ギャラリー新立コミュの村口実没後10年展

今日は展覧会のお知らせです。

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「村口実没後１０年展」

とき：２００９年４月２６日～５月５日
　
　　　　　午前１０時～午後６時

場所：ギャラリー新立

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村口実さんとは愛媛県松山市で活動されていた作家さんで、大学などに属さないで絵を勉強し愚直に絵画表現を追求した人です。

村口さんは本当に地域に根ざして活動されていたらしく、展覧会の案内状などを配っているときにも村口さんを知っている人にたくさん出会い、村口さんのいろいろなお話を聞くことが出来ました。

その中でも面白かったのが村口さん自身あまり裕福ではなかったので道に落ちてある段ボールや喫茶店に置いてある紙ナプキンなどに絵を描かれており、昼間はそれらに絵を描いて夜遅くになるとお店から出される段ボールや石膏ボードなどの絵を描くのに使えそうなものを拾っていたそうです。（だいたいどこの店がどのようなものを出すか把握していたようです。笑）

今回の展示会はその村口実さんが生前、山頭火の歩いた道を写生した水彩の作品５０点あまりを展示します。独特のタッチで対象物を追い続けているこれらの作品からは村口さんの「生涯」や「執念」が感じられる素晴らしい作品なのでよろしくお願いします。