最初の思い出はおそらく『Thriller』。 小学校1年生か2年生の時に6年生を送る会の出し物で クラスメイト達と赤いジャケットを着てムーンウォークをした事。 当時兄か姉にもらった『Thriller』のアルバムが入ったカセット・ テープはB面の最後が時間足りなくて途切れちゃってたから、 ボクにとっての『The Lady In My Life』は最後の1分位のアウトロが無い。
『Dangerous』はたしか初めて自分のCDラジカセを買った ばかりの頃に出たアルバム。ギターで『Black&White』をコピーしたり、 『Heal the world』にナイーブにも当時は本気で感動。 お年玉の一部は募金するようになる。『Bad』や『キャプテンE.O』に 夢中になり、CDの歌詞カードやクレジットにかぶりついて必死で 情報を集めるようになって、その頃からか、BSに深夜放送 してた『Soul Train 70's』を毎回録画してJackson 5を始めとした Michael関係の映像も片っ端から集め始める。 オプラ・ウィンフリーとのロングインタビューから Grammy, MTV Awardなんかのアワード。全てのライブビデオ、 PV、自伝から姉ラトーヤの本まで読破。 この頃にようやくムーンウォークも体得。(苦笑)
『I can't Help It』や『It's The Falling In Love』は いつかの夏のミックス・テープに入れて海とか車で聞いてたし、 何故か自分が産まれた年に発売されたこのアルバム 『Off The Wall』が少しオトナになってからは一番好きだった。
それは11歳でデビューを果たした60年代のモータウン から始まった人種・文化を問わないクロス・オーバー(もしくは マス・プロダクション)の時代であったり、スーパー・スター という定義を創り上げた80年代、世界経済が大きく膨れ上った 資本主義の黄金時代であったり、第3世界へ目を向けた 『We Are The World』での作詞作曲をした人類愛の時代。 その後の90年代に起こった『Heal The World』や様々な 慈善活動を代表する地球環境への目覚めの時代。