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真夜中、幽霊、シーツ、七階コミュのゆにお池袋篇

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喫茶店に入る。二○:○○。なんにも言わず天鵞絨のソファに座った。髪の色を白く抜いたまったく愛想のない女がメニューを持ってきた。珈琲。聞き取った女はメニューを半ばひったくり黒いヒールをかつかつさせ去っていった。

・・・
池袋駅でゆにおと落ち合う。二三:五五。ゆにおは角のはえた青とショッキングピンクのけばけばしたフリースを着ていた。ゆにおのこう、少し野暮ったいようなものをすとんと着こなすところを大変好ましく思う。
北口を出て伯爵に入る。目につく金色に鏡張り、生けた薔薇、鹿の置物、いろんな種類の魚がぶちこまれた水槽、、
となりの席の男は足をかなり露出させた外人女性を連れていて、あまりにもあまりだったのでニヤッとしてしまった。女性はハムサンドをばくばく食べながら男におべっかを使っていた。そりゃあ深夜の池袋だもの。
あー、とか、うー、とかそんな音ばかり出て言葉が、文字が出てこないのだ。もうずっと。大変困っている。という話をすると、でもあっけらかんとしたしゃべり方だけどねと。そして、ものを書いて生きていくということについて。
渋谷のライブハウス、ラストワルツで月一行われるポエトリーリーディングに誘ってもらう。ゆにおは発起人のひとりだ。持ち時間十分内容問わず。やってみよう、やらないと。やります。お金を払い、自分の言葉を聞いてもらう。…お金を払わなければ聞いてもらえないのか?かんがえた件については後詳細。
小さいとき夕飯でおでんとは大変ながっかりメニューだった。素麺も然り。ゆにおは帰省時、親に何でもすきなものを買ってあげるよと言われなぜか大量の白滝を買ってもらったらしい。ざらめのポットからちびちび取りだしかじっていたが太った老年の店員がポットを引っ込めてしまった。
目はとっくにしばしばしていたので。雨は止まなかったが夜が明けたので高円寺に戻り、少し手を温め眠りに就く。七:三五。つづく

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