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Pの『THE つだん部屋』コミュの【170】もう1つのエクソシスト

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【コピペ】



さて…今回は、一番最初に書かせていただいた『エクソシスト(日本版)』http://mixi.jp/view_bbs.pl?guid=ON&id=47302230&comm_id=2652804。その後の話をします。
長い話しですので、とりあえず前編で。

あの後の事。
親のところに、外国人のお客さんが何人かやって来ました。
…と、言っても…私が知ったのは、夕飯の仕度をするために親の暮らすアパート(かなりのボロ屋)に向かう途中の道に、兄弟が待ち伏せしていて私を見つけるなり「今は、アパートへ行くな!」
そう言われたからです。

ただならぬ空気に、私自身…何も聞き返せなかった。
それから、兄弟とじっと時間が過ぎるのを待っていました…

「ちょっと、アパートに行ってみる…」
私をその場に置いて…アパートへと、様子を伺いに行った。
15.6分ほどして、兄弟が戻ると手招きした。
夏も暑くなってきた頃…夕飯のために買った、豚肉も暑さにやられて…赤い血の肉汁が、流れて少しパックからもれていました。

父親は、私を見ても何も語らず…
ただ、夕食はスシでも買って来いとお金を出しただけでした。
近所のスシ屋で、何人前か買ってきて…外国人のお客さんが、何を話したか本当に何も言わず…たわいない話しで夕食は終わりました。

兄弟は、仕事の途中だったため…食事の後は帰って行った。
私も、少し離れたところにあるアパート(ここも、かなりのボロ屋)に一人暮らししているので帰ることに…
帰り際、父親が「しばらくの間は、気をつけろよ、俺は…助けようがないからな…」
そう言いました。

アパートに戻って…ピンときました。
『たぶん…アレの事?じゃないか?』と。

でも、気をつけろよと言われても…幽霊や魔物ならどうすることもできるだろうが…相手が、人間となると…『こりゃあ、厄介なことだぞ…』
そう思った。

それから、何日か経ちましたが…。
何にも起こる事もなく…午後過ぎに、めずらしく歩いて買い物に出ました。(いつもは、自転車)

そこの通りは、車が3台走れるほどの広い道…南北に一本まっすぐにのびていて、左右には住宅街がありなんら恐いこともない道です。
と、前からワゴン車と外国の高級車が走ってきました。
2台の車は、私を追い抜きとまりました。
5.6人の体格の良い外人が降りて来ると、スタスタと私のまわりに…『なに?なに?』
そう思っているうちに、彼らの一人が言いました。
「○○さん、デスね?」と。
彼は、間違いなく私の本名を言った。
「なんですか?…何なんですか?」
「失礼いたシマした…」
代表者が、私に名刺を出した。

そこには、日本文字でロシア系キリスト教・中央部とあった。

『…ロシア系?…ロシア人?』
何だこりゃ?な、顔をしていると彼はこう言いました。

「貴女に、エクソシストをしてもらいたいのデス…」
それを聞いた私は、まさに目が点になった。
で、すぐに「出来るわけ無い!無理だよっ!」
そう答えた。

だが、彼らは引かなかった。
と、いうのも…

あのエクソシストの時の悪魔の番号に、関係があった。
彼らが言うには…
悪魔にも、何通りもいる。
極一般に知られている悪魔は、新約聖書の中の悪魔であり。
その数が、魔の部隊を現す666であるが…すべての悪魔が、新約聖書のソレとは限らない…旧約聖書や、失われた神の書《十戒》や、忘れられた北欧の神の悪魔…ケルト民族の神から生まれ落ちた悪魔などいろんな悪魔、いろんな神々がいる。
または、アフリカの中に伝わる悪魔などは、現在の人ですら知られていない。
南米の悪魔のだいたいが、アフリカの悪魔がベースであり…イスラエルと掛け合わさったハーフもいる。

「…我々には、そんなハーフの悪魔などとであった時には…」
そう言って頭をふった。

アフリカの悪魔の話しは、聞いたことがある。
…暗闇の中に、白い歯だけを目立たせて静かに”標的”に向かって来る…
ソイツは、目と歯だけが目立ち後は真っ黒い…死神とも妖怪とも悪魔ともいわれているが、ヤツの本当の姿を見た者はいない、と…。

残るのは、襲われた者の歯と耳だけ…それと、身につけていた飾りだけ。

「で、○○さんは、前回のエクソシストで悪魔を地獄送りにした…そう、我々の方に伝わっています」

「貴女さえ良ければ…」
「ある女の人の、悪魔祓いをしていただけませんか?」

そんな事だったのか…あの現実主義な父親が、こんな話しを信じたんだろうか?
それに、またエクソシスト(悪魔祓い)なんて…無信心である私が、再びあんなラッキーがあるわけが無い!に、決まっている。



※コメントに続きます

コメント(6)

※続き



「私には、無理です!
誰か、他の人に頼んだら?」
そう言いました。

だが、彼らは
「貴女は、悪魔を見たデスね?
悪魔も貴女を見た…
必ず、悪魔は貴女の命を奪いに来る」

「そんな時は、そんな時だわ…運が無ければ、死ぬんでしょうよ?」

私は、その場を去ろうとした。

「待ってクダさい、彼女が死ぬのは、我々が困りマス!」

私は振り返り「お金持ちで寄付金が、もらえなくなるから?」

「イイエ…そうでは無い…」

「じゃあ、なに?」

「ソビエト時代の、国と国との関係があるからデス!」

「…」私は…開いた口がふさがらないまま、彼らを見た。

『…そうか!だから、お父さんは、何にも言わなかったんだっ!
信じる、信じない…そんな事じゃあ無いんだ…
戦争を知ってるから、こそ、怒る以前の問題だったんだっ!
…まさか、こんな事とつながるなんて…私は、馬鹿だよ!』
そう頭の中で、小さな私がのたうちまわっていました。

「…お願いします」
「助けて下さい」

逃げ場は無い!
断れない!!
「わ、わかりました…
いつですか?…それは…」

「では…」

三日後の午前。
指定の場所で待ち合わせ…。
2人の男性と、1人の女性が高級車で来ました。
女性の名は、シリアさんシスターです。男性2人のうち若い男の人の名は、アリクシーさん。
もう1人の年配の男性は、チェゾフさん。
若い人は、神父+医師
年配の男性は、神父(司祭)
3人とも、日本語が話せるので言葉には問題なかった。

で、私たちはとある建物につきました。
降りるなり…シリアさんが言いました。
「本当に、こんな女の子を彼女に会わせて…大丈夫なの?」

「…わからない。
だけど、アレは、ただの悪魔では無い…」

「とにかく、やってみなければ…わからないというわけだよ」

「ok、出来る限り手伝うから…よろしくね」

中には、数人の男性がいました女性の姿も…。

私を見る…めずらしものを見るように…。
言葉はわからないけど、「あんな子供で、大丈夫なのか!?」
と、言っているのはわかった。
「お金が目当てじゃないの?」
とも言っている…たぶん。

そこで、1人の年配女性が私のところにくるとロシア語で何か言っている。
「○☆☆△○○☆△△!!」
何なのか…わからない。

アリクシーさんが、私に言った。
「あの女は、伯母さんだよ…」
『ふ〜ん、ちゃんと心配する人が、いるんだ…』
まわりをみまわして思った。
取り巻き組に、腰ぎんちゃく組…財産目当てのガリガリ亡者か…
心底、心配しているのは…あの伯母さんだけか…。
『大資産家の、現実…』

「こっちだよ」
一番奥の扉には、1?bくらいの古い十字架が飾ってあった。
「それは、特別製の十字架よ」
シリアさんが、シスターの格好でやってきた。
「準備は、良い?」
「開けるぞ…」



※続きます
※続き



冷蔵庫のような部屋の中…
大きな鏡が壁にある。
うつぶせになっている女の人?
犬のような唸り声を出している。
「…」悪魔憑き…?
女の人の首が、真右に向くと…
『お前は、誰だ…』と言った。

そう言われて、声を出すと…悪魔に声を盗られる事がある、盗られれると、マネされる。
だから、何も話してはイケないのだ。

『お前は、誰だ!誰だ!誰だ!!』
しつこく言ってくる。

「…」私は、鏡に映る彼女を見ていた。
ベットにうつぶせになっているのは…悪魔で、彼女は何処にいるのか…捜していた。

何もせず…何も話さない…ただ突っ立ているだけの私に、シスター・シリアは言った。
「何を、してるの?」と。
すると、悪魔はシリアさんの声をマネして言った。

「アタシは、シスターだけど、本当は男が好きなのよ!
キリストなんかクソ喰らえっ!
誰か!私に○○してぇっ!!」

みるみるうちに、シリアさんが真っ赤になった。
「ワタシは、そんなんじゃ無いわっ!」

悪魔は、シリアさんの声で…卑猥で堕落した言葉をわめき続けた、笑いながら。

私と、チェゾフさんそして、アリクシーさんは黙ったままそのようすを見ていた。

その間も、私は彼女を捜す…『絶対に、この部屋の中にいる…何処にいる?』

部屋の中は、動物の檻のように騒がしい。
私は、そっと部屋を出た。

続いてアリクシーさん、チェゾフさんが、憔悴したシリアさんを抱えて出てきた。
すでに、ノイローゼに陥ったシリアさんはうわごとのように「ワタシは違う…あんなコトない…そんなんじゃ無い…イエス様…」

私は、彼女を見て思った。
『…鏡の悪魔じゃないか?』
と。
…彼女が、欲ばりジーン(魔人系)を呼び出した…何かの偶然か、必然が合わさり…鏡の悪魔の力と、悪魔が合体した?
『…ならば、キリスト関係も知っていてもおかしくはない?』
たしか、前の時も…反射する物に関係あった…。

『…じゃあ、儀式に使った”鏡”は、何処にあるんだ?』

「どうかしましたか?」
アリクシーさんが、言った。

アリクシーさんとチェゾフさんに、私の考えを話した。

「まさか…」
「…なるほど…魔人と悪魔か」

「どっちにしても、儀式に使った鏡を探さないと…それに、彼女の時間も…」

「わかりました。
一度、ロシアへ戻り鏡を探してきましょう」と、チェゾフさん。

「ワタシは、日本に残ります…
チェゾフ神父、シスターをよろしく…」
こうして、彼らは一度ロシアへ帰る事となりました。

儀式に使った鏡を探すために!

私も、鏡の悪魔の事を調べたり…北欧の悪魔の事や、魔除けをたくさん作ったり…身代わりの物を作ったりする羽目になり…

と、その前に…体力をつけないとね。



※続きます
※続き



この世界は…すべてが、混沌に始まり…そして…混沌に終わると、ある神話の神々が地上に暮らすドルイド(魔術士・預言者)に話しました。

だが、新しい地からやって来た神々は…人が地の果てを深く知る事を嫌い、または畏れ…彼らの風習が野蛮なモノと決めつけて、新しい宗教・新しい信教を崇めさせた…。

あれから…3週間近く経ちました。

ロシアへ行ったきり…私の所には、何の音沙汰も無い…。
私は…鏡の悪魔や、失われた神々の事を、調べていました。

お金にもならない事に、係わり…別に”死”を恐れるわけではないけど…
勉強は、していました。
学校の勉強でさえ、こんなに詰め込んだ事もないのに…。

世間は、完全に夏になり…子供が楽しそうに遊んでいる。
古本を手に、どこか涼しい場所を求めて…私は、ふらふらと外へ出かけました。

デパートなら、冷房が効いているからと思い…自転車に乗って向かいました。
…しばらくして、私の目の前に黒い乗用車がとまりました…
中から出てきたのは、ファザーカラーを着込んだ外人と中国人?らしい男性二人でした。

そして、二人は深々と私に頭をさげると
「○○さん、ですよね?」
そう、私を確かめた…黙ったままでいるともう一人が言いました。
「アナタ、今係わっている事を、ヤメルね…」
たしかに、そう言いました。
「…」さらに黙ったままでいると、外人さんの方が
「…突然で、すみません。
ワタシ達は、本部から来ました」
そう、彼らはキリスト教本部から来たのというのです。
私に、忠告という(圧力)をかけに…。
「やめろ…って、言いに来たの?
なんで?」

「それは、言えません…」
「とにかく、ヤメルが一番ヨ!」
二人は、真顔で言っている。
こんな、子供に…。
「言えません。けど、やめろって…
そんな訳もわからない事を言われても…」
そう言われても、あんな姿を見た以上は…やめるなんて無理だろうし…。
それに、悪魔の事や今だってこんな本を手にして読もうと考えているんだから…。

ふっと、気が付いた…。
『まわりの音が、していない!』
あたりには、車も人も走っていたり歩いている。
なのに、音がして無い…
おかしい、まるで真空のような不自然な感覚がしていた。
そして、私は思い出していた『悪魔とは、直接ヒトと係われ無い…だから、”化ける”のだと』
今は陽射しのある時間…
彼らの影は?
顔を動かさずに、目だけを彼らの足元に…『影は、八方にある』
人なら、影は光のあたり具合で変化するが、だいたいが一つ…加減によっても三つぐらいだろう?
なら、彼らは…ヒトのふりした”何か”だと私は思った。



※続きます
※続き



「どうか、しましたか?」一人が言う。
「いいえ。
それより、飴食べます?…どうぞ」
そう言って、ミント(ハッカ)飴を彼らに渡した。
セロハンで、包んだ飴。
私が、口に入れると彼らも食べた。
そして、すぐに吐いた…
茶色い液体と一緒に。
「何だっ!これはっ!!」
「お前っ!何をしたっ!」

その飴は、人なら何でも無いただのお菓子だが、魔物が食べると(苦くてまずい)モノに、なる。
本性を現すぐらいに…

「水晶に、あるまじないをした水にとかして作った…飴。
美味いでしょ?」

「お前、まさか?
魔術士の、能力を?」
ゲェ〜「…だけど、そんなモノの証は、視えないぞっ!」
「…スペル・ネームを、世界の『何者』にもまだあかして無いんだっ!…」
「くそぉ〜っ!
まだ、この時代に正当なドルイダスがいるなんてっ!!」

「…ドルイダス?
女魔術士?…北欧の悪魔なの?キリスト教じゃなくて?」

「フンッ、我らをあんな集まりと一緒にするなっ!」
「…とにかく、あの女は我らとの契約違反をしたんだ」
「苦しんで、当然なんだ!」
「だから、今回は、手を引いて欲しい」

彼らが、言うには…
彼女は最初、北欧の世界の悪魔を呼び〈願った〉それも今から40年くらい前に…
その時に、現実世界では某国との話しが持ち上がり…
それを内々的(裏局面的)に納めるためにさらに行った…儀式。

人の命は、誰しも一つしかない…それなのに彼女は…。
「悪魔に命をあげるって、言って…魔人を呼び願ったの?」

「…」
「んで、彼女の命は?
どっちのモノになっているの?」

「番号の悪魔」
「新しい宗教の悪魔(ヤツ)らだ!」

『えっ?…何それ?』

「アンタ、仮にもドルイダスだ…わかると思う…」
「新しい宗教の悪魔だろうが、世界の流れは変わらない…」
「…今だ、神々がうたった”混沌”も”黄昏”もやっては来ない…」
「だが、約束は絶対だよ、そうだろ?」

ようするに、悪魔憑きは自業自得の上…馬鹿な約束で魂の取り合い…そして、番号の悪魔が私が係わると踏んで、エサに仕立てた…?
「我らは、昔のように戦う事はしたくない…」
「この躯も、長くは無い」
「ヤツらの事は、我らが解決せねばならない…」
「…だから」

ここまで聞いて、『じゃあ、やめます』なんて、出来るわけが無い!
「残念だけど、やります」

「お前っ!」
「…やはり、そうですか…」
「良いのか?」
「彼女も、子供ながら正当なドルイダス…
ドルイダスが決めた考えは、絶対だと我らが一番わかっている…」
「…しかたない…オイッ、ドルイダスッ!」
かたっぽの魔物が、私に指さし言った。
「オレの名は、ガルグゥードンだっ!」
「…ワタシは、ブブクー」
「名前は、ドルイダスの命だっ!」「隠された名を通じた間柄は、主人と奴隷だ…」
「必要な時は、名を呼べ!」
「命、尽きるまでドルイダスを護る」
「わかったな、名を呼べよ!」
そう言って、二人は消えた。
すぐにあたりの音が戻った。
まるで、幻のようだった…が、目の前には、彼らが吐いた茶色い液体が残っていた。



※続きます
※続き



…二日後。
私は、古い教会あとの建物にいた。
チェゾフさんが、故国から神父を一人と医師五人を連れて来た。
そして、故国であった事を話しました。
何故、こんなに時間がかかったか…
彼らのもとに、本物の教団の使者が来た。
再び、私がエクソシストをするにあたって…自分らも加わりたいと…
その条件が、エクソシストをした後の資料のすべてを〈本部〉に差し出すという事。
…で、揉めたとか…

探し当てた鏡を私に見せた。
「儀式に使った鏡ですか?」
銀の装飾が美しい鏡面が50?pもある特別製の鏡。
「もうかたっぽは、割れていました…」
間違いなく儀式に使った鏡…
「割れてない方を、大鏡の反対側にぶら下げて…
注意します!
この後に、何かあっても騒がないで下さい!
人、以外のモノが現れても…冷静に、黙っていて下さい!」
「人、以外のモノ?」
「お医者さんは、彼女の身体の管理だけして下さい!」
「……yes」
「司祭さんは、エクソシストだけを考えて…お願いします!」
「わかりました」

「では、行きましょう!
めちゃくちゃ、怖いけど…」

そこは、大聖堂だった場所。
前回とは、比較にならないほどの寒さです。
外は、気温34℃を超える暑さだというのに…ここは、-15℃を下回っているんじゃないかぐらい強烈に寒い。
防寒服を、身につけて…
スタスタと鏡の前に立つと…両手を鏡面につき、言った。
「いるんでしょう?
私の姿を見ているんでしょう?…魔人よ!出で来なさい!」

悪魔憑きに目もくれず…私は、魔人に呼びかけた。
神父らは、聖書を片手にア然としていた。
「…ホラ、小さいけれど、ピジョン・ブラットを持ってるわ!
偽物じゃないと思うよ」

そう言って、宝石を鏡面に押し付けた。
「皆さん、ちょっとさがって…」
みんなが、少し後にさがると鏡面から人?が出で来た。
「贈り物を差し出す人間よ。
願いは、なんだ?」

「…魔人は、なんで鏡にいるの?」
「願いは?」
「…あの人の願いが、何だったのかを知りたい!」
「他者の願いの内用は、聞けない…願いは?」
「じゃあ、あの人が40年前に願ったことを知りたい!」
「…わかった。
その宝石なら、これくらいだ」

魔人は、彼女が悪魔(番号の)に願った内用を、話しました。
『…そういうことか、なんという…馬鹿なこと…』

「…お前、オレと同じニオイがする」「はい、宝石」
魔人に宝石を渡すと、美しい輝きが消えただの石になった。
そして、魔人は私の右腕を掴んだ。
「んんー…良い魔力が流れてくる…」
頭が少し、クラッっとした。
慌てて魔人から離れた。
「宝石の魔力より、お前の方が数倍、良い!」
『…あぶねーヤツっ!』

「どうだ?
お前なら、この世界をくれてやるくらいの”魔力”がある…
時々、抱きつかせてくれれば
全力を尽くすぞ!」

『…冗談じゃない…エサで力だなんて…』
ポケットから、そっと小ビンを出す。
『…チャンスは、一度きり…』
「ここにも、宝石が落ちてたよ…魔人」
魔人が下を向いた瞬間、呪文を言った。
意図も簡単に、魔人が小ビンに入った。
「残念でした!」
『くぅっ!こんな古い手口っ!』
「お待たせしました。
悪魔の正体は、彼女自身です」

全員がざわついた…が、すぐに理解した。
”悪魔”はいない。
”神”に為りそこなったモノがいた…と。
チェゾフさんは、言った。
「だから、本部の使者が来たんだ…”神”を引き取りに…」

「…皆さん、すみませんが、目を閉じていて下さい。
何があっても、目を開けないで…」
全員が、壁に向いて目を閉じた。



※続きます
※続き



私は、小声で「ガルグゥードン…ブブクー…出で来て…」
二人は、ベットの下の影からはい上がって来た。
『ドルイダス、どうした?』
「あなたたちの、力で彼女の神憑りを、あなたの世界へと持って行って下さい」
『わかった…忘れられた世界へ持って行こう!』
「あっ、それと…コイツも」
魔人の小ビンを、ブブクーに渡した。
『…わかった』
「ありがとう」
彼らは、何か言いたげにしながら、自分らの世界へと帰って行きました。

これを、エクソシストと言うのか?
コトは、無事終了しました。
その後…彼女は車椅子の生活になり。
一部の記憶を失い…永遠に願った〈若さ〉欲も失い…。

私は、何事もなかったように…日常に戻り…
後は、後でもいろいろあったけど…。

一番必要だったのは、どんな形であっても彼らの国では(彼女)が、必要だっただけ。
私も、とりあえずは約束を果たしたつもりです…。

もちろん、私が行くまで…部屋の中は嵐のように大変だったとか…

嫌になるくらい、長い話しでした…すみません。
こんなにも長い話しに、お付き合い下さった。
皆さま方。
そして、管理人さま本当にありがとうございました。

失礼いたします。



※終わり

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