真夜中、幽霊、シーツ、七階コミュの舌に愛をのせて

しがないコンビニのレジ打ち。それが僕である。主に夜から早朝勤務。コンビニっていうのは老若男女問わず本当にいろんなひとが集うわけで立ち読みのみで一切金を使わない貧乏学生、新作デザートのチェックに毎日通ってくる主婦、仕事帰りのしんだ顔で弁当を選ぶサラリーマン、伝線したストッキングの代わりを慌てて買いに駆け込んでくるお姉さんもいたりする。ちょっと興奮する。…またあの女だ。

コンビニの菓子パンに指をたてる遊び。安いパンは指の形にへこんで戻らない。これだけが生きていて楽しい。
買う分はもちろんそのパンの後ろから取る。自分が食べるのはなるべくきれいなものがよい。当たり前だ。
今日はちょっとお金をもっているから五個買った。コンビニを出たところで男子学生二人組にぶつかりそうになった。念をおくる。お前はひどいめにあう。お前はひどいめにあう。。帰宅してシャワーを浴びる。特に、念入りに足を洗う。だって、そとを歩いてきたんだから。それから清潔な寝巻きに着替え、ベッドに横になり、菓子パンを食べる。母親が扉の外から声をかけてきた。「夕飯、魚を焼いたよ。」それってすごく健康的だね。

あー女の子！女の子がほしい！もちろん女の子なら誰でもいいわけじゃない。顔はかわいくおっぱい大きめ、背はぼくより低くて華奢、勉強は程よく運動はちょっと苦手、そんな女の子だ！！友達にぶちまけると自分はハジでいい。寧ろハジがいいと言う。ハジとは最近ブレイク中のアイドルだ。そひゃハジはかわいいけどぼくはぼくだけのさわれるアイドルがほしいのだ。友達がハジが表紙の雑誌を買いにいきたいというから学校帰りにコンビニに寄ると丁度出てきた女とぶつかりそうになった。品定め。うーんいまいち。そう思ったバチか次の日原因不明の熱が出た。