z-huntersコミュの境界線のない空の下

　z-huntersの第３番目の曲『境界線のない空の下』！

　この曲を機に我々z-huntersの活動が本格的になって行きます。『境界線』ができたきっかけは、またしても前述の団体の応援！　つまり、この当時は要請があればz-huntersというバンドを稼動させましょう、という感じだったわけです。

　この時我々が応援したのが、今までの所謂「おじさん」と違い、若き青春の獅子でありました。その獅子が第三世界などで撮影した写真を集めた同タイトルの写真集からインスピレーションを受けた一曲です。

　『境界線のない空の下』がこれまでのz-huntersに増して画期的だったのは、バンドにクラリネットの演奏を重ねてみるというところでした。スタジオで初めて合わせたときのあの面白さは、未だに鮮やかに思い出されます。この曲のアイデアを持ってきたのはいわさびさん。そこにラップをのせたのが岩のりさん、あの感動も深かった。しかもうまいこと作ってあるんですよ。z-huntersの歌詞でＥＤＡ以来僕が手を加えたのもこの曲が初めてでした。とはいえ、僕が書いた部分は実にサビの一箇所だけ。なので製作に関わったとは言いがたいのが事実です。

　そして、この曲での若き獅子の応援が初めての屋内ライブになったという点で、z-huntersにとって記念すべき曲であると言えます。しかも、初めてでいきなり聴衆数百人という規模。想像していた以上に落ち着いて演奏ができ(とはいえ、今と比べるとダンチにレベルは低いですが)、成功を収めました。このライブ会場がつい先日パーティーで使用したZINKというお店です。

　この曲を一度ZINKで披露した後、z-huntersは完全に空中分解するものと思われていました。しかし、z-huntersを存続するといういわさびさんの一念がメンバーに波及し、z-huntersというバンドが、「応援」という枠を超え、本格的に「音楽活動」という舞台に立たされることになりました。記念碑的曲です。

　さて、この『境界線のない空の下』。未だにz-huntersのライブで時折演奏されるのですが、この曲を聴いているみなさんは実にいい顔をしてくれます。気分よく聴いてくれているんだろうなぁと感動する瞬間でもあります。

　このあたりの曲は僕がほとんど曲作りに関わりを持たなかったので、曲や歌詞に関する解説をすることができませんが、とにかく希望と友愛に満ち、悪と戦う気概を込めたノリノリな名曲であることに間違いはないでしょう。実際は６分以上あるこの曲が、最近のライブでは主にショートバージョンで演奏されるようになりました。

　ちなみに、『境界線』の歌詞に関して２ちゃんねるでボロカスに叩かれていたという秘話があることをお伝えして、コラム終了としましょう。


【境界線のない空の下】

Get up and pray for a day.　
愛を語る人々が導いた先に満つる
分断のflow　言語道断の壁はclose
人は黙り　疑い　憎みあい
いま窮地に立つ　決断の葛藤
さぁ、服従か？　否、決闘か？
おずる人々　その責苦に踊る

Everybody got faith Whether it's true or false
ナルシシズムなライムに沈む大船
Since　9.11　厳戒態勢
神出鬼没にドグマを展開
Terrorism against the States　即　世界大戦
We are the SGI 言葉で開戦
廻る渦巻く　ファシズムの利権
断ち切るは秘法　妙法の利剣

はるか遠くの街で　君がうつむいても
変わる時代に　願いこめて叫び続ける

果てしない空の下　どこまでも進んでいこう
あなたに出会うために
二度とはない今だから　精一杯走り抜けて
君の幸せのために

Get up and pray for ya'll people!
言葉を重ね　想いを合わせ
人々つなげる夢見て暮らす
今、大きな声をあげる
それぞれの胸に光を灯そう
国境のない夜空を照らそう
Do you join up! or fed up!
give it up! stand up! 見てな！

わずか一握りの　夢を　叶えるために
君は恐れも不安もなく　立ち向かって

この両手広げて　世界を歩きつづける
君の笑顔探して
誰よりも咲き誇れ！君らしい色で描く
輝き放つ未来・・

はるか遠くの街で　君がうつむいても
変わる時代に　願いこめて叫び続ける

この両手広げて　世界を歩きつづける
君の笑顔探して
誰よりも咲き誇れ！君らしい色で描く
輝き放つ未来・・

果てしない空の下　どこまでも進んでいこう
あなたに出会うために
二度とはない今だから　精一杯走り抜けて
君の幸せのために