漫画アクションコミュのSankei Webに好意的な記事が出ておりました

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　今春復刊した「漫画アクション」（双葉社）が好調だ。数字は公表していないが、毎号の販売部数は当初の目標を大幅に超えているという。

　復刊の柱の一つとして「漫画によるジャーナリズム」を標榜（ひょうぼう）していたが、北朝鮮拉致を扱った「奪還」、女子高生コンクリート詰め殺人事件などいくつかの少年犯罪を題材にした「１７歳。」、カルト宗教に斬り込んだ「カリスマ」が読者の人気ベスト３というから、その目論見はずばり的中したといえる。

　読者アンケートには、「マスコミの報道では知り得なかった事件の当事者の内面を『奪還』で知ることができ、拉致問題をより切実にとらえるようになった」といった声がつづられている。

　「『１７歳。』はフィクションという前提ですが、実際に殺人事件を起こした少年たち、彼らを取り巻く大人、地域に何が欠けていたのかを明らかにし、それを社会全体で共有したいという問題意識を貫いているつもりです。公益性を十分に吟味したうえで、これまでベールに包まれていた事実にも光を当てていきたい」と、箕浦克史編集長。

　「カリスマ」にしても、単一の視点ではなく、教祖、入信者、子供や親兄弟を奪われた家族－といった複数の視点から立体的に現代社会がはらむ問題を描こうとしており、作家と編集部の意気込みが感じられる。

　「ジャーナリズムに取り組むことで、従来にない緊張感があります。つまり、これらの連載を通して何を訴えたいのか、私たち自身が常に自問自答する必要があるからです。そのうえで、きちっとした人間ドラマを編み上げていけるかどうか。成功はそこにかかっていると考えています」（桑原聡）
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http://www.sankei.co.jp/news/040726/boo021.htm