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メルヴィルよ永遠なれコミュの[『 いぬ 』新旧DVD比較検証

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今回リリースされたユニバーサル発売のDVDといままでのIVCのソフトはどう違うのか、検討してみましたので、参考にしてください。




かつてメルヴィルの『いぬ』には『賭博師ボブ』ベッケルの『穴』と同時にリリースされたVHSソフトと、後年同じものをソフト化したIVC発売のDVDの2つあった。そのDVDはスタンダード収録で108分30秒であった。

今回ユニバーサルから1500円でリリースされた新しいソフトはビスタサイズ収録で104分である。

なかなか手に取ることができず、ようやくゲットしたソフトだが、やっと理解できた。

本来ビスタであった原盤をただ真ん中を中心にただスタンダードにトリミングした日本でも初期のビデオソフトやテレビ放映でいくらでもあった荒っぽい仕業であった。

メルヴィルといえども作品によってはこんなこともあるのかも…と一瞬でも過った自分を恥じる。

『いぬ』はメルヴィルの作品の中でもカメラアングルに凝り、ワイプやオーバーラップなどさりげなく挿入されている。だがいままでのスタンダードでは映像にコク薄く煩い。しかるにビスタではメルヴィルの狙いがそのまま観客の愉悦となっているのだ。

STUDIO CANALによるすばらしいレストアによってさらっピンになったことで、夜のシーンが潰れず、モノクロといえども羊羮色になってたシーンも色が戻っている。

何より驚いたのは音。ポール・ミスラキの音楽の遊びや自然な音が心地よい!

結論から言えば二度とスタンダード版は観ない。

ユニバーサルは買い得であり、パッケージデザインが安っぽいことだけがIVCに負けているだけだ。

それからユニバーサルということで心配な日本語スーパーのクオリティですが心配はありません。

ただ「44口径でやられた」が「44経口」になったところがありました。

早く『ギャング』と『サムライ』を出してもらいたいですな。

コメント(1)

ううっ、成程なぁ。いや、有難うございます。
すると、PAL原版のオリジナル・プリント復刻バージョンの可能性が濃厚なんですねぇ。う〜む。
まぁ確かに、日本の映画館でヨーロピアン・ビスタサイズの作品をフルフレームで上映出来る所なんて、先ず無かった気もしますね。ましてや仏国映画の旧作の再上映はスタンダードで輸入されてたりしてましたから。
そう、フランソワ・トリュフォ『大人は判ってくれない』のリバイバル・ロードショーをスタンダードサイズで観せられた時は、流石に眼が点になりましたけど(怒)。
かと思うと、アンソニー・マン『グレン・ミラー物語』のニュープリントをビスタサイズにしたり…(嘆)。
フレーミングというのは、“思想”なんだけどなあ!!

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