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Pの『THE つだん部屋』コミュの【】旧○○病院の怪

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【コピペ】



昨日は会社関係の花見会であった。


酒の呑め無いメンバーがひとかたまりになり宴を開いていた。


自然と幽霊や都市伝説の話になり盛り上がっていた。


その中で関連業者の若い女の子が話し始めた。






「皆さんは横須賀の〇比にある旧〇〇病院、ご存知ですか?

実は、私の知り合いはあの場所に行き、気が狂ってしまい、今だに精神病院にいるんです。」


うちの若い社員で横須賀が地元の奴がいてソイツの話では、その病院の中に入るとカルテやレントゲン写真、病院に関連する物が散らばっているらしく、持ち帰った者の家には電話が来て、《カルテを返せ!》と言われるらしい。


「その話なら、サイトや雑誌で見た事ある。」





かなり有名なスポットらしく、ほとんどの者が知っていた。(自分は怖い思いをして以来、心霊スポットには疎いのです。)






「そう言った噂や何処に霊が出ると聞いてはいたのでなめてたんですよ。


あれは私が18歳の時、私を入れて友達4人と友達の彼氏にその仲間3人の計8人で肝試しにその病院に行きました。


朝から集合して由比ヶ浜の海水浴場で遊んだ後、夕御飯を食べてドライブに繰り出しました。


城ヶ島に着いた時、友達の彼氏が、『肝試しに行かね?』
みんなはノリノリで行こう!と言いだしたけど、その友達は嫌だと彼氏に怒っていた。

霊感があり、うちの学校でも有名な娘でして、その娘が嫌と言うならやめない?と言ったんだが、男性陣は大丈夫と言って聞かなかった。


それが、そもそもの間違えでした。



病院に着くとやはり異様な雰囲気でした。


先程の一件でその娘と彼氏は険悪なムードになり話もしていなかった。


その娘は絶対に中に入ってはいけないと言っていた。

私とその娘と車の持ち主の男の子は中に入らずに待つ事にしました。




その娘の彼氏を先頭に懐中電灯を持って中に入っていくのを見送るとその娘がみんなに向かって言いました。『嫌だと思ったら絶対にそれ以上行っては駄目だよ!帰って来るんだよ!』


彼氏以外は皆、うなずいていた。






真夏だと言うのに風が冷たく身震いしていたのを覚えています。



10分くらい経ったでしょうか?笑いながらキャアキャア聞こえました。


ちょっとドキッとしましたがふざけてると感じたのでホッとしてました。


でも、その娘だけは違っていました。

病院の方を見つめ、険しい顔で言った。


『あそこ…子供が居る…怒っている……。ヤバイ!連れ戻しに行って来る!』


そう言って、走り出した時でした!






きゃあぁぁぁー!

わあぁぁぁー!

たすけてぇー!


先程とは全く違い、尋常じゃない叫び声が病院内から聞こえてきました。


入り口に近づくと最初に女の子2人が走って来ました!

少し遅れて彼氏がぜぃぜぃ言いながら来ました。


『あれ?アイツは田村は?俺の前に居た筈じゃ…。』

みんなにで中に入り手分けして探そうとした時でした。





何事も無かったかのように歩いて来るのが見えました。


『田村ぁ〜!何やってんだよぉ!心配したぞぉ!』


ゆっくり歩いてくるその人を見た瞬間、ゾッとしました。


さっきまで居た人とは別人のよう。


って言うより、姿形はその人だが…違うモノが乗り遷っているようでした。


手には棒切れを掴んでいました。


彼氏が近づき、なだめようとしたその時でした。


《ナニシニ…キタ…。》


みんなは気が付いているのに彼氏は気付いていないらしく、『田村、何言ってんだよ!』


すると、持っていた棒切れで彼氏の頭めがけて殴りかかりました。

彼氏は上手く避けて腕を掴んだところ、みんなで押さえで事無きを得ました。


『早く此処から逃げよう!窓に…何人もの人が…』


その娘が言い、みんなで車に乗り込んで、出ようとした時に田村さんが再び襲いかかりました。






『やめてぇー!』 






その娘が叫ぶと何かが抜けたように田村さんは跪き、ぐったりしてました。


彼氏に抱えられ車に乗り、一目散に逃げました。



走る車の中は無言で、みんな震えていた。



運転手の子がコンビニ寄るねと言い、広い駐車場に車を止めました。


車から降りてみんな駆け込むように中に入り、明るい場所での安堵感に浸っていました。


田村さんはうなだれており、車からは降りなかったので彼氏が、『お茶でも買ってくるな。』と一言残し、車から降りた。


買い物とトイレを済まし、車に戻る途中でその娘が、

『あぁ!?…。車…病院の窓にいた…子供が…覗いてる!田村さん…見つめられてるよ…。』



再び、凍り付いた瞬間でした。


『どうすりゃいいんだよ!車にも乗れねぇじゃん!』

『そんな事言ったってどうすりゃいいかなんて、判んないよ!だから止めようって言ったじゃん!』



これまた再び恋人同士の喧嘩になり、運転手の子が


『此処で言いあいしても始まんないだろ?
俺達には見えてない。
でも君には見える。ちょっと様子を見ようよ。俺が反対のドアから田村を外に連れ出すから、その見える幽霊の動きを見ててよ!』


運転手の子は幽霊が居ないと言う反対のドアから田村さんを外に連れ出した。


私がその娘に居るの?と聞くと、まだ覗いているとうなずいていた。


いきなり、『消えた!』その娘が言った……、


瞬間でした。


『ちょっと、来てくれ!』

運転手の子がドアを開け、田村さんを抱えたまま動けなくなっていました。


みんなで向かうとそこに…





車の下から田村さんの足を掴む、無数の手が見えました。

これは私を始め、みんな見えたらしく、叫びながらその場から立ち去っちゃいました!


抱えていた運転手の子も一緒です。


コンビニの中から従業員さんが出て来て、


『どうしました?何かありましたか?』


大声で叫んでしまったので怒られると思い、謝ると異変に気付いたのか従業員さんは、『何かありましたね?間違えたらご免なさい。あの病院に行きませんでしたか?』


話を聞くと前にもあの病院に行った若者がコンビニに寄って、霊に憑かれた話し始め、『それは子供とおじいさんの霊ではないですか?』、と言い子供だけと言うと安心した顔をして『明日にでも鎌倉にある〇〇神社に行って住職さんにお祓いしてもらってください。それで大丈夫だと聞いておらます。
しかし、おじいさんは居なかったんですか。

今までのパターンと違います。でも不幸中の幸いです。居ないに越したことはありません!』



その人はコンビニの店主さんで地元の方でした。


昔からこう言った事が多いらしくいろいろ教えてくれました。


店主さんからお家にお供えしてある水・酒・塩をいただき、車と田村さんにかけたらいいと言われ早速やりました。


田村さんも気が付いてくれました。しかし何も覚えていない様子でした。






神社の地図を書いてもらい明日にでも行こうと計画をたて、みんな解散しました。






しかし……、






これでは終わりませんでした。






翌日、みんなで集まり神社に向かいました。


到着して神主さんを訪ねて事の経緯を話すと直ぐにお祓いをしていただきました。


しかし終わっても田村さんは残るように言われ、私達は外で待つ事に…。


数分経って神主さんが来ました。


『あの人にはとても私では手に負えないモノが憑いてしまっています。

あのままだとあの人おろか、家族や深く関わる人にまで被害があるでしょう。


とても遠いのですが、西の方にある此処の本殿に行ってもらいます。

その時は私も行きますので!

あと、貴方達はこの件には関わらないでください。


幸い、貴方達には憑いておりません。

ただ先程、申し上げたように関われば……。


よろしいですね?


田村さんはお預かりします。お家の方には連絡して、ご両親にも説明しますので…。


これからは決して、遊び半分で危ない所に行かないでください。


貴方だって自分の居場所に知らない人間が土足で入って来たら怒るでしょう?


それと同じなんです。


田村さんはその逆鱗に触れてしまったわけです。


人間と違って話せば解るモノでも無いので…。


お願いしますよ!

関わらないでください!』


神主さんの真剣な言葉に圧倒され、私達は神社を後にしました。




何故、田村さんだけが憑かれたのかは、今だに謎です。あの居なくなった時に何かを見たとか壊したとか動かしたとか……。


あの時の事を思うと、田村さんの足を掴んでいた無数の手が脳裏に浮かびます。






数日が立ち、あの時の女子メンバーが揃って、霊を見た娘が話し始めた。


『田村さん、精神病院にも通っているらしい。


それと…家族に災難が続いてるそうなの。

あの後、直ぐに田村さんのお婆ちゃんが亡くなり、その後に別の所で暮らしているお姉さんの家が全焼の火事。


それに……





弟さんが行方不明なの…』





寒気がしました。


関わりは持つなと神主さんに言われたけど、あそこに行った人は皆そうなのかなと思って、あのコンビニの店主に話を聞けないものかと、みんなで行きました。


夜は怖いので朝早くに出発したんです。

メンバーは田村さんを除いて全員。


そのコンビニは二階が店主の家である為、直ぐに会えるでしょ!と連絡は取らなかった。


コンビニに着いてまず店に入るとアルバイトが居て、店主の事を聞いて驚きました。






交通事故で意識不明の重体だったのです。


今、店主の弟さんが手伝っているらしく一応、あの時のお礼の挨拶をしに二階に行きました。



弟さんにお礼をして、その時に起こった話をすると顔付が変わったのを覚えています。


『兄はその時、テレビ局の話をしなかった?


実は数年前にあの病院の噂を聞いて、民放のテレビ局(この時、会社名で言ってたが伏せておきます。)が撮影に行ったんだ。

行きに此処へ寄ってインタビューみたいな事をしに来たらしんだけど断ったそうだ。

その時はアイドルやお笑い芸人もいたらしいよ。


何時間か経った夜中、物凄い形相でテレビ局の人達が来て、ヤバイだの言ってたそうだ。


その中でも責任者らしき人が、本当に出たと言ったらしい。

そのVTR、兄も見たそうなんだ。そこには走り回る子供と天井から睨み付ける老人が映ってたそうだ。


それから兄は此処に来て肝試しに行こうとする若者には絶対行くな!と言ってた。

その番組、放送する事はなかったそうだ。

まさかとは思うが、兄も呪われたんじゃないかと……、思っている…。』






言葉に為りませんでした。

もう一度、お礼をして帰りました。



皆さんも絶対にそう言う所には行かないでください。

私はそれからはそう言った所には近づく事はしません。


あの霊感がある娘が言ってました。

『人間の嫌な予感て本当に大事なんだよ!だから霊感の無い人でも嫌な場所って感じたらその場から離れて!人間も動物なんだから…。危険予知は誰にも有る筈なの!』



私もその通りだと思っています。」






これを聞いて、そこにいた連中は、ゴクリと生唾を飲み込んでいました。


最後にその女の子が、






「…でも、あの…一件以来……私も見えるようになって…たまに…そばに居るんですよ……子供の霊が…」





一瞬にして寒くなり、ダウンを着込みました。






最後まで読んで頂いた方々、有り難うございますm(__)

誤字・脱字・怪文、申し訳ございませんでした。

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