ぐるなＢＢコミュの中華そば嘉一（ラーメン・宮城県仙台市青葉区国分町）

宮城県は仙台市青葉区、繁華街・国分町通りを北上し、定禅寺通りも突っ切ってさらに北上したところの左手にあるラーメン屋。
鶏ダシのスープを売りに丁寧かつシンプルなラーメン“中華そば”を提供し、その人気は今や県内トップクラス、平日の昼間、開店直後でも行列は絶えない。
店内はカウンター13席程度、混雑時は入店直後の券売機で食券を買い、店内奥まで詰めて並ぶ必要がある。
店外に並ぶ際は、近隣飲食店の出入口を防がない様、足下の注意書きによく目を通そう。

営業は基本的に昼のみ、“中華そば”や“三陸わかめラーメン”などを揃え、セットメニューも3種類あり、一品メニューも準備されている。
卓上には胡椒、そして唐辛子のみが並ぶ。
後ろにいる客の事を考えると慌てて食してしまいそう。

コメント(3)

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[1] mixiユーザー 09月14日 22:59

中華そば

麺 ★★★★★
ス ★★★
肉 ★★★★★
玉
他 ★★★
85点

鶏100%のダシを用いた黄金色の透き通るスープ、所謂「鶏清湯」に麺とシンプルな具材というラーメン。
麺はやや太丸型のちぢれうねり、ほんのり低加水のプッチンシコシコ系、麺の噛み切られる潔さと、口の中で弾み踊る歯応えが何とも言えない幸福感。
スープは先述の鶏清一色、穏やかな動物系の風味を優しく香らせ、鶏チャーシューから浮き出た脂がコクを付加するが、基本的には醤油も薄めのあっさり具合、塩気や風味のパンチはジャブ程度。
具材は鶏チャーシューに細切りメンマ、大胆に切られた長葱と至ってシンプル。
鶏チャーシューは鶏もも肉をじっくり煮込んで身をギュギュッと締まらせた物を5mm幅ほどで3枚ほど、筋肉質でガッツリとした歯触りと弾力、そして噛めば噛むほど鶏の旨味と煮込まれたタレの風味が湧き出てきて、同じ時を永遠に繰り返しているかの様な感覚に。
細切りメンマはシャッキリとして素敵な歯応え、長葱の粗さや青さも合間には好都合。
スープに胡椒を振ってみても味わいが増す事はなく、後に述べるがあるトッピングをすると悩みは解決され、超絶な旨味を誇るスープに様変わりし、人気も頷けるのであった。

[2] mixiユーザー 09月14日 23:04

Aセット（鶏飯）
95点

鶏清湯スープで炊き、親鶏もも肉と手羽、ゴボウを込めたご飯物。
通常250円が100円になるという超お得セット。
ほんのり湿ったごはんに歯応え強い親鶏の肉塊、そして笹掻きゴボウのしんなりとしながら芯のある食感のコントラストが、口の中でアンバランスに混じり合う。
鶏ダシの爽やかかつ甘めの風味と旨味が全体に染み渡り、親鶏のパワー溢れる肉味、ゴボウの程良い苦味とが一緒くたに運ばれ、田舎臭くもどこか上質な雰囲気を醸し出している。
鶏飯狙いの方は是が非でも食べたいセット。

[3] mixiユーザー 09月14日 23:15

鶏皮
100点

鶏の皮に甘辛いタレをじんわり染み込ませた一品メニュー。
皮がキュッと締まるほどじっくり味を込め、噛めば毛穴からタレの塩気と甘さ、ふくよかな旨味成分がジュンジュン溢れてくる様な錯覚に陥り、唾液や反射との戦いになる。
この旨味の永久機関にはやはり白米が合いそうで、それを実現させたBセットなるメニューも150円で備えている（単品では120円）。
この味わいには唐辛子が似合うと踏み、振りかければ相性抜群どころではない破壊力、ピリリと増した辛味は旨味の振り幅と味わい加減をプラスし、これぞ鬼に金棒の如し。
そしてこの旨味を秘めた鶏皮こそ、中華そばへの最大かつ最強のトッピングであり、スープに浸せば旨味成分がぐんぐん中華そばに伝わっていくのである。
鶏100%に鶏皮を足しても100%であるが、パワーアップした中華そばはジャブほどのパンチ力がストレートに様変わり。
そしてスープによってややふやけた皮までも、柔らかな弾力を取り戻し、スープの深みある味わいを吸い込んでリニューアルされた鶏皮と出会えるのである。
こちらはセットでなくても、単品でも揃えたいメニュー。

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