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真夜中、幽霊、シーツ、七階コミュの月読み

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力を試したいと思う事は悪か。自分の力がどこまで通用するか知りたいと思う事は悪か。「科学者は典型的な例だ、力を得ればその力を試してみたいと思う。何かに振りかざし自分が今どの地点にいるのか知りたい。何が出来て何が出来ないのか。これからどこまで上へ行けるのか。全て二択だ。」雨屋からそんな事を抜かした時がある。そういう時の雨屋は決まってやけに目がぎらついていた。私はいつでもふんと素知らぬ顔をしていたが不気味な気持ちは拭えなかった。

その頃には既に雨屋は大學へは来なくなっていた。
「骨董を売り歩いたり、夜銭を稼いでんのサ。」
雨屋はケケと笑った。それでね、面白いもんを拾ったよ。そう雨屋が云うと奥の部屋からぬっと女が現れた。
「君が家に呼ぶなんて何事かと思ったら、こりゃたまげた。」
顔色が悪い女だ。細面に鋭い目付きが印象的だった。
「月読みだ。」「予言者だと、、」
雨屋はにんまりと頷く。女は何も云わない。不気味だ。酒も入っていないのにぞくぞくした。私の顔を覗き込み、ぼそぼそと呟く。
「あまり名は知れない、物書きと出ています、、」
聞いてもいないのに先見をされた。雨屋はカラカラと笑う。
「君い、良かったじゃないか。」「それで、お前は何と云われたのだ。」
さあねえ。月読みの女を見たのは、後にも先にもその日だけだ。

コメント(2)

やめろおおおっ

と言いたくなりますね

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