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QTのわかちあいコミュの保育園が閉園になるまで(受け入れ先との葛藤)

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閉園になりそうだというニュースを聞いたのは去年の6月ごろでした。
そのときは1学期まで持つか。という危ない状況でした。
園長先生は、だいぶ早い時期から知っていましたが
私が動揺することを心配し、なかなか話せずにいたようです。
そのころから園長先生は、園が開ける場所を探していました。
必死になって駆け回っていました。
でも、私の園に通っている子供が住んでいる町は金持ちの町です。
日本人は会社のお金で借りてるアパートに住んでいましたが
韓国人の子の場合、ほとんどが金持ちでした。
そんな町で、160人近くの子供の保育をできる場所を見つけるのは
無理に等しいことでした。
でも、日本人、韓国人を別々にしてでもできるようにと必死になって探しました。
でも、無理でした。

1学期を何とか乗り切り、もう方法がないと園を閉めることを決断し、
保護者に発表したのが11月でした。
私以外の先生方も前日に知らされました。
園長先生も私も泣きながら保護者に報告しました。
私よりも何百倍も園長先生は胸が引き裂かれる思いだったでしょう。

次の日から、子供たちを受け入れてくれる園探しが始まりました。
(韓国人の子供は行くところがたくさんあったので、各自自分たちが行きたいところを選んで転園することになりました)
1つの園に日本人80人全員移ることはとても無理で、学年ごとに移動するか、
各自行きたい所に移動するか、保護者の中でも意見が分かれました。
そんな中、ある園が「全員受け入れられる」と申し出てきました。
私たちは、ただただ神様に感謝しました。
そのときは、なぜその園が80名もの子供を受け入れられる余裕があったのか
考える余地もありませんでした。
みんなが一緒に移動することは保護者の1番の願いでもあったので
保護者も園長も私も大喜びでした。
でも、保護者の願いはただ移動するのではなく
保育の内容も、システムも保育料も今までどおりにしてほしい。ということでした。
受け入れ先は「英語」を中心とした保育を売り物にしている園で
スタイルがうちの園とはまったく違ったのが保護者を不安にさせたのです。
園長先生は受け入れ先の園長と話し合い、受け入れ先の園長は
システムも保育もすべて今までのまま、
つまり、場所だけ変わると思って来てくれていい。といってくれました。
感謝でした。
運営も、園長先生と私に任せてくれるといってくれました。
私と園長は「私たちを信じてついてきてください」と保護者に訴えました。
数名は、離れていきましたが95%以上が
「園長と松金先生を信じてついていきます」といってくれました。

それから、移転へ向けてさまざまなことが進みました。
しかし、1ヶ月もしないうちに、受け入れ側の園長とうちの園長とが
ぶつかるようになりました。
20年間日本人の子供たちを受け入れてきたうちの園長にはそれなりのノウハウがあり
「日本人の保護者には、こういう方法をとらないと...」
という意見を出していきましたが受け入れ側の園長はことごとく無視し始めたのです。
受け入れ側の園長は、とてもプライドが高く自分のやり方に自信を持っていたので
園長の意見を受け入れられないことが次々と出てきたようでした。
「運営を任せてくれる」という約束だったはずなのに
その約束は最初からなかったかのように次々と崩れていきました。
そうこうする中、韓国人の保護者から
「何であんなところに日本人の子供を移すの?」
「あそこの園がどんなところか知っているんですか?」
という声が次々と聞こえてくるようになりました。
調べてみると、その町の中でも1,2位を争うほど評判の悪い園だったのです。
「お金にしか目のない園」
「先生がちょくちょく変わる園」
「話の通じない園長がいる園」
「教師をこき使う園」などなどさまざまな評判があがってきました。

今までの園長とのやり取りを振り返ってみると
どれもただのうわさではないと確信できるものばかりでした。
私たちを受け入れられるほど園児が少なかったのも
そのときにやっと理解できました。
私と園長はともに悩み葛藤しました。
でも、後戻りはできませんでした。
保護者がみな、登録金を納めた後で、いまさら他の園を探すなどとはできないことでした。

祈りました。
本当にこの道でいいのかと。
子供たちのためにこの道でいいのかと。
でも、他の道は開かれませんでした。

園長は「もうこれ以上私の意見を聞き入れないところとはやっていけない」と
先に手を引きました。
私は途方にくれました。
もともと2009年には日本に戻ろうと考えていたのに
園長が「私と一緒に新しい園でがんばろう」といってきたから
続けることを決意したのに 一番信頼していた人が手を引いた。
これは私にとって大きい出来事でした。
くじけそうになりました。
実際くじけました。
園長でさえ「意見が合わない」というのに
私が意見をあわせてやっていけるわけがないと思いました。
実際、うちの園長を無視した意見を言う引き受け先の園長は
日本人である私の意見も無視し続けました。
「そんなやり方じゃあ、日本人の保護者はまとめていけない」と
意見してもまったく聞き入れてもらえませんでした。
11月から2月までの3ヶ月間。葛藤し続けました。
悩み、たくさん泣きました。

神様の前でも、祈るたびに涙で言葉が出ませんでした。
日曜日教会に行くだけで涙が出ました。

この、つらく険しい道のりがこの先1年も続くと思うだけでたえられませんでした。
いつも吐き気が私を襲いました。

今まで働いていた園の卒園式が終わり
新しいところへ勤務しはじめた3日間は地獄のようでした。
そして新学期が始まる3日前。
どうしても耐えられず「辞めさせてください」と申し出ました。

神様がどの道を選ぶのを喜ぶのか正直わかりませんでした。
ただ、どの道を私が選んでも、叱ったり非難する神様ではない。と信じていたので、
楽な道を選んでもいいと思いました。

それでも浮かんできたのは子供たちと保護者の顔でした。
今、お母さん方が頼りにできるのは私だけなんだ。
私が辞めたと知ったら、裏切ったと思われるだろう。
投げ出された子供はどうなるだろう。という考えが頭を離れませんでした。

私は誰のためでもない、神様のために
そして、神様が愛する子供たちのためにがんばるんだ。
と思い直し、再び立ち上がる決意をしました。

保護者の方々がとても私のことを心配し、また信じ
ついてきてくれた事も大きな支えとなりました。
保護者の前ではいつも笑顔でいるよう努力しました。
言葉にしなくても「苦労してる」「いろいろ大変なんだ」と
察して下さり、激励の言葉をたくさんかけてくれました。
それは私にとって大きな支えとなりました。

しかし心は弱いので、自信がもてないことには変わりがありませんでした。
私の心を支えてくれたのはやはり神様でした。
QT(神様との交わりの時間を持つこと)をすると
神様は私に
「ゆきよ。大丈夫だよ。泣くんじゃない。
 私がいつもそばにいるから。心配するな。
 もう少し、もう少しの辛抱だよ。
 私は幸代を信じてるよ。だから幸代も私を信じて。
 元気を出して!!がんばれ!!」といってくれました。

箴言の御言葉を通して、たくさんのことを語ってくれました。
(この分かちはまた後で)

そして、もうひとつ。
私の支えになってくれたのは、私のことを自分のことのように想い
祈ってくれる友達の支えでした。
その友達の祈りを、神様は聞いてくださったのだと思います。
遠く日本で私のことを祈ってくれるひとたちがいました。

うちの牧師先生がこんなことを言っていました。
一人一人に、祈るたびに祈りがたまっていく入れ物があるって。
その入れ物がいっぱいになると神様はその祈りを聞いてくださるのだけれど
その入れ物は自分一人でいくら祈っても決していっぱいにはならないんです。
祈って祈って祈り続けても隙間ができるんです。
じゃあ、どうしたら満杯にできるのか?
その最後の隙間をいっぱいにできるのは他人の祈り(とりなしの祈り)なんだって。
それだけとりなしの祈りは大切で、
もし祈ったことがかなえられたときには
その祈りがかなえられるまでに、とりなしの祈りがあったことを
忘れちゃいけないって。

私のために祈ってくれた人たちに感謝します。

コメント(3)

読みたくてもなかなか時間がなく、今日やっと読みました。
何度読んでも涙が止まらないです。
そして私はラッキーさんのトピックを読むたびに自分が恥ずかしくなります。
私はクリスチャンでない人に信仰の話はなかなか出来ないのあせあせ(飛び散る汗)
どう思われるか怖くて。。。
けど、堂々と証ししたりみことばを伝えてるラッキーさんはほんとに凄いよ。
イェス様から見てそんなラッキーさんはほんとに高価で尊いと思うよ。
私ももっとイェスさまとのデートのじかんを増やしていきたいな。
毎日の祈りの中で1番にラッキーサンのことをお祈りしてるよ。




1番にお祈りしてる。っていう言葉。
本当にありがとうハート達(複数ハート)
「お祈りするね」って言うのは簡単だけど
実際に他の人のために祈るのって難しかったりするよね。
自分のための祈りでも精一杯になっちゃうから。

神様はゆっかさんのことも「高価で尊い」と思ってるよ。
ゆっかさんはゆっかさんになりに神様のためにがんばってることが
たくさんあるでしょう?
私は何よりも、子供たちに保育の中で神様の愛を伝えていく
ゆっかさんたちがうらやましく思ってます。
ゆっかさんの子供たちに対する愛を通して、
子供たちも神様の愛を感じていってると思うから揺れるハート
そんな素敵な道具として使わされていることがうらやましいです。
私はクリスチャンではない友達に、神様のことを伝えるといってるけど
実際には愚痴をこぼしてるだけのようにも思えて
ちょっと恥ずかしくなることもありますよ正直あせあせ

今はまだクリスチャンじゃない人に信仰の話をすることが怖いって言ってるけど
ちゃんと「ラジオ」もやってるじゃない!!
一歩一歩ゆっかさんなりに前進してるんだから
恥ずかしいことなんてないと思うけど??

よかったら、ここの場所を通して
ゆっかさんの経験も話していってね。
きっと共感してくれる人もいるはずだと思うよ。

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