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SALSA KASHIWAコミュの村上春樹「ねじまき鳥クロニクル」

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僕は多分村上春樹をかなり読んでる方だ。一番好きなのは1Q84だけど、一番印象に残ってるのはねじまき鳥クロニクル。

あちこちで酷評され、失敗作として有名。英語版の翻訳はかなり原作を削ったらしい。この作品の中で、第二次大戦の部分だけはかなり好評で、その部分は傑作とか言われてるけど割愛。僕が注目するのは、主人公が、出ていった妻を最後まで追い続けたところ。その動機はすごくオカルト的なビジョンと彼独特の倫理観に依っている。

去っていく女をあんな風に追うものか?ほとんどストーカーみたいじゃないか?しかもその動機は幻覚に依っている。おかしいよこれって思う。昨日訳したマーク・アンソニーみたいに「僕は君をよく知ってる」と言いながら妻を追う主人公。結局妻が出ていったのは自分の人生を取り戻すために兄を殺す、というのが理由だった。本当に不思議な物語。

村上春樹には女へのインサイトみたいなものがある。そして村上春樹がこれでもかと執拗に女というものを描いたのが、僕の考えではねじまき鳥クロニクル。ねじまき鳥クロニクルに比べればノル森は女を書けてないというくらいねじまき鳥は圧巻。

だから、と言って良いかは分からないけど、村上春樹はフェミニストに随分嫌われた。団塊世代らしくスマートに女性に接しているにも関わらず。

とりとめもなく書いてしまったが、最後に一つ。村上春樹の奥さんとの関係というのが極めて興味深い。彼の奥さんはオカルトにかなり詳しいみたいだ。村上春樹の書いたもので傑作と言われているものは全てオカルトだ。誰かその筋で書いてくれないものかな。

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