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1Q84コミュの「1Q84」はいまや社会現象のようです。

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村上春樹の主な著作  発行部数の表,アエラに掲載されているものと思いこんで捜していたら,なんと週刊朝日(6月19日号)でした。あらためてネットで探すと,ありました。
http://news.nifty.com/cs/magazine/detail/asahi-20090610-02/4.htm

【村上春樹の主な著作  発行部数】
1979 風の歌を聴け          21万部
1980 1973年のピンボール   15万部
1982 羊をめぐる冒険          23万部
1985 世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド(新装版) 9500部
1987 ノルウェイの森 上下      453万部
1988 ダンス・ダンス・ダンス 上下 111万部
1992 国境の南、太陽の西       46万部
1994 ねじまき鳥クロニクル 1   33.4万部
        ねじまき鳥クロニクル 2   29.1万部
1995 ねじまき鳥クロニクル 3   22.7万部
1997 アンダーグラウンド       27万部
1999 スプートニクの恋人       30万部
2002 海辺のカフカ 上       38.6万部
        海辺のカフカ 下          35.2万部
2004 アフターダーク           36万部
2009 1Q84 BOOK1           51万部
        1Q84 BOOK2          45万部
※発行部数は出版社公表のもの。文庫本は含まない。6月5日現在

図書館で手書きで書き写したのに!ネットにあったとは,すこしがっくり。
海辺のカフカでも39万部弱だったのですね。質的には3倍の差はないと思うが。
「1Q84」はもう社会現象のようです。

>「1Q84」が200万部
 作家村上春樹さん(60)の新作長編小説「1Q84」(全2巻)の発行部数が、1、2巻を合わせて200万部に達したことが6日、分かった。
 新潮社によると、内訳は1巻目の「BOOK1」が110万部、「BOOK2」が90万部。5月末の発売から増刷を重ね、約6週間で15刷になった。
(2009年7月6日17時34分 スポーツ報知)

コメント(3)

約6週間で15刷・・ すごいですね。
でも社会現象って気はあんまり感じないですよね?
ノルウェイの森のときに比べるととくに。

電車のなかでおじさんが読んでるのを見て。
香港行きの飛行機でとなりになった人が「アフターダーク」を
読んでいたので思わずこえかけたら、1Q84読み終わったとこだと
言っていました。

うえの数字を見ると、ノルウェイの森って異常だったんだなあと思います。
日経新聞文化面(2009年7月11日40面)に『村上春樹「1Q84」なぜ読まれる?孤独救う小さな愛に希望』という記事が掲載されました。

「小説家、村上春樹( 60) の新作「lQ 84 」が大ベストセラーになっている。5月末の発売
から1 カ月あまりで2巻合計2 0 0万部を超えた。なぜ読まれるのか。その魅力を探った。

「現代の普遍的な心象風景が描かれている」。社会学者で東京工業大学教授の橋爪大三郎は「登
場人物同士のコミュニケーション不全」に着目する。主人公の若い女性「青豆」と青年「天吾」の2
人をはじめとする登場人物たちは、様々な場面で互いに連絡が取れない状態に陥る。隔てられた個
人の感覚が象徴的に描かれることで「読者は『私たちのことをわかってくれている』と安心する。
だから読まれる」。

スキャナで読み取ってpdf ファイルにして,エディタに移したら,ほとんど読みとれたので,長めの引用にしました。
pdf ファイルからメールエディタに移すときに文字化けして使用に耐えない時と,今回のように引用に使えるときがあるのが不思議です。

記事はこの後,加藤典洋,小野正嗣,内田樹といわば与党評論家の評価をあげ,最後に,
「批評家の東浩紀は日本文学の伝統に収まらない小説を開拓してきた村上を評
価しつつも「今回は新しさが感じられない。カルトの問題と向き合うにしてもオウム真理教以前の
古いイメージにとどまっている」と辛口だ。」と締める。

思うに,初期キリスト教もカルト(生き残ったから正統)だったのだし,文学の課題はギリシァ悲劇の時代から変わらないのだから,
「古いイメージにとどまって」いてどこが悪いのか?
神・仏があって、ユダヤ・キリスト・イスラム・ヒンズー・仏教・古来からの神道。それぞれが、国を治める道具として、また、相手を責める口実として利用されてきている。すぐれた哲学も使い方を間違えると独裁となるし、宗教も国とくっつくと同様となります。春樹さんは、アンダーグラウンドで、オウムの被害者数百名と対談して、そういった哲学や宗教そして国をも超える何かを感じたのでしょう。それをどう表すかが、作者としての力であり、春樹ワールドの醍醐味だと私は思います。上下でなく1・2ですので、その先の春樹先生が感じた今の世界観を見せてもらいたいものです。今回の1Q84を読んだだけの人では、全くわからないか、違う感じ方をするのでしょうね。もちろん、日本の批評家は問題外ではありますが。

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