シンプルな着物と着こなしコミュの着物の種類　Vol.２

留袖について。
留袖には5つ紋がついた黒留袖と最近では紋の数が少ない色留袖があります。

留袖は全て裾のみに柄がついていて
肩や袖には柄をつけません。
黒留袖は既婚者の第一礼装なので石持ち(こくもち)と呼ばれる
家紋を染める場所が白く抜いているところがあります。

裾の柄以外の地色が黒染めになっています。
良い黒留袖は柄がイイのはもちろんですが
黒の色が深く丁寧な染めがされています。
身内の結婚式で黒留袖を着て並んだ時にその色の深さは
違いが出てきますので選ぶ時には柄だけではなく
地色の黒がきれいかどうかも重要です。

色留袖は未婚者も着れる礼装となりますが
礼装としてだけではなく、帯締め・帯揚げを白･金ではない
色の物にして訪問着として着ることもできます。
以前は色留袖も礼装目的のみだったので仕立てる時に黒留と同様“比翼仕立”にしていましたが
最近は比翼仕立にはせず、紋の数も背中の一つ紋のみという
訪問着として着やすい状態にするケースが多くなりました。
ただ、帯から上がまったくの無地なので
訪問着として着るときには半襟を刺繍の入っているものにしたり重ね襟をして胸元を華やかにして裾とのバランスをとることも出来ます。

黒留袖・色留袖ともに合わせる帯は
二重太鼓をするため袋帯となりますが、
色留袖を食事や祝い事以外のパーティに着る場合は
裾の柄と格(柄の品格)が合うものなら名古屋帯でもかまいません。

コメント(32)

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[1] mixiユーザー 02月24日 18:06

こんにちわ宇ゐさん。
私事で申し訳ないですが教えていただきたい事があります。
去年か一昨年に祖母からもらった着物があるのですが、今日ふと持ち出して見ると背中に１つ紋が付いているのを見つけました。
これまでは普段着の入っているタンスからしか着物は持ち出してないので銘仙がほとんどだったのですが。。。

桐の紋です。
そして裾だけでなく肩の辺り、背中も絵羽模様になっています。
少し袖が長い（中振りまではいかないのですが…）もしやと思い、これも祖母のタンスから持って帰ってきた少し袖の長い襦袢を合わせてみた所、寸尺はぴったりでした。たぶんこの着物に合わせて作ったのだと思いますが、かなり派手な柄の襦袢なので訪問着や、留袖とは違うのかどうか…と悩んでいます。
着物の地の色は藍色です。
正絹で結構重みもあります。

普段着ではないのは分かるのですが、どういったときに着るものなのか分からず困っています。

見難いのですが写真も少し載せておきます。
お願いします。

[2] mixiユーザー 02月24日 23:37

豆ずきん子さん　こんばんは！

華やかな訪問着ですね！
こういった袖が長めの華麗な訪問着は昔はお嫁入りの衣装にするほどだったようです。
江戸～昭和初期は着物の柄も大胆なものが多かったので
おばあさまがほんとにお若い時に晴れ着としてひいおばあさまに作ってもらわれたものの一つなのではないでしょうか。

現代で着ようとする場合はやはり結婚式の披露宴に出席するときや、ホテルでのパーティなどのほか、充分に自分を主張したい場にふさわしいと思います。ｸﾘｽﾏｽﾊﾟｰﾃｨなんかもいいかもですね。
着物全体が華やかなので一つ紋に関してはついているから礼装ということにこだわらなくていいでしょう。
現在でも訪問着を礼装にも着たい場合は一つ紋を入れることがあります。
この訪問着も礼装でも着られるように入れたのでしょうね。

アンティークと言ってもよい着物ですので帯締めに丸ぐけを用いたり、大きな帯留めを使ったり　刺繍の半襟を襦袢につけたりして時代を合わせ、中途半端に印象をおさえないようにする方がいいと思います。
ですから当然長じゅばんも袖丈のあっているその華やかなものを着たほうがいいでしょうね。
長じゅばんが派手なのは時代がそうだったので自信持ってその着物の時には着てください。

是非豆ずきん子さんご自身のお誕生日パーティなどを開いてもらって主役としてこの着物を着てあげてください＾＾ｖ

[3] mixiユーザー 02月25日 01:18

早速のお返事有難うございます！！

訪問着というとほとんど無地のものが中心かと思っていました、勉強になります。
もう少し早く気づいていればお正月にも着れましたね！残念！！
４月は誕生日なのでこれを着てお食事なんてのも楽しいですね♪今から予定を練らなければ…。。。
思い切って派手な帯を合わせてもきっと負けないですよね、問題は自分の顔が負けてします事ですが…。

コーディネートまで教えてくださって有難うございます。
やっぱり宇ゐさんに相談してよかったです！！
こんなに可愛い着物を譲ってくれた祖母にも感謝です。
大切に着ようと思います。
ではでは。。。

[5] mixiユーザー 03月02日 12:23

Kimさん　はじめまして！

書き込みありがとうございます＾＾
そして妹さんご結婚おめでとうございます！

留袖を着る(着せる)場合に注意することは

・着丈(裾合わせ)が短くならないようにする。
　　草履を脱がない場所で着ることが多いので裾合わせは
　　床に少しかかるぐらい長く着た方が立ち姿がきれいです。
　　草履はわずかにかかとが高くなっていますので
　　床よりも短く着てしまうと草履を履いたときに
　　足袋の甲まで見えてしまうからです。
　　着る時に床に新聞紙などを引いて草履を履いた状態で
　　裾合わせするといいですね。
　　その際、前は足袋の甲につくように、後ろは草履に5ミリほど
　　かぶるぐらいに着るときれいです。
　　(これは留袖に限りませんが、格の高い着物を着るほど
　　着丈を長く着る方が上品に見えますよ。)

・最初の裾合わせをした時の腰紐は気持ちしっかり目に結ぶ。
　　留袖は比翼仕立てで裾が重くなっていますので
　　最初の腰紐はしっかり目に結んでください。
　　この紐がゆるいと確実に裾がズレて落ちてきます(;^_^A

・帯(前)位置が高くならないようにする。
　　帯の前中心が高くならないようにするほうが
　　ミセスらしいですし楽でもあります。
　　巻くときに上ずらないようにしてもいいのですが
　　巻いた後に前の真ん中上辺を持って
　　ぐぐっと押し下げるようにしても大丈夫です。

・帯枕の紐を結んだ後に、結び目をウエスト位置まで帯の中の方へ
押し下げておくと食事もしやすく楽に長時間いることができます。
帯揚げを収める場所も出来るので着ているうちに帯揚げが
盛り上がってくることもありません。

・お太鼓(二重太鼓)は小さくならないように＾＾
　　おめでたい席での帯結びなので着姿全体のバランスが悪くならない程度に
　　しっかり柄を出してあげてください。

といったところでしょうか。。。

後は習ったことを一つ一つ確認しながら頑張ってみてくださいね＾＾

楽にきれいに着付けできますようお祈りしております\(^O^)

　　

[8] mixiユーザー 03月07日 22:28

おおお！！　それはよかったですヽ(^◇^*)/

私も何故かほっとしましたｗｗ

これがかなりの自信になると思いますよ＾＾

これからも自分や他の人の着付けをたくさんして慣れていってくださいね！

[10] mixiユーザー 10月30日 08:16

hanako_hanakoさん

着物は万年初心者ですが、我が子も年頃
そして親族として結婚式に出席することが多くなる世代です。

>礼装としてだけではなく、帯締め・帯揚げを白･金ではない
>色の物にして訪問着として着ることもできます。

これは　「色留袖」に関するコメントだと思います。

一般的に見て　留袖をお召しの方は「親族」の方とお見受けしてしまいます。
ご親族の方が　礼装である留袖を着崩してお召しになっていると見られてしまうと　
あまり良い印象は持たれないと思います。
少なくとも　私世代は自分の子どもの結婚式に　
お相手方の列席者にそういう方がいらっしゃると　少々不安になります。

特に　チャペルでは留袖をお召しになる方はあまり多くありませんので
目立つと思います。

プロでもないのに口出ししてごめんなさいね。

[11] mixiユーザー 10月30日 23:17

ん～・・・私もw_mさんの意見に賛成ですね。

まず、“五つ紋の留袖”まで着崩す必要があるのかということですね。
きものは確かにファッションとしてとらえられる面も多いですが
同時に服装としての格付けも厳然としてあります。

色の小物で変化をつけるのは“色留袖”までではないかと思いますし
トピ立て時の文章も色留めのアレンジケースとしてのご紹介です。

ご予定されているところを申し訳ありませんが
アンティークとは言え、上半身＆袖が黒で紋が入っていれば立派な礼装となり
小物を変えても格は落ちません。
保守的と思われるかもしれませんが、そこは守っておかなければならない部分ではないでしょうか・・・

仲良しのお友達でしたら尚更ご親族とは一線隔した上で
礼を尽くしていく方がいいと思います。
　(結婚式でしたらチャペルでも神社でも礼を尽くすことは同じです。)
お友達の立場での着物選びは色留めがギリギリです。
色留めでも白/金銀の小物は使わず、色の小物で訪問着風に着ていくといいと思います。

裾模様の豪華さは確かに黒留袖は地色が真っ黒なのであるのですが
問題はやはり五つ紋です。
もし、今後ご親族のお祝い事用で保存しておくのではなく
ファッションとして着用されたい場合は紋を消す必要があります。
黒で染めて消すとやはり上半身が真っ黒で重ね衿や刺繍半衿ぐらいでは
座った際に晴れません。
紋の部分に上から花などの植物、裾模様の柄からの連想柄などの色刺繍をしてしまう
手段をとれば“黒地の訪問着”として着用できるようになります。

楽しみにされているお式だからこそふさわしい格の着こなしで
行かれることをお薦めいたします＾＾

[15] mixiユーザー 10月24日 21:02

＞ろいちんさん
随分と日にちが経っているので、既に結婚式が終わっているかもしれませんが・・・一応。

私も結婚式は土地柄や周りにあわせる必要があると思います。
格を上がりすぎても下がりすぎても　いけないのでしょうね。
明確なガイドラインが無いのも悩むところですよね。

私も普段は着物や帯の格をあまり気にせずに、気軽に着物を楽しんでおりますが、御呼ばれの時には　一般的なルールや土地柄に合わせています。

なによりも　主役に恥をかかせることなく、でしゃばりすぎないことを気にしていますよ。

来月弟の結婚式があり、着物を着ます。
まだ独身なので、振袖にしようと思いますが、柄は控えめなものを選びました。
お気に入りはちょっと派手目な色と柄なので、３０代の未婚の姉の立場としては、一歩下がって、控えめな柄を選びました。

ただ、ちょっと気になっているのは、叔母が附け下げに一つ紋で裾のあたりに「寿」の柄が入っている着物で出るようなのですが、小物は帯揚げも帯締めも白を用いると言うのです。
帯だけをレンタルするようで、そのレンタル屋から「親族なら小物は白だ」と言われたからなのです。
見た目も、あまりお洒落な組み合わせにもならず、今一格が合ってないような印象を私は持っているのですが、皆さんはどう考えますか？

[16] mixiユーザー 10月25日 03:12

Megさん、叔母様の附け下げは紋や「寿」が入っているので
小物の白はあってしかるべき選択なのですが、
必ずしも...ではないとは思います。

黒留袖や色留袖以外の濃い色のきものや帯の場合、白の小物はとても目立つことがあります。
その場合は地色に合う、または準ずる薄い色の帯揚げや平打ちの帯締めなら格がそれほど下がるわけではありません。
ましてや裾におめでたい文字が入っているお着物でしたら
それだけでもお祝いごと用ということで
全体の格は保たれるとお考えになっても大丈夫だと思います。
もちろん親族の方が白い小物で色ものの着物を着るということは十分に考えられますし、
格を上げて行きたい時には選びますが
「寿」の文字が映える色を小物に使われてもいいと思いますね。
色ものの帯締めは強い色を避けて平打ちの金糸使いのものでしたら
上品で格があるのではないでしょうか＾＾

また、ろいちんさんへのコメントがやはり遅くなり申し訳ありません（･･;）
もし、着物で出ることをたいそうだと捉える空気がある場合は
礼装という感覚よりも少しソフトな“きちんとしている”という印象を
目指すのもいいのではと考えます。

色留袖は確かにちょうどよいとは思いますが、
もしあまり気が進まないのでしたら
控え目な色や柄の訪問着という選択を視野に入れてもいいですし、
あるいは留袖用の格のある袋帯で色無地を着るという方法もあります。
どちらも着席した場合には色留袖に近い感覚となるので
第一礼装の黒留袖を着ておられる花嫁さんのお母様を立てることもできます。
義理のいとこさんでしたら少し離れたご親族ですので上記の選択は問題ありませんが、
ミセスということでの黒留袖も間違いではないと思います。
曖昧で申し訳ありませんが、連絡を取れる範囲で申し合わせることができましたらその上でご判断ください(^_^;)

私も長くなりましたが考え方の参考としていただければ幸いです。

[17] mixiユーザー 10月25日 12:35

ありがとうございます。
参考にさせていただきます。

[18] mixiユーザー 04月12日 15:04

こんにちは。いつも大変参考にさせていただいております。

先日、アンティークの黒留袖を購入いたしました。
どうしても現代っぽい模様では気に入るものが無く、
あちこち探していたところ、ようやくお気に入りの1点が見つかったのですが、
裾に綿が入っており、比翼が水色です。
昔の留袖にはよく綿が入っていたようですが、今時分でも着用して特に問題はないでしょうか？
着用するといっても、結婚式ぐらいしかないと思われますが、
比翼の色も、結婚式などで白でなくてもよいのでしょうか？

それと、柄がかなり派手です。模様が裾あたりだけでなく、
腰あたりから下は全て色（水色）が入っており、柄も入ってます。
留袖にも歳相応の柄というのはあるのでしょうか？
今すぐに着用する予定はないのですが、いざ着る時になって派手すぎて着れない！
なんてことになったら悲しいな･･･と思いまして

[20] mixiユーザー 04月14日 10:41

シミちゃん様

以前もこちらのコミュでお世話になりました。ありがとうございます。
裾の綿は今でも特に問題はないのですね。
裾が重くなった方がいい、というのは？重しになる？のでしょうか？

比翼はかなり鮮やかな色なので、もしや・・・芸者さんなどが着用していたのかな？と。
綿も結構厚く入っているので、引いて着ていたのかな？とも思ったのですが、
そういったものは、一般の結婚式には向かないでしょうか？

[22] mixiユーザー 04月16日 20:29

失礼いたしました

画像ないと、イメージわかないですもんね。

併せまして、私も購入したばかりの時、
随分模様が上まであるな･･･と思いましたが、
再度確認してみると、そうでもないでしょうか？
でも、着用すると上前が全て模様になります。

比翼は良く見ると薄い水色ですね。

[23] mixiユーザー 04月17日 01:16

> bodarluさん

こんばんは

携帯からの拝見ですし、全く自信がないのですが、もしかしたら五つ紋付きの黒引きではないかなぁと思ったりしました

正直言って黒引きにご縁がなく生で拝見ですしたことがないので気になります

詳しい方のご意見を私も伺いたいです

[24] mixiユーザー 04月17日 01:32

モエ様

あ～なるほど！黒引きですかぁ。
振袖だったのを袖を落としたのかもしれませんね。
こういう場合って･･･そのまま留袖として着用していいものなのか･･･
でもやはり比翼の色が気になります･･･

[25] mixiユーザー 04月17日 01:51

> bodarluさん

度々失礼します。

芸者さんなどがお召しになる黒引きはおそらくはじめから留め袖になっていると思うので、お悩みのお着物のが振り袖を留めた物とは限らないかもしれませんよね

本当に憶測にすぎませんので、どなたかが詳しいコメント下さると良いですね

まだまだ、勉強が足らないと思う今日この頃てます

お役に立てずすみません

[26] mixiユーザー 04月17日 01:53

> bodarluさん

芸者さんがお召しになっていた物じゃないかしら。

[28] mixiユーザー 04月17日 07:59

> bodarluさん
おはようございます。画像拝見しました！

留め袖によくある江戸褄や裾模様にしてはかなり高い位置から柄づけされていますね。
かといって島原褄模様まではいかないですが。
島原褄と江戸褄の中間の柄づけみたいかな？！
島原褄は京都の遊郭から始まった柄づけですし、
格式のある場所では比翼衿の色は白が正式ですから、結婚式などへは不向きですね。

私も現代では、やはり舞台用か舞踊などで着用可能かなと思います。
(あとはコスプレ的なオフ会とか

)

[29] mixiユーザー 04月17日 08:30

ちなみに比翼衿ですが、昔はどうだったか知りませんが今は…
・参列する場合の黒留め袖の比翼は白と決まっています。
・色留め袖は、第一礼装として着る場合は白。
準礼装までとしてなら白以外の色ものでも大丈夫です

[30] mixiユーザー 04月17日 10:39

皆さん、アドバイスありがとうございます！

私も知識が無くお恥ずかしい話ですが、
購入したお店の方も、私が結婚したので、親族の
結婚式などに着ていく留袖をずっと探していた。
との話をしても、特に結婚式には不向き、
とはおっしゃってなかったので、着れるものなのかと

水色の比翼は外して、白の比翼を別に準備すれば、
着物自体はこの模様でもＯＫでしょうか･･･？
せっかく気に入った模様なのに、着る機会がないのはなんとも悲しいです

[31] mixiユーザー 04月17日 13:53

> bodarluさん

比翼は白に変えられるとして、
模様の前に確認してほしいことがあります。

お引き摺り用に仕立てた着物(おはしょりをしない。)と、普通におはしょりをして着る着物は仕立て方が違います。
歌舞伎や日本舞踊の引着は帯の下から衿はでていません。
お引き摺り用の着物は着丈が長くて、着付けたときに帯の下に衿が出ないように衿部分が短く仕立ててありますから、
おはしょりをして着てみて、衿が帯の下に出るかどうかを確認なさってくださいね！

[32] mixiユーザー 04月18日 13:05

璃絵/CR-Z32w様

アドバイス、ありがとうございます