ログインしてさらにmixiを楽しもう

コメントを投稿して情報交換!
更新通知を受け取って、最新情報をゲット!

YUMEKAKE海外ボランティアツアーコミュの熊本地震・現地活動報告

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
NGOでは、このゴールデンウィークに、熊本地震に際し、現地においてボランティア活動を実施しました。
現地でのボランティア活動においては、熊本市または西原村や益城町の支援団体や協力者、ボランティアセンターを通して、状況を把握し、ボランティアを斡旋して頂きました。

活動内容は、被災者宅の瓦礫の片付けです。
もちろん様々な状況の家があると思うのですが、
自分達の赴いたお宅は、壁に多数の亀裂は入ってはおりますが、外見的にはひどく崩れてしまっているというわけではありませんでした。
というか、未だ余震が続く現時点では、あまりに倒壊の恐れがある家屋には、ボランティア等が入ることができない状態なのだと思います。
なのですが、、、
地震以来、ずっと避難所暮らしで、この日初めて、家の片付けに手を付けるという家主と一緒に、その玄関ドアを開けると、、、
そこにはもう想像以上の惨状が広がっていました。
それを見た途端、赴いたボランティアも皆、思わず絶句してしまいました。
もともと物が多かった家だと思うのですが、玄関から先、足の踏み場もない、というより、それ以上に、瓦礫の山を四つん這いで登っていかなければ、その先に進めません。
そんな状態なのです。
そして、
おばあちゃんの一人暮らしです。
これではもう、本当にどうしようもなかったのでしょう。
何から手をつけていいのかわからない状態でしたが、
この日行ったボランティア5人で手分けして、とにかく片付けていきました。

自分はいちばん奥に、瓦礫の山を超えて、中から片付けていったので、お昼の休憩まで、まったく外の空気も吸えす、玄関付近で働いている仲間の姿も見えず、ひたすら瓦礫に埋もれて、作業しました。
震災からの日々でナマモノ等が瓦礫の底で腐り、腐臭を発し、もちろんホコリもひどく、全身、汗まみれ汚れまみれになりながら、この悲惨な状態を、少しでもなんとかしようと、活動しました。
外はいつしか大雨になっています。
もともとは生活の一部だったたくさんの物が、今では瓦礫となり、大量のゴミとなって、行き場を失い、ゴミ捨て場にあふれ、道を塞ごうとしています。
そんなあふれた瓦礫の山にも、容赦なく雨は降りつけ、環境をも悪化させていくのでしょう。
そして、雨は、被災地の人々の心にも暗く影を落としていきます。

雨の中、一日みんなでひたすら作業して、なんとか、玄関から洗面所や台所までの道筋を作りました。
しかし、奥にはまだまだ瓦礫の山です。
これがまた崩れないよう、また大きな余震が起きることのないよう、ただただ祈るばかりです。
おばあちゃんは、家を片付けて、なんとかこれからは自宅で暮らしたいとおっしゃっていましたが、この状態では、まだ今少しの間、避難所での生活を余儀なくされそうです。
本当はなんとか冷蔵庫までたどり着きたかったのですが、この日は無理でした。
台所の生ごみはなんとかだいぶ片付きましたが、冷蔵庫の中がどうなっているのか、想像したくもないくらい、心配です。
そして、自分らが関わった、たったこの一軒でさえ、このような有様なのです。
このような家がまだまだ沢山あるのでしょう。
そう考えていくと、復旧への道は、本当にまだまだなのだと思わざるを得ません。

少しでも家が片付いていくこともそうなのですが、自分らと一緒に、時に軽口も叩きながら、家の片付けをするおばあちゃんは、なんだか活力が湧いてきているように見えました。
避難所で何もできずに閉じこもっているよりは、こうして一緒に何か次へ繋がることをしていくっていうことは、健康的にも精神的にもとてもいいことだと思いました。
そして、
それはきっと一人ではできないことなのです。
初めて会ったみんなと、ほんのひとときでも、こうして絆を感じながら、一緒に何かできることをしていくっていうこと、それもきっと、生きる力、明日へのパワーに繋がっていくのだと思います。
そして、そこには、いつしか笑顔が生まれます。
物質的な復興や支援は、もちろん大切です。
でも、それと同時に、こうした人との繋がりや絆が、本当に大切なものなんだなって、あらためて感じました。

現地に滞在できたのはほんの短い間ですし、本当にちっぽけな力なのかもしれません。でも、少しでも、被災者の皆様の助けや力になれたなら嬉しいです。
現地への復興支援のため募金をして頂いた皆様、現地のボランティアセンターの方々、協力してくれたNGOのスタッフ、そして共に活動したみんな、本当にありがとうございました。
被災地の復旧、復興への道は、きっとまだまだ長いのでは、と思います。
それでも、これからも、被災者の方々の心と寄り添いながら、出来る限りの支援を続けていけたら、と思います。
もしよろしければ、皆様も、今後とも、ご支援・ご協力お願い致します。m(_ _)m
この度は、ご支援・ご協力、本当にありがとうございました。
皆様のご支援、そしてあたたかいお気持ちは、被災地に届き、被災者の方々の、明日への希望へと繋がっています。
本当に、本当に、皆様、どうもありがとうございました。。

国際協力NGO「HOPE〜ハロハロオアシス」代表・松沼裕二。

(個人宅の被害状況等の写真は撮れませんので、申し訳ございませんが、現地の被災状況として、ちょうどボランティアの駐車場となった熊本城付近等の状況を、映像としてはご報告致します。)

コメント(0)

mixiユーザー
ログインしてコメントしよう!

YUMEKAKE海外ボランティアツアー 更新情報

YUMEKAKE海外ボランティアツアーのメンバーはこんなコミュニティにも参加しています

星印の数は、共通して参加しているメンバーが多いほど増えます。