかとてもとてもありがたいことでした。

舞台がひらかれ、
此岸のしがらみがほどかれ、
遊びの本質へと誘う時空間が、
たちあらはれてゆく、宵の間。。

現代建築のデザインミュージアム内とは思えない、
堂島川沿岸の川辺という場所に興じあらはれる時空間は、

奇しくも、日本古来のデザインの本質へも開かれてゆくようで、
空間デザインの視座からも、意義深い挑戦がなされてたようで、
新・和のインスタレーション作品ともいうべき空間だったとおもいます。

舞台前の、写真送ります。
川と太鼓、桜と座舞団が、幽玄と花を醸し、
侘び寂ぶ景色と、百花繚乱があいまって、
面白い空間になってます　＾＾

このたびは、
たくさんのひとが、
中之島縁坐舞台に集って、
そして記念すべき舞台となって。
本当によかったですね！！わたしも心からうれしいです。。

次回は、中之島から、熊野古道へ・・ですね！
階級身分も、庶民も、底辺に生きる人々も、
願いをこめ歩いた祈りの道、熊野古道界隈の集落で、
縁坐舞台！とても楽しみです。

日本の歴史を踏まえ太古より『芸能』は、
アニミズムに基づくシャーマニズムが母体でありました。

縁坐舞台の人形(ひとがた)役者は、
所作としての舞い、踊り、囃し、歌い、唱え、物語る・・
日本古来の芸能の民の原型が現われていたようでした。

坐という漢字が象形的にあらわすように、
芸の灯火を消さず、民衆と共に歩き続け、
日本の土の上で、ワザオギをやりながら、
この地上で自然森羅万象と人生の妙味を、
表現してきた、芸能。

日本の自然観や舞台構造と芸能を、
自らの身体と精神で、再び取り返したい。

縁坐舞台村塾も、そろそろとりかかれる時期になってきましたね　＾＾

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