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Michael CaineコミュのIs Anybody There?

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Is Anybody There? (2008)

94 分
イギリス映画

監督:  John Crowley
脚本:  Peter Harness


Bill Milner     Edward
Anne-Marie Duff   Mum
Ralph Riach     Clive
Linzey Cocker    Tanya
Elizabeth Spriggs  Prudence
Leslie Phillips   Reg
Sylvia Syms      Lilian
Rosemary Harris   Elsie
David Morrissey   Dad
Thelma Barlow    Ena
Peter Vaughan     Bob

Michael Caine    Clarence
Oliver Leach     Barry

粗筋
Set in 1980s seaside England, this is the story of Edward, an unusual ten year old boy growing up in an old people's homerun by his parents. Whilst his mother struggles to keep the family business afloat, and his father copes with the onset of mid-life crisis, Edward is busy tape-recording the elderly residents to try and discover what happens when they die. Increasingly obsessed with ghosts and the afterlife, Edward's is a rather lonely existence until he meets Clarence, the latest recruit to the home, a retired magician with a liberating streak of anarchy. Is There Anybody There? tells the story of this odd couple - a boy and an old man - facing life together, with Edward learning to live in the moment and Clarence coming to terms with the past.

映画データベースを見ても本作の情報は皆無でマイケル・ケインの経歴をみても本作の08年には助演したバットマンの「ダークナイト (2008)」が出ているだけだった。 自分ならケインの演技を味わえるものとしてダークナイトは捨象しても本作はその年の項には欠かせないケインの作品とする。 だから上記は IMDb サイトから牽いた。

BBCテレビの深夜にかかったものを観た。 見始めるまでにはもう30分は経っていた。 だから途中で分からなくなったり退屈であればそこでスイッチを切ろうと思いながら飲み物を手にソファーに座り込みそのまま終わりまで観た。 粗筋を読むとマジシャンをしていたケインは少年の両親が経営する小さな老人ホームの新参者らしくそのことで主人公の少年と意気投合したのだった。 テープレコーダーでいろいろ録音する少年はそんな家族経営の老人ホームで日常的に亡くなる老人達の死に接し霊魂を録れたらとマイクを設置したり大人にとっても誰にとっても興味のある死や死後のことをケインと話すようになり他に友達のいなかった主人公の少年と友情関係が結ばれるのだが後半生憎ケインもアルツハイマーに蝕まれていくことになるけれど、少年はそれを通じて、また両親の危機を織り交ぜてこの環境の中で成長していくのを見せる心温まる物語となっている。 

主人公の少年 Bill Milner はあるところではハリソン・フォード刑事がアーミッシュの村で匿われる「刑事ジョン・ブック/目撃者 (1985)」で少年を演じた ルーカス・ハース を思わせるものがあった。 ケインがショービジネスに関係する役を演じたものには灰汁の強いマネージャーかプロモーターを演じた「リトル・ヴォイス(1998)」が思い出される。 それに主人公の母親役を演じた Anne-Marie Duff もあちこちのドラマやテレビ映画で好演しているのを見るけれど本作での演技は自分が今まで観たものの延長上にあると思える好ましいものだ。

それにしても途中から観て時代設定が分からなかったけれど主人公が父親と「バック・トゥ・ザ・フューチャー(1985)」を映画館で見るシーンがあるので80年代も半ばかと思った。 時間が戻せたらということが彼の日常にあったからそれに合う設定にしたのだろうがその映画を観たときのことも思い出されて面白かった。 ただ80年代だから少々古風な個人経営の老人ホームが設定の範疇に入るけれど現代では時代が変りそのような家では営業許可が下りないのではないかと思えるような家である。 その分年寄りが小さなスペースで肩を寄せ合って生活をするノスタルジックな風景が見られるのだ。 それがある種画一的で経営の合理化を進めたような大きな介護老人施設の現状に対する批判とみることも可能かもしれない。

原題の「誰かそこにいるのか?」という言葉は本作を観てからも様々な意味を響かせなかなか含みのある題だと思う。 

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