週刊ブックレビューコミュの２００９年８月の放送

2009年08月01日放送予定
(再放送:2009年08月08日午後10時～午後10時54分)
司会児玉清・谷口真衣
出演・書評山崎洋子・岡崎武志・佐々木麻美
特集紀田順一郎紀田順一郎が語る“横浜と文学”

■おすすめの一冊様々なジャンルのゲスト３人が自分の選んだ本を推薦するコーナーです。
書名横浜港物語　みなとびとの記
著者横浜開港150周年記念図書編集委員会編
出版社横浜開港150周年記念図書刊行委員会
書評する人山崎洋子（作家）

書名灰の旋律
著者堂場瞬一
出版社 PHP研究所
書評する人岡崎武志（ライター）

書名大佛次郎セレクション　幻燈
著者大佛次郎
出版社未知谷
書評する人佐々木麻美（書店員）

■特集旬の作家や大物作家へのインタビューから電子本などのジャーナルな話題まで、本を取り巻くビビッドな動きをお伝えします。
書名横浜開港時代の人々
著者・ゲスト紀田順一郎
出版社神奈川新聞社
書名横浜少年物語　歳月と読書
著者・ゲスト紀田順一郎
出版社文藝春秋
テーマ
紀田順一郎が語る“横浜と文学”
内容
特集は横浜生まれの横浜育ち、作家で神奈川近代文学館館長の紀田順一郎さんです。
紀田さんが今年発表した「横浜開港時代の人々」。そしてご自身の少年時代の思い出をつづった「横浜少年物語　歳月と読書」（文藝春秋刊）を中心に、紀田さんと横浜、そして文学との関わりについてたっぷりとお話しを伺います、どうぞお楽しみに。

2009年08月15日放送予定
(再放送:2009年08月15日午後10時00分～午後10時54分)
司会中江有里・金井勇太
出演・書評大場満郎・續素美代・高野秀行
特集上橋菜穂子「獣の奏者」を語る

■おすすめの一冊様々なジャンルのゲスト３人が自分の選んだ本を推薦するコーナーです。
書名おとうさんのちず
著者ユリ・シュルヴィッツ作　　さくまゆみこ訳
出版社あすなろ書房
書評する人大場満郎（冒険家）

書名極北で
著者ジョージーナ・ハーディング著　小竹由美子訳
出版社新潮クレスト・ブックス
書評する人素美代（フリーライター）

書名世界怪魚釣行記
著者武石憲貴
出版社扶桑社
書評する人高野秀行（辺境作家）

■特集旬の作家や大物作家へのインタビューから電子本などのジャーナルな話題まで、本を取り巻くビビッドな動きをお伝えします。
書名獣の奏者　?～?
著者・ゲスト上橋菜穂子
出版社講談社
テーマ
「獣の奏者」を語る
内容
作家・上橋菜穂子さんをお招きし、壮大な冒険ファンタジー「獣の奏者」を中心にお話を伺います。

2009年08月22日放送予定
(再放送:2009年08月22日午後10時00分～午後10時54分)
司会児玉清・谷口真衣
出演・書評小池昌代・鹿島茂・桜庭一樹
特集北村薫直木賞受賞作「鷺と雪」について

■おすすめの一冊様々なジャンルのゲスト３人が自分の選んだ本を推薦するコーナーです。
書名ネイティヴ・アメリカン詩集
著者青山みゆき編訳
出版社土曜美術社出版販売
書評する人小池昌代（詩人・作家）

書名一九八四年[新訳版]
著者ジョージ・オーウェル著　高橋和久訳
出版社ハヤカワepi文庫
書評する人鹿島茂（明治大学教授）

書名父を葬る
著者髙山文彦
出版社幻戯書房
書評する人桜庭一樹（作家）

■特集旬の作家や大物作家へのインタビューから電子本などのジャーナルな話題まで、本を取り巻くビビッドな動きをお伝えします。
書名鷺と雪
著者・ゲスト北村薫
出版社文藝春秋
テーマ
直木賞受賞作「鷺と雪」について
内容
第１４１回直木賞を受賞された北村薫さんをスタジオへお招きし、
受賞作『鷺と雪』についてお話しをうかがいます。
なぜ今「昭和初期に深くコミットした物語」を書こうとしたのか？
そこに現代と通底するザワザワした空気感を嗅ぎ取ったのか、
あるいは「モダニズム」と「懐古趣味」がブレンドされたあの時代特有の美に惹かれたのか？
…等々から、受賞秘話や今後の展望についてもたっぷりお聞きします。お楽しみに。

2009年08月29日放送予定
(再放送:2009年08月29日午後10時～午後10時54分)
司会梯久美子・金井勇太
出演・書評関川夏央・白石公子・盛田隆二
特集高瀬毅高瀬毅　『ナガサキ　消えたもう一つの「原爆ドーム」』を語る

■おすすめの一冊様々なジャンルのゲスト３人が自分の選んだ本を推薦するコーナーです。
書名介護現場は、なぜ辛いのか　特養老人ホームの終わらない日常
著者本岡類
出版社新潮社
書評する人関川夏央（作家）

書名ドンナ・マサヨの悪魔
著者村田喜代子
出版社文藝春秋
書評する人白石公子（詩人）

書名ノモンハン戦争　モンゴルと満洲国
著者田中克彦
出版社岩波新書
書評する人盛田隆二（作家）

■特集旬の作家や大物作家へのインタビューから電子本などのジャーナルな話題まで、本を取り巻くビビッドな動きをお伝えします。
書名ナガサキ　消えたもう一つの「原爆ドーム」
著者・ゲスト高瀬毅
出版社平凡社
テーマ
高瀬毅　『ナガサキ　消えたもう一つの「原爆ドーム」』を語る
内容
保存を前提に残されていた長崎・浦上天主堂。
しかし戦後13年目に突然取り壊されます。その裏にいったい何があったのか。
著者の高瀬毅さんは1955年・長崎生まれ。ニッポン放送で長年報道番組に携わり、82年ラジオドラマ「通り魔の恐怖」で日本民間放送連盟最優秀賞などを受賞。フリーになってからもテレビ、ラジオのコメンテーターやルポルタージュの執筆などで活躍しています。
戦後64年目の夏。長崎原爆の隠された真実に迫ります。

コメント(16)

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[1] mixiユーザー 08月01日 19:02

今回の放送も興味深く拝見しました。

横浜には数年お世話になっていたので、懐かしかったです。

横浜というキーワードだけでなく、戦中戦後、読書、幼少期といった内容を盛り込んだ『横浜少年物語』に興味を惹かれました。

戦争を経験したことのない世代にとって、このような本は貴重だなと感じました。

来週はお休みということで、次回放送が待ち遠しいです。

[2] mixiユーザー 08月01日 20:43

横浜開港１５０年なのですね。
スタジオでない場所での収録が楽しかったです。
港の風景は風情がありますね。
神奈川近代文学館に行ってみたいと強く思いました。
鎌倉には行きましたが、横浜の海辺は行ったことがありません。

[3] mixiユーザー 08月04日 07:29

初めての書き込み失礼します。

8月22日見逃さないようにしたいですね。
桜庭さんや北村さんが出演なので。

[4] mixiユーザー 08月04日 18:55

「横浜少年物語」は図書館にありましたので、借りてきました。
これからゆっくり読みます。

桜庭一樹さんは２００８年６月と１１月に書評ゲストとして出演されていますが、それ以来久しぶりです。
北村薫さんは２００８年３月に特集ゲストとして出演されました。「北村薫のミステリびっくり箱」の特集でした。
楽しみですね。

[5] mixiユーザー 08月15日 07:40

今日は２週間ぶりの放送ですね。
楽しみです。

[6] mixiユーザー 08月15日 10:39

今日はリアルタイムで見ることができました。
今日は夏の冒険特集でした。
毎年このときに思うのですが、極地探検やエベレスト、辺境の旅をしているような人のことばの力強さには惚れ惚れします。

極地で一人で過ごし、自分と対話するという話がありましたが、小さいレベルではわたしたちもひとりで山の中をあるいたりして自分と対話しているとも言います。
できれば何日間も何ヶ月もそんな時間を持ちたいとは思います。

[7] mixiユーザー 08月15日 23:35

今日は夏休みらしい冒険小説の数々でしたね。
私は、怖い物見たさで「世界怪魚釣行記」に興味を持ちました

「獣の奏者」の著書の方も包容力のある話し方で作品も読んでみたくなりました。

私は先日「Earth」というドキュメンタリーのＤＶＤを観ました。
北極赤道南極と旅しながら様々な動物の生態や地球の様子を素晴らしい映像と音楽で伝える作品です。

その過酷な環境の中で必死に生きる動物たちを見たばかりだったのでそんな場所に身を置いた方々の大変さがよくわかりました。

このＤＶＤも素晴らしいので是非多くの方に観て頂きたいです。

[8] mixiユーザー 08月16日 14:21

今回の放送を見て、冒険に出かけてみたくなりました。
普段、冒険しないし、「冒険、探検」といった言葉もあまり使わないことに気づきました。
冒険することは大事なんだと、改めて認識しました。

さて、今回の放送で興味を惹かれたのは、やはり上橋菜穂子さんです。
守人シリーズも傑作ですが、『獣の奏者』も面白いようで、先日知人から勧められたばかりでした。
本日、書店を覗いてみたら、『獣の奏者』の文庫版を発見！買ってしまいましたが、この夏までには読みたい本が山積みです。

先ずは、『徒然王子』と『ハーモニー』を読み終えることにします。

[10] mixiユーザー 08月16日 17:40

> 天鵞絨[びろーど]さん

確かに、ご本人は一風変わっていらして、学者さんでもいらっしゃるから、もっとお堅い感じかと思いきや、
もっとお話を聞いていたいと思わせるような方で驚きました。

文章の書き方もすごく特殊でしたね。
天鵞絨[びろーど]さんがおっしゃるように、何かが降りてきて、書かされているというシャーマン的要素を感じました。

論文には目を通しておりませんが、論文はどうやって書いているのか興味深々です。
学術論文もシャーマン的要素満載なのかしらと、想像するだけで顔がにやけてしまいます。

上橋ワールドにどっぷりハマるのも、時間の問題ですね(笑)

[12] mixiユーザー 08月16日 23:27

私は昨日番組を見ましたが、特集の時に用事が電話がかかってきて
ほんの少ししか見れませんでした。

カツラコさんと天鵞絨さんのお話から
主観ですが、霊感のある方なのかもしれませんね。
まだ読んだことがない方ですので読んでみたいと思いました。

それから、昨日紹介されていた本で「無人島に生きる十六人」須川邦彦著
昨日書店で購入、読み終わりました。

素直に楽しめる本です。
実話ということで、遭難後の話がもっと悲壮感漂うものかと思っていたのですが
全くうらぎられ、前向きな精神力の大切さと心の優しさの素晴らしさを感じました。
良い意味での日本人の誇りも感じました。
またリードしていった年長者の実力と統率力の素晴らしさに
立派な海の男の精神的な面を知ることができた気がします。

良いノンフィクションの本でした。

[13] mixiユーザー 08月22日 23:43

本日の放送も興味深く拝見しました。

今回は私にとって目からウロコな発見がありました。
それは、詩集の読み方についてです。

今まで詩が苦手で、何度も挑戦し、挫折してきました。
しかし、今回の放送で、「一気に読み切るのではなく、ひとつひとつを思い出したように手に取り、読んでいく」というような発言がありました。

これで、読みたかった一冊が読めそうな気がします。

そして、桜庭一樹さんのおすすめを楽しみにしていました。
以前、出演された時も、ガルシア・マルケスやヴァージニア・ウルフを紹介されていて、読書の幅を感じましたが、今回も読みの深さに感心しました。

最後に、北村薫さん。
あの方はやはり学校の先生なんだなと、思ってしまいました。話し方がすごく上手で、話に引き込まれていました。
北村さんが勤務されていた男子校がウチの近所だったせいか、こちらのイメージの方が強すぎて、なかなか作家さんという感じがしないんです。
が、作品は本当に素晴らしいですね。
まだ未読の北村作品があるので、読みたいです。

しかし、作家先生というより、好きなことをずっと追い続けている少年みたいな方だなという印象を終始受けました。

[14] mixiユーザー 08月23日 05:12

すっかり忘れていた夜10時に、突然思い出して観ることができました。

桜庭さんはすごく緊張しているようで、最初は目が泳いでましたね

私は鹿島教授の「フランスの絵本史」が気になりました。
読んでみたいなぁ

しかし・・21000円は高い。。。

あとはやはり「父を葬る」
自分ももうそういう年齢（葬る側の）になってきているし、
避けては通れない話題ですよね。

[15] mixiユーザー 08月23日 10:35

小池昌代さんは詩人なので、詩の読み方についてヒントをいただいたような気がしました。

「１９８４年」は村上春樹さんの「１Ｑ８４」との関係もありますが、６０年前のオーウェルの作品の新訳ということで関心があります。
「動物農場」は高校生の時サブリーダーで読んだことがあります。

高山文彦さんは高千穂出身の方で親近感があります。
自伝的な「鬼降る森」は良かったです。
廃線になりそうな高千穂鉄道の復旧に尽力なさっています。

北村薫さんのことは余りよく知らなかったのですが、語り口に好感が持てました。
「鷺と雪」も手に取りたいと思います。
「好きなことをずっと追い続けている少年みたいな」人生をわたしも送りたいです。

[16] mixiユーザー 08月29日 13:56

今回は、深い作品の紹介が多かったように思います。

介護について書かれた本として、いつも頭に浮かぶのは有吉佐和子さんの『恍惚の人』です。
介護は、避けては通れぬ道ですよね。
最近、こういった本が多いような気がします。

一番目を惹いたのは、『ドンナ・マサヨの悪魔』です。
もう、タイトルと表紙だけでもノックアウトです。
書評も結構盛り上がっていたので、手にとってみたいと思います。

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