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ハヤカワ・ポケット・ブックSFコミュの3201〜3250

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3201 縮みゆく人間 リチャード・マシスン 吉田誠一訳
3202 飢えた宇宙(そら) 小松左京
3203 10月1日では遅すぎる フレッド・ホイル 伊藤典夫訳
3204 X・Pで幸福を! シェパード・ミード 内藤たけし訳
3205 画像文明 石原藤夫 
3206 テクニカラー・タイムマシン ハリイ・ハリスン 浅倉久志訳
3207 白鹿亭綺譚 アーサー・C・クラーク 平井イサク訳
3208 航時軍団 ジャック・ウィリアムスン 野田昌宏訳
3209 動乱二一〇〇 R・A・ハインライン 高橋豊訳
3210 奇妙な触合い シオドア・スタージョン 高橋豊訳

3211 無限軌道 ポール・アンダースン 浅倉久志訳
3212 時の塔 レイ・カミングズ 川口正吉訳
3213 地球誘導作戦 シェパード・ミード 内藤たけし訳
3214 異次元の彼方から マレイ・ラインスター 佐藤高子訳
3215 ロボットの時代 アイザック・アシモフ 小尾芙佐訳
3216 月は無慈悲な夜の女王 R・A・ハインライン 矢野徹訳
3217 天界の王 エドモンド・ハミルトン 矢野徹訳
3218 地球光 アーサー・C・クラーク 中桐雅夫訳
3219 鋼の荒野 ヘルベルト・W・フランケ 松谷健二訳
3220 コロサス D・F・ジョーンズ 岡部宏之訳

3221 金属モンスター エイヴラム・メリット 川口正吉訳
3222 虚像のエコー トーマス・M・ディッシュ 中桐雅夫訳
3223 アンドロイドは電気羊の夢を見るか? フィリップ・K・ディック 浅倉久志訳
3224 なぜ天国から呼び戻すのか? クリフォード・D・シマック 足立楓訳
3225 天の向こう側 アーサー・C・クラーク 山高昭・他訳
3226 宇宙大作戦No.2 ジェイムズ・ブリッシュ 佐和誠訳
3227 読心機 アンドレ・モーロワ 北村良三訳
3228 プリズナー トーマス・M・ディッシュ 永井淳訳
3229 シマックの世界 クリフォード・D・シマック 小尾芙佐・峯岸久訳
3230 宇宙の深淵より E・F・ラッセル 岡部宏之訳

3231 アンドロメダ突破 フレッド・ホイル ジョン・エリオット 伊藤哲訳
3232 宇宙大作戦No.1 ジェイムズ・ブリッシュ 中上守訳
3233 宇宙の天使たち ジェイムズ・ブリッシュ 中上守訳
3234 虹は消えた 眉村卓
3235 メカニストリア E・F・ラッセル 深町真理子・他訳
3236 三惑星連合 <レンズマン・シリーズ> エドワード・E・スミス 川口正吉訳 
3237 人狼原理 クリフォード・D・シマック 船戸牧子訳
3238 アルタイルから来たイルカ マーガレット・セント・クレア 矢野徹訳
3239 敵の星 ポール・アンダースン 岡部宏之訳
3240 精神交換 ロバート・シェクリイ 井上一夫訳

3241 分荼離迦 福島正実
3242 ムーン・プール A・メリット 川口正吉訳
3243 10の世界の物語 アーサー・C・クラーク 中桐雅夫・他訳
3244 ペルシダーに還る <ペルシダー・シリーズ> エドガー・ライス・バロウズ 佐藤高子訳
3245 宇宙知性チョッキー ジョン・ウィンダム 峯岸久訳
3246 成長の儀式 アレクセイ・パンシン 深町真理子訳
3247 コマンダー・1 ピーター・ジョージ 矢野徹訳
3248 時の仮面 R・シルヴァーバーグ 浅倉久志訳
3249 ふたりで宇宙へ 豊田有恒
3250 星殺し スター・キラー 小松左京

コメント(7)

地味な話でしたが、「なぜ天国から呼び戻すのか?」面白かったです。
不死をテーマにした小説。かなり哲学的な内容でした。細部は忘れましたが。
シマックは良い作家だし、人気もあると思っていたのですが、アメリカでは絶版の本が多いそうです。
『なぜ天国から呼び戻すのか?』は未読でした……面白そうですね!
シマックはHPBだと『都市』『中継ステーション』を読みました。

シマックは本国では絶版が多いのですか。日本で人気がある作家でも、おうおうにしてそういうことがあるようですね……SFとは違いますけど、カトリーヌ・アルレーの本もフランスでは今ほとんど絶版と聞いたことがあります。
3206 『テクニカラー・タイムマシン』 ハリイ・ハリスン

これは面白いんじゃないでしょうか。
現代の映画制作会社が、バイキングもののリアルな映画を作ろうとして、開発されたばかりのタイムマシンに乗って十世紀ごろのデンマークに行き、本物のバイキングを俳優に起用します。最初はわけが分からなかったバイキングの首長オッタルも、だんだん俳優の仕事を飲み込んでいくところなどコミカルで笑えます。タイムマシンの原理など、けっこう詳しく書き込まれ、読み応えがあったように思います。
3238 『アルタイルから来たイルカ』 マーガレット・セント・クレア

イルカと人間はもとは同じ生物で、アルタイル星から来た宇宙人だったという設定。イルカは、人間が地球で横暴を働くようになったのが我慢できなくなり、特殊な装置で世界中の陸地を海に沈めだす(という話だった気がする(笑))

ちょっと地味な小説。でも海洋SFが好きな方にはおすすめかも知れません。 
3218 地球光 アーサー・C・クラーク

太陽系の居住可能な惑星・衛星に多くの人類が暮らす時代。火星、金星および大惑星の衛星群からなる惑星連合と、地球との間に軋轢が生じていた。惑星連合の星々では、当時の工業にとって不可欠な水銀・鉛・ウラニウムといった重金属がほとんど手に入らず、それらを地球からの輸入に負っていた。そんな折、月の内部にそうした重金属が豊富に存在することが地球の科学者によって証明され、それが惑星連合にも知られるようになった。月は地球の管轄地であったが、惑星連合はその資源を求め、地球はそれを与えまいとした。双方の緊張が高まるなか、月基地の天文台から情報が漏れている形跡が認められ、惑星連合のスパイがその職員の中にまぎれこんでいることは確実だった。
地球から月天文台へ派遣されたサドラーは、表向きは会計士だったが、実は惑星連合側のスパイを発見する使命を帯びていた。そんな折、月天文台からの観測で超新星が発見され、世紀の大発見と天文台は興奮状態になる。星に興味のなかったサドラーも、ドラコニス新星と名づけられたその超新星を望遠鏡で観たり、観測用の機械類の説明を受けるなどするうち、天文台のメンバーに自然ととけ込んでいった。しかし、いつまで経ってもスパイは見つからなかった。
とうとう、惑星連合の戦闘用宇宙船が月を攻撃してきた。地球側も新兵器で応戦し、結局勝敗は決まらなかった。打撃を受けた惑星連合の宇宙船の乗組員が、地球の旅客用宇宙船によって救われたことは、戦後の和平を大きく前進させた。けっきょく月は共和国として独立し、地球と惑星連合に対し中立の立場をとりつつ資源を提供するようになった。
スパイが誰だったかサドラーには分からずじまいで事件は決着してしまったが、彼は個人的興味からその謎をときたいと思い続ける。そして三十年後、サドラーはついにスパイを発見し、機密を惑星連合に送るのに使った思いもよらぬ方法の説明を受ける。

とても読みやすかった。月で起こる奇妙な現象の物理的説明も好奇心をそそる。最後の謎解きも興味深いものだった。アポロ11号が月に到達する以前に書かれたとは思えない、クラークならではの緻密な科学考証に脱帽。
3245 宇宙知性チョッキー ジョン・ウィンダム

 ゴア家の十一歳になる長男マシューは、あるときから自分の心に宿った不思議な生物とひっそり会話するようになった。チョッキーと呼ばれるその生物はマシューの頭の中から彼に呼びかけ、しばしば難しい議論を吹っかけた。地球の一日が二十四時間になっているのは馬鹿げている、なぜ三十二時間にしないのか? 一週間はなぜ八日ではいけないのか? 両親のデイヴィッドとメアリはそれに気づいたが、はじめは子供なら誰でもする類の空想にふけっているに過ぎないと思った。しかし太陽はいったいどこにあるのかとか、牛はなぜ牧場の鍵を自分で開けて出て行く程度には知能が発達しないのかとか、およそマシュー少年の頭脳からは出てきそうにもない質問を発するため、親たちは徐々に不安になる。チョッキーの存在が家族の中でおおやけになり、それは単性の生物らしいこと、高度に発達した科学をもつ星からの来訪者らしいことが窺えるようになった。それでも親たち、特に母親のメアリはチョッキーを実在の生物であることを認めたがらず、マシューの妹のポリーはチョッキーに嫉妬し、家族内にさまざまな軋轢が生じる。マシューは家の外ではチョッキーのことを隠していたが、突拍子もない質問をしたり教えもしない二進法で数を数えようとするマシューは教師たちの関心を引き、ゴア家を訪問する教師も出てきた。

 この問題に決着をつけようと思った父のデイヴィッドは、ランディスという精神科医にマシューを診てもらう。ランディスはチョッキーが単なる子供の空想や借り物のアイディアなどではないことをすぐに見抜き、未開社会でしばしば報告される「憑依現象」に何よりも似ていると言わざるを得ない、と両親に話した。

 ゴア家はある週末を湖畔で過ごした。マシューとポリーがボートで遊んでいたとき、それが転覆し、湖から流れている川の急流にポリーは飲み込まれた。大人が目撃する中、マシューはオリンピック選手なみの泳ぎでポリーに追いついて助けた。それを見た大人たちはマシューを表彰し、水泳選手になるべきだと口々に言った。しかしマシューはその前日まで全く泳げず、そのときはチョッキーの助けを借りて泳いだのだった。彼が泳げないことは多くの知人が知っており、そのことがまた注目を集める。またあるときマシューがチョッキーの助けを借りて描いた絵が美術の教師の目にとまり、展覧会に出品されたその絵が賞を受けるなど、マシューはますます有名な存在になった。記者たちにしつこく質問され、チョッキーのことが世に広まるのは時間の問題だった。またランディスから話を聞いた高名な精神科医がマシューに注目し、彼に特殊な薬剤を投与してチョッキーについて洗いざらい話させ記録されるということも起こった。

 ここに至りチョッキーはマシューのもとを離れる決断をした。チョッキーはマシューの口を借りて、デイヴィッドに自分の正体を語った。彼は何光年も離れた星の住人で、まず移住に適した星を探す探検の使命を帯びていた。また一方では、知能を持つ生命を見つけたときはその精神に宿り、彼らの高度な科学や思考方法を授けるという博愛的な使命も持っていた。しかし彼はマシューに多くのことを語りすぎ、マシューと彼自身に危険が及ぶという失敗を犯してしまった、と。
 チョッキーの不思議な発言や能力も興味深いが、子供がごく普通の幸福を手に入れて欲しいと願う母メアリの思いや、それとはやや違った冷静な目でマシューを見守る夫デイヴィッドの葛藤など、家族の心情の真に迫った描写も読者を飽きさせない。
「トリフィドの日」で著名なイギリスの作家ジョン・ウィンダムの遺作。
3202

飢えた宇宙(そら)

「飢えた宇宙」「女狐」「卑弥呼」「戦争はなかった」
ほか

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