イーグルスファンコミュの泰勝利投手　先発目指しスタミナ強化、球速もアップ　＜東北楽天ファームだより＞

巨人菅野智之－ヤクルト小沢怜史ほか／30日予告先発

30日のプロ野球予告先発は以下の通り。

＜セ・リーグ＞

巨人菅野智之－ヤクルト小沢怜史（京セラドーム大阪＝

18時）

DeNA今永昇太－中日松葉貴大（横浜＝

18時）

阪神青柳晃洋－広島森下暢仁（甲子園＝

18時）

＜パ・リーグ＞

楽天則本昂大－オリックス山岡泰輔（楽天生命パーク＝

18時）

西武高橋光成－日本ハム上沢直之（ベルーナドーム＝

18時）

泰勝利投手　先発目指しスタミナ強化、球速もアップ　
＜東北楽天ファームだより＞

ぴかぴか（新しい）２軍公式戦、真っ向勝負で上々のデビューぴかぴか（新しい）

待ちわびた公式戦初登板が１軍本拠地の先発マウンドとくれば、
心が高ぶらないわけがない。２６日に楽天生命パーク宮城（仙台市）で行われた
イースタン・リーグのロッテ戦。
「生命パークでデビューの機会を与えてもらった。期待に応えないといけない」。
観戦に訪れたファン６８３人の視線を集め、堂々と左腕を振った。

予定通り１イニングを投げ、無安打無失点に抑えた。
１軍格の藤原恭大外野手と角中勝也外野手に四球を与えて２死一、
二塁を招いたものの、最後は２年目の西川僚祐外野手から高めの直球で空振り三振を
奪ってピンチを脱した。

打者５人に計２３球を投じた。スライダーとチェンジアップはほとんど使っていない。
直球が２０球の真っ向勝負だった。最速は球場表示で１４７キロ。
大半が１４５キロ以上をマークした。

「スピードはそんなに出ていなかった」と少し物足りない様子だが、
全体的な自己評価はまずまずだ。

「今は細かいコントロールとかの技術がないので、取りあえずストライクゾーンに
強いボールを投げ込めればいいと思ってマウンドに立った。
意外とファウルも取れたし、真っすぐ中心の配球で押せたので、良い方かなと思う」

１７２センチの小柄な体を目いっぱい使うダイナミックな投球フォームを支えるため、
２月の春季キャンプから土台づくりに励んできた。
全身をくまなく鍛え、体重は入団時の８２キロから５キロほどアップ。
増量してもランニング時などの動きは鈍っていないといい、
「良い感じに（筋肉が）付いてきた」と順調だ。

先発として育成する方針の下でスタミナをつけ、７月には投球練習で１００球前後を
投げられる段階になった。
平均球速も上がっており、回転数などの質を維持しながら投げ込むことが
目下のテーマだ。

高校２年の時、ノートに書いた目標は「宇宙人」。米大リーグで２度のサイ・ヤング賞
（最優秀投手賞）に輝いたデグロム（メッツ）の映像に衝撃を受け、
「自分も人間離れした投球をしたい」と思ったのがきっかけだ。

初登板という一歩を踏み出した今、プロ野球選手としてどのような未来図を
描いているのか。
「セーブして投げるのがあまり好きじゃない。全力で投げても落ちない、
逆に回が増すにつれて球威が増していく、そういう投手になりたい」と力強く語る。
高校時代に１５０キロを計測した大器は貪欲に成長を追い求めている。

永井怜２軍投手コーチの評価「伸びしろあり、とても面白い選手」

公式戦初登板の球は多少荒れたが、強さは出せていた。
引き続き、ストライクゾーン内に強い球をコントロールすることをテーマに
頑張ってもらいたい。
スライダーが松井裕樹投手にとても似ているので、精度を高めて持ち味として
伸ばしていければいい。送球など投球以外の部分で課題はまだあるが、
伸びしろもあるし、とても面白い選手だと思う。

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