「東北には楽天イーグルスがある」震災経験した球団の責務… 東北各地へ届ける全力プレー
東北を熱くする。楽天は、4日に岩手・陸前高田市で、5日には宮城・南三陸町で、
イースタン・リーグ公式戦を行った。
陸前高田市では、11年8月に開催予定だったが、
東日本大震災やコロナ禍により開催できず。
2度の中止をへて、ようやくの開催となった。
米田陽介球団社長は「震災を経験した球団として、これからも野球観戦の機会の提供や、
野球を通じた地域活動を継続していきたい」と東北への思いを語った。
石井一久GM兼監督は「東北のチームなので、1軍ではないけどファームが
行くだけでも、そこはすごく重要かなと思う。
『ちょっと行ってみようか』と
そういう空の下で見てもらえるものがあったらいいなと」と思いを明かした。
今季は1軍も東北各県で試合を行う。
21日には秋田市で、22日は岩手・盛岡市で、7月5日は青森・弘前市で主催試合。
秋田では5年ぶり、岩手と青森は3年ぶり。
コロナ禍もあり、久しぶりにプロ野球をお届けできる。
指揮官は「なかなかできなかった。
今回久々に行くということで、東北全体でプロ野球チームがあるよというところを
もう1度認識してもらえれば」と願った。
ここ数年で観客の収容制限もあり、野球を楽しんでもらえる機会が減っていた。
仙台空港には「東北には楽天イーグルスがある」と書かれた大きなパネルがある。
その言葉を体現するため、全力プレーで東北のファンを魅了していく。
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