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J AOR GentleTravelin  コミュの芳野藤丸 まるで工藤ちゃんなハードボイルドミュージック 独断と偏見シリーズ3

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 独断と偏見シリーズ第3弾は 芳野藤丸さんです。

 松田優作のイベントとかに行くと、優作だってシンガーとしてかなり本格派だった人ですけど、しかしだいたいBGMで流れているのは「探偵物語」の主題歌BADCITYや・・・いやどちらかと言うとロンリーマンだったりするんです。
 それを聞くと皆さん、往時の探偵、工藤俊作=優作をすぐ思い出すってことなわけですが、しかしこの曲を歌っているのは優作ではなく、まぎれもなくSHOUGUNリーダーの芳野藤丸氏なわけです。
 
 つまり藤丸さんの歌声を聴くと優作を思い出すって現象が自然と出来上がってるとこもあるわけですね。
 
 しかしこれは本当は主客が逆で、優作=工藤ちゃんのイメージというのは元来芳野藤丸テイストのことなのだ、とも言えるわけです。
 ところが「探偵物語」がSHOUGUNが音楽担当であったことは後の優作回顧本なんかに書かれていても、芳野藤丸の名前はちっとも出てきません。
 
 しかしながら藤丸氏のファーストアルバムはその詞の内容、そこにあるドラマ、楽曲のテイスト全てが「探偵物語」の工藤ちゃんの世界だなあと私はいつも思ってしまいます。
 
 優しすぎてダメな男が一人くらいいてもいいよね
 
 1曲目のこのフレーズがとても好きです。
 工藤俊作はそういう探偵でした。
 
 ソープ嬢やらオカマやら映画狂の骨董屋やらの小さな仲間とグダグダつるんで、そういう身寄りのない寂しい仲間達を大事にし、しょーがねー厄介な依頼人だなあと思って仕事してても、そいつがとてもハートのある奴だとわかると平気で命がけで危険すぎる捜査に乗り出す男、だけど警察や世間ではろくでもない商売やってる、いつもすっとぼけてて金無くてピーピー言ってるダメな奴とか思われてたりして・・・。
 
 その上最終回で告白しているように、かなり訳アリの過去がある男で、このアルバムの中で言うと『プリテンダー』のヤバイ綱渡りをする男、なんだかヤクザっぽい金持ちの女になってしまった昔の恋人を歌った曲、横浜中華街のいかがわしい連中とのヤバイ駆け引きしているような男を歌ったような曲、工藤ちゃんがべスパを飛ばして捜査してるときに流れたらさぞ渋かったろうSD風味の「NotwhatImLookingFor」・・・・・・などなど聴いてるだけでこちらのほうが『探偵物語』を思い出してしまうのです。
 
 その音世界を作ったのは藤丸氏なわけですから、やはり工藤ちゃんのあのキャラには藤丸氏のテイストが少なからず沁みこんでいるように思うし、まったく別物として聴いてみてもやはり工藤俊作のような男のAORというのはどうしても思います。
 
 そもそもFUJIMARUBANDの楽曲だってジャケのムード共々どこかハードボイルドな哀愁がソフトな中にありましたしね。

 2ndではLAのプロフェッショナルなミュージシャンと絡んでますが、まあこれは偶然だとは思いますけど小鷹信光氏原作の『探偵物語』の続編では、年老いた工藤ちゃんはLAに渡り、そこでLAのプロ達と探偵として仕事しているのです。苦笑
 
 両方とも2作目はLAとかかわる・・・・・・ 偶然ですけど、でもなんだか偶然とは思えません。苦笑

 いずれにしても芳野藤丸=ハードボイルドミュージック,またハードボイルドなAORサウンドってのはそれほど独断というわけではなく、結構明らかな事なんじゃないかなあと思います。
 
 『ゴルゴ13 Queenbee』の主題歌を女性シンガーとのデュエットで歌って(作曲、映画のサントラも担当)ますけど、これなど藤丸氏以外には考えられないほどハードボイルドに決まっております。

 こういう決まり方を見ていると、これからももっとハードボイルド映画の主題歌やサントラを藤丸氏に担当してほしいなあと強く思ってしまいますね。

 ちなみにABSはこの藤丸氏のハードボイルドな動と、松下誠氏のクールな静が見事に融合した、イン&ヤンな、それこそABっぽい、複雑なバランスの融合が実現しているバンドだと思います。

コメント(6)

1stのジャッケト懐かしいですね。
このアルバムはラジオミックス盤も出てましたね(放送局用?)
DJが入っているバージョンです。
持っていましたが、現在行方知れず・・・
このアルバムは大好きです!
アルバムは持っているけどあるはずのCDがない。
今だ不滅といいたい曲ばかりです。
書き込みありがとうございます。
あのなんともAORかつハードボイルドなところが(特に最後の2曲)とても好きです!!
まさに不滅のアルバムですね!!
"Freeway 5 to South" でしたっけ?僕はあの曲にヤラれ続けています。聴くたびに南国の楽園にトリップしてバカンスを楽しんでる錯覚を覚えます。イントロの女性ラジオDJだけがそうさせてるのではなく、やはり曲全体のメロディが持つ魅力だと思います。あそこまで気持ちよく錯覚させてくれる曲は、なかなかないです。最高だと思います!!
Freeway・・・・ってサビのコーラスも美しく決まってますね。
メロデイは確かに魅力的な藤丸節って感じで見事ですよね。
また妙にバカンスの香りと、そこでの小粋なアバンチュールみたいな短編小説的な物語っぽい世界を感じさせますね。
名曲だと思います。

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