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とりあえず面白い話。コミュのでびクエ 八章

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   199?年


地球は、核の炎に包まれた。



…だが、人類は滅んではいなかった。



そう、この物語は、


199X年とか人類が滅んで無いとかは一切関係の無い、勇者の愛と感動の物語です。




 30歳の誕生日の朝に、勇者は自分が伝説の勇者であることを母から知らされた。

魔王討伐の旅に出ないと、親族一同が極刑に処される為、

勇者は【ツンデレ僧侶】と【偵察兵】と【新人風俗嬢】を連れ、形ち上、魔王討伐の旅に出た。


…そう、勇者は30歳。

子供と違い、多少の知恵もある。

勇者の目的は、【魔王と話し合いで解決する】事なのである。




勇者「ふぅ。なんとか次の町に着いたな」

兵士「今回はなんとか危なげなく辿りつく事が出来ましたね。私のMPもまだ余裕がありますよ」

僧侶「フン!最初から戦いを避けずに旅してれば、気配を消す呪文唱えなくても戦えるモンスターなのにね!」

兵士「まあまあ、僧侶殿。

勇者様はなるべく戦いを避ける方針なのは、もう身に染みて解っているだろう?」

僧侶「フン!分かってはいるけど、解っては無いわよ!」

新人「あ!僧侶さん、それなんかラップみたいでカッコイイです〜!」

僧侶「え?そ、そうかな」


勇者「…。

…話は済んだか?

さ、町に入るぞ」


僧侶「!!!」

新人「は〜い」

兵士(…相変わらず、勇者様は冷静沈着だ)



町長「ようこそいらっしゃいましたぁ〜勇者ご一行さま〜〜」

勇者(…?)


 町に入ると、町人一同がこぞって勇者を出迎えた。

勇者「…え?何これ?」

町長「ホッホッホ。

何これって、伝説の勇者様がこの町に来るのが見えましたので、町人総出で出迎えてるだけじゃあありませんか」


勇者「え、そ、そう…。

そうなんだ。

親切な町なんだなここは」

兵士「こ、こんな大げさなパターンは初めてですね…」

新人「おったまげた」


町長「…え、え?」

町長(…何?

人間共は伝説の勇者の事を崇めているのでは無いのか???)

勇者「…。

…おじさんごめん、宿屋ってどこかな?」

町長「え?あ、ああ。

はいはい、そこにございますよ」

町長は宿屋を指さした。

勇者「へ〜、なかなかキレイな宿屋なんだね。

…もしかして、高いのかな?」

町長「へ?

いえいえいえ、そんなめっそうもございません。

勇者様からお金なんていただけませんよ。

全てタダで結構でございます」

勇者「え?

マジで?

この村なんでそんなサービス良いの?」

町長「え?」


町長(なんと、人間共は伝説の勇者に対して、普通の旅行客と同じ扱いをして金を取るのか!?

【御代は結構ですシステム】だろうが普通!!)


兵士「…勇者様、何かおかしくないですかこの村…」

勇者「…う〜ん…。

言われてみれば、なんかおかしいよな。

おれらの事なんて、おれらの国でしか知らないはずだし…」


町長(!!!?

そ、そうだったのかああ!!!

な、なんという統率力の無さなんだ人間共っていうのは!

国々による正しい情報交換は為されていないのか??


我々魔族なんて、魔王様を中心に、皆の心は一つに結ばれているというのに!!!)


新人「ま、まあ良いんでねえか勇者様?

この町長さん、優しそうだし、

きっと、この辺りは魔物が多いから、勇者様の情報が流れてくるのも早かったんだよぉ」


勇者「ああ、なるほどな。

たまには鋭い事言うじゃん、新人」


新人「えへへ」



町長(ホッ)


町長「あ、そ、それより、どうぞ宿の方へ。

お〜い、宿屋のおかみ〜〜」

パンパン!



町長は手を叩いた。



おかみ「…ようこそいらっしゃいました、勇者ご一行様方」


宿屋から、美人女将が現われた。


勇者「へえ、こいつは驚いた。

タダで泊まれるだけでもありがたいのに、女将はめちゃくちゃ美人じゃないか」


おかみ「ウフフ」

町長(クックック…。

やはり、情報通り勇者は女好きのようだな。

…コイツは楽しみだ…)


おかみ「…勇者様も、とても凛々しいお顔立ちで…。

…ウフフ」


女将はそっと、勇者の耳元に口を近づけた。


おかみ「…この町は、夜のお店も優良店揃いですのよ…」


勇者「…ほう」


町長(クックック!

こいつは容易く勇者を殺れそうだ)


勇者「…ま、夜の話は今はいいや。

とりあえず、皆疲れてるから、部屋に案内してくれないか?」

おかみ「ウフフフ。

はい、どうぞこちらへ。

…勇者様と、兵士様と新人様、

…えっと、それと…」


おかみは僧侶の顔を見た。


おかみ「…え?」


僧侶「…ん?」


おかみは僧侶の顔を見て固まった。


僧侶「え?何よ何よ。

アタシの顔に何か付いてる?」


おかみ「…ハッ。

あ、いいえ。

ホホホホ。

な、何でもありませんわ」


おかみの額から汗が流れ落ちた。


勇者「…ん?

あれ、そういえば、

おかみって、なんか僧侶と似てるなあ、顔立ちが」


僧侶「え?」


兵士「ふむ。

そういわれてみれば、似てなくも無いですねぇ」


新人「世の中には似てる人が7人いるって言いますからねぇ」


おかみ(…ウソ…ウソよ…。

…でも…たしかにこの子は…似てる…。


…妹…。


幼い頃、私と生き別れてしまった妹に…そっくり…)



おかみ「し、失礼ですが僧侶様、

幼い頃、迷子になりどこかに引き取られた経験等はございますか?」


僧侶「へ?


い、いいや、ぜんぜん。

普通に生みの親に育てられたけど…」

おかみ「本当に?物心付く前も?」


僧侶「え?何このおかみ…。

自分の物心付く前を知ってる人間なんて居ないでしょーが」


おかみ「あ、そ、そうですね…。

失礼しました…。


すいません、どうぞ、お部屋にご案内致します」


僧侶「…変なおかみねぇ」


おかみ(間違いない…。

間違いないわ…この僧侶は…幼い頃私と生き別れになった私の妹よ…。


…きっと、妹を引き取った人間が、妹を酷い目に遭わせて小さい頃の記憶を消したんだわ…。


…おのれ人間め…。

私の妹を洗脳し、そして魔王様を倒すとかほざく勇者様とご同行させるなんて…。


…勇者め…今夜八つ裂きにしてやるからね…覚悟しろよ…。


…そして妹…かわいい私の妹…。


あなたを必ず救い出してあげる。


…私達種族は、人間と姿形が似てるけど、服を脱げば全身に黒いタトゥーのような不気味な痣が入っている…。


だからあなたの記憶が人間によって喪失させられていたとしても…。


あなたの裸を見れば、全てがわかるの…。

待ってね、妹。


お姉ちゃん、必ずあなたを救い出してあげるから!)




 おかみはブツブツ独り言を言いながら、勇者達を部屋へと案内した。


勇者(このおかみ、キレイなんだけどメンヘラってる可能性あるな…)

兵士「内装もとてもキレイですね、この宿は」

おかみ「おそれいります」


僧侶「あー、汗かいちゃったからシャワー浴びたいわ。

シャワールームってあるの?おかみ」


おかみ「申し訳ございません。

個室のシャワールームが当店には設置されておりません。

ですが、天然温泉の大浴場なら奥にございますよ」


僧侶「えー。

ちょっとそれは嫌だなぁ…」


新人「良いじゃないですかー、僧侶さん。

たまには私と一緒に入りましょうよ〜!

背中流しますよ!」


僧侶「ダメダメ!

絶対そういうの嫌だからね私!」


勇者「そういえば僧侶は自分の裸を絶対人には見せないよなぁ。

女同士なんだから別に良いだろうが。

新人に背中流してもらいなよ」


僧侶「あのね、男とか女とかそういうんじゃないの。

嫌なのよ!私は自分の裸を人に見せるのがね!」

おかみ(…やっぱり…裸を仲間にも見せた事が無いのね…フフフ。

間違いないわ…僧侶は私の妹…。

姉ちゃんが必ずあなたを救ってあげるからね)


勇者「ふ〜ん。

僧侶という職業柄、そんなふうになっちゃうのかねぇ。




…あ!


オマエもしかしてさ、


はぐらかしてるけど、実はペッタンコの胸を見られるのが嫌なだけじゃないのか?」


(※注:勇者は過去に僧侶をおぶった際、胸の感触を背中で感じた事があります)


僧侶「!!!!!!


@ガdusojfcjdinc;pjien!!!! 」



勇者「ケラケラケラ。


冗談だよ。

おかみ、まだ時間早いから他に客居ないだろ?

ちょっとの間、大浴場を貸切にしてくんないかな?

金なら払うからさ。

僧侶が体洗って出るまでの間さ。

…どう?」


おかみ「え、ええ。

構いませんよ。

勇者様のお達し、多少の事はお聞きします

もちろん御代はけっこうです」


勇者「ありがたい。

さ、僧侶よかったな。

行って来いよ」


僧侶「フ、フン!

そんなんで私の機嫌とれたなんて思わないでよね!!

でもとりあえず汗かいて気持ち悪いから、シャワー浴びてくるわ!

出て来た後あんたをまた殺すからね!」



勇者「ハッハッハ。

わかったわかった。

いいから行ってこい」


僧侶「フン!!!」


おかみ(…かわいそうな妹…。

勇者におちょくられているのね…。


姉ちゃん、今夜勇者を殺してあげるからね。


そしたら一緒に、勇者の内臓を美味しくいただきましょうね。

…タレは、買ってあるからね。

エバラのやつね)






 
 …ガラガラガラ


服を脱ぎ、タオルを無い胸に巻き、僧侶は大浴場の洗い場に入った。


僧侶「フ、フン。なかなか立派な大浴場じゃない」

僧侶は念のため、辺りをしっかりと見渡した。

そして本当に誰も居ない事を確認したあと、そっと胸からタオルを外した。


 バシャーッ。


少し熱めのお湯でかかり湯をすると、なんともいえない気持ちよさが身を包んだ。


僧侶「…ふぅ。少し落ち着いたわ。

…勇者の奴…後で覚えてらっしゃい。

前は鈍器だったけど、今夜は刃物で行ってやるんだから」


僧侶はそんな事を考えながら、タオルで体を洗い出す。


首…肩…胸…腹…。


…そして股を洗う時、僧侶の手が止まった。


僧侶「体…私の…体…。


  …汚れた体…」

僧侶は自分の股を強くこすった。


何度も何度も、赤くなっても更にこすった。



 幼き頃、汚された自分の体。


こすってもこすっても、キレイにならない体。


  消えない過去。


 消したい過去…。


僧侶「…あぁ…キレイにならない私の体…。



 教祖様…


 教祖…。



  教祖のやつ…。


アイツが…アイツが私の体を…」



 物心が付いた頃、僧侶の両親はとある新興宗教に入信した。

僧侶も、両親と一緒によく教会に行って手をあわせた。



 そんなある日、両親がとても嬉しそうに僧侶に微笑みかけてきた。


内容はこうだった。

【僧侶は教祖に選ばれた事】

【選ばれし者の家族は、皆幸せな一生を過ごし、最後は天国に行けるという事】


 両親の喜ぶ顔を見ていると、僧侶も嬉しくなった。


自分が選ばれて、家族が幸せになれる事が嬉しかった。




 選ばれた僧侶は、その日から教祖の身の回りの世話をする事になった。


 教祖の体を洗い、清めるという仕事も与えられた。


 僧侶は家族の為にと、がんばった。


毎日毎日、教祖の臭いものを舐め、くわえてキレイにした。

教祖の汚い舌で、僧侶の体も舐めまわされた。



 ある日、教祖は自分の汚く臭いモノを、僧侶を四つんばいにして体内に入れようとした。


僧侶は拒んだ。


 …だが、拒むと家族は地獄に行くと教祖から教えられた。




 僧侶は我慢した。


 その日から、汚いソレを自らの体内に出し入れされる事を我慢した。




  自分の体が、どんどん汚くなっていく気がした。


…でも、地獄には行きたくなかったし、真面目な両親が地獄に行くのも絶対に嫌だった。



 だから僧侶は自らの体が汚れるのを受け入れた。


心は拒んでも、体は受け入れた。




 それから数年が経った。



 教祖は、兵士によって捕らえられた。


 教祖という立場を利用しての強制わいせつ行為が、国王配下の警察兵の耳に入ったのだ。



 僧侶が入信していた宗教団体は取り潰しになった。



 僧侶は何を信じて良いのか解らなくなった。


 気が付けば、自分の体と心はドロドロに汚れていた。



僧侶「とれない…とれない…」


大浴場で一人、僧侶は必死に股をこすった。


…でも、汚れはとれなかった。


僧侶「…なんで…なんでとれないの…なんでなんで…」



ガラガラガラ…。


と、その時大浴場のトビラが開いた。


新人「ヤッホ〜。

僧侶さん、やっぱり背中流しますよ〜〜」


なんと、新人が入って来た。


僧侶「「!!!!っ!!!」


とっさに自分の裸をタオルで隠す僧侶。


…しかし、新人はしっかりと、僧侶の裸を目に焼き付けてしまった…。


新人「え…え…。

ど、どういう事??

そ、僧侶さんその体…」


僧侶「ち、ちがうこれは…。






…ふぅ。

見られ…ちゃったようね」


新人「ウソ…」

新人は、タオルで前を隠しながら、片手を自分の口に宛がった。



僧侶「だから…見に来ないでって言ったのに…」


新人「僧侶さん…私、誰にも言いませんから」


僧侶はゆっくりと首をふった。


僧侶「…いや…これを見られちゃったからには…私はもうアナタたちと一緒には行けないよ。

…今日ここで、私はパーティーから外れる事にする」

新人「え?そんな…。

ダメです!

ごめんなさい!

私が、背中流そうとか思ったばっかりに…。

あの、私が抜けます!

だから、僧侶さんは!」

僧侶「…ダメだよ。

新人は勇者の慰み役なんだろ?

一緒にいなきゃダメ」


新人「で、でも、勇者様はまだ一度もオラの事を抱いてくれねえから、きっとオラはいなくても大丈夫…」


僧侶「コラ。そんな事言っちゃだめよ」

新人「うぅ…」






 僧侶と新人がヒッチャカメッチャカやっている頃、大浴場の裏門が開いた。

そしてそこからそっと、【おかみ】が入って来た。


おかみ(ウフフ…妹の裸を見て、【自信を確信に変えよう】

不気味な痣の入った、我々種族特有の体を…


…この岩陰から飛び出れば、そこには妹が一人、きっと体を洗ってる…)


おかみはそっと服を脱いだ。


おかみの体には、不気味なタトゥーのような痣がビッシリと刻まれている。


おかみ(ウフフ。私達は姉妹。

お姉ちゃんとオマエは、おそろいなのよ。


人間なんかとは違うんだから)



おかみは岩陰にスタンバッた。


おかみ(3,2,1で飛び出そう。


3…2…1…)



おかみ「ッシャーー!!!」


おかみは勢いよく、イノキばりに飛び出した。


僧侶「!!?」


新人「!!?」



おかみ「さあ!妹よ!お姉さんの胸にとびこん…はうあっ!!!」



おかみの目に飛び込んできたもの。


それは、タオルで前を隠している新人と、



普通の人間のキレイな体だけど、股の間からナニかがブラブラとぶら下がっている僧侶の姿だった…。

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