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デルピエロ「４０歳になってもユベントスでプレーしていたい」
「僕にとってはユベントスがすべて」と熱い思いを語ったデルピエロ【Getty Images】
　ユベントスの象徴でありチームの主将を務めるアレッサンドロ・デルピエロは、「４０歳になってもユベントスでプレーを続けていたい」との夢を語った。

　イタリア紙『コリエレ・デッロ・スポルト』のインタビューに応じた３５歳のデルピエロは、ユベントスへの熱い思いを口にした。

「僕の目標の約７０％は実現したと言ってもいいだろう。だが、まだ新スタジアム（現在改装中のスタディオ・デッレ・アルピのこと。２０１１年に完成予定）でプレーしたいという希望を持っているし、４０歳になってもこのユニホームを着てプレーしていたいとも思っている」

　またデルピエロは、今夏の移籍市場で「米国のクラブに移籍するのでは？」との報道がなされたことについても触れ、ユベントスを出ていく意思がないことを強調した。

「僕はユベントスでサッカーを続けたいんだ。何年か後には、僕のキャリアも終わりを告げるだろう。だが、それが来年の６月じゃないことは確かだ。明日どうなるか、体力的にどうなのか、そのほかの要素も含め、これから先のことはその時にならないと分からない。だが、僕にとってはユベントスがすべてだ。少なくとも僕は、自分にリミットを設けたくはない」

　一方、デルピエロは、今季クラブが一新したことに大いに期待しているようだ。

「ユベントスは新しい時代を迎えたんだ。そう、ユベントスはすべてが変わった。選手、クラブの幹部、監督、そしてメディカルスタッフに至るまで新しくなった。僕らは、新しいクラブの土台を強固なものにするために力を尽くしているところだ」

　さらに、今シーズンの展望についても語ったデルピエロは、具体的な目標こそ掲げなかったものの、チームがうまく機能していることを示唆した。

「デルネリ監督は素晴らしい決断力を持った人物だ。それに、クラブも移籍市場で“メイド・イン・イタリア”という方針に乗っ取って補強を行った。それは、選手たちがユベントスでプレーすることに誇りを感じることができる素晴らしいやり方だと思う。それに、アンドレア・アニェッリ新会長もユベントスのことをよく理解している。というより、ユベントスに情熱を燃やしていると言った方がいいかもしれない。彼のすることは、すべてうまくいっているように思える」

　デルピエロはまた、昨シーズン低迷したことでチャンピオンズリーグ（ＣＬ）ではなくヨーロッパリーグ（ＥＬ）に出場することについても、ポジティブに考えているようだ。

「今シーズンの僕らはＣＬには出場できないが、ＥＬではいい結果を出したいと思っている。ＥＬは強豪と新興勢力が混在する素晴らしい大会だ。プロの立場から言わせてもらえば、ＣＬに出場しない埋め合わせは、ＥＬに出場することで十分できる」

　最後にデルピエロは、チロ・フェラーラ元監督が同選手のことを「いつでもプレーしたがり、それが時々問題を引き起こす」と語ったことについては、「昨シーズン、僕らの間に起こったことはもう過ぎたことだ。フェラーラには少しでも早く監督業に復帰してほしい。そして、昨シーズンのことはさっさと忘れてほしい」と語り、確執がもはや過去のことであることを説いた。