イーグルスファンコミュの茂木栄五郎が２軍で復帰も２１日以降出場なし…石井一久監督は出られる状況にないと説明＆静岡・三島南出身のドラ３ルーキー前田銀治インタビュー　２軍でフルスイング奮闘中

藤井聖28日プロ初登板初先発「死に物狂いでつかみ取ってほしい」
石井監督も期待

楽天の2年目左腕、藤井聖投手が28日ロッテ戦でプロ初登板初先発する。
25日はZOZOマリンの室内練習場でキャッチボールやランニングを行い
「全力で向かっていく。その中でも意図した球を投げて打ち取れるように、
考えた投球を心掛けていきたい」と意気込んだ。

ENEOSからドラフト3位で入団した昨季は、9月半ばに中継ぎ要員として1軍初昇格。
だが登板機会がないまま抹消になった。
「優勝争いをしている中で上がらせていただいた。
その状況下で投げられない実力のなさに、情けないというか、
まだまだだなと感じました」。今季も開幕1軍入りはならなかった。

悔しさを糧にイースタン・リーグでは4試合先発で2勝0敗、防御率2・82と安定した
成績を残した。
石井GM兼監督は「藤井が頑張ってきたからこそ、名前が挙がる。
登板したらそこを死に物狂いでつかみ取ってほしい」と期待した。


茂木栄五郎が２軍で復帰も２１日以降出場なし…石井一久監督は出られる
状況にないと説明

石井一久監督が２６日、ロッテ戦（ＺＯＺＯ）前に取材に応じ、
１軍合流できずにいる茂木栄五郎内野手の状況について説明した。

茂木は、３月２５日の開幕戦のロッテ戦（楽天生命）に「５番・三塁」でフル出場し、
４打数１安打。だが、同２７日に発熱のため登録抹消され、
同日に新型コロナウイルス陽性判定を受けていた。
今月１６日のイースタン・巨人戦（Ｇ球場）で実戦に復帰。
４試合で８打数４安打の打率５割と結果を残していた。
だが、２０日のヤクルト戦（森林どり泉）で途中交代したのを
最後に対外試合の出場がなかった。

石井監督は「今は（出られる状況に）ないかな。ないので、
それは（この日昇格した）黒川にとってはチャンスかなと思います」と話していた。


静岡・三島南出身のドラ３ルーキー前田銀治インタビュー　
２軍でフルスイング奮闘中

三島南高からドラフト３位で今季楽天入りした前田銀治外野手が
オンラインインタビューに応じた。イースタン開幕から約１か月。
３月２５日の西武戦、代打で中前に記念すべき“プロ初安打”を放つなど
順調にステップアップしている。未来の大砲候補は、
三振を恐れないフルスイングを貫き１軍定着を目指していくことを誓った。

　―プロでの公式戦が始まり、約１か月が経過した。

「あっという間で、時間がたつのが早かった。
朝起きてバットを握って、という生活がずっと続いている。やっと慣れてきた感じです」

　―３月２１日のヤクルト戦（戸田）、「８番・右翼」で初出場した。

「とにかく緊張した。高校は自分が年上だったけど、今は先輩がいる中で（試合に）
出させていただいている。一つ一つのプレーに意識を持たないといけない」

　―３月２５日の西武戦（カーミニーク）、代打で中前に初安打した。

「直前に投手交代が告げられて、コーチや（三木）監督から
『相手も高卒。絶対勝ってこい』って送り出してもらった。『絶対打ってやろう』って
思いながら打席に立っていた。いいスタートが切れました」

　―記念球は？

「もらって寮に置いてあります。今度静岡に帰る時に、家族に見てもらいたい」

　―この１か月間、特に感銘を受けた選手、プレーは？

「外野の先輩全員そうなんですけど、やっぱり釜元豪さんが僕の中で
見本になる選手像だと感じました」

　―具体的には？

「野球勘、ゲーム勘、打球に対するアプローチがものすごくうまい。
僕が考えているよりも常に一歩先を行っている」

　―守備位置、打席での読みが鋭い？

　「そうですね。守備位置の読みと一歩目の速さと打球判断がすごいです」

　―今、一番意識して取り組んでいることは？

「バットが外回りしちゃう。インサイドアウト、インサイドアウトを
ずっと意識しています」

　―監督、コーチからのアドバイスで印象に残っていることは？

「三木監督から『当てにいくバッティングはしなくていい。
３球三振でもいいから打席の中でしっかり自分のスイングをしなさい』って
言っていただいた。
気持ちが楽になったし、自分のスイングができるようになっていかないといけない」

　―数字だけ見れば３７打数で１５三振だが、しっかり振ることに意味がある。

「振れている部分ももちろんある。ただ、ボール球をしっかり見逃す力がまだまだない。
自分がボール球と思った所でストライクで見逃し三振というケースもある。
選球眼をもっと良くしていかないといけない」

　―ストライクゾーンも高校の時とは異なる。

「奥行きも含め、色んな要素を出しながら投手は投げてくる。
難しい部分がまだまだ多いです」

　―高校時代は外野の名手として鳴らしたが、ここまで２失策。守備の課題は？

「ファウルフライで風がすごく強くて…。自分が読んだ所と全然違う所に行って
落としてしまった。その後も動きが縮こまりエラーが続きました。
岡田（守備走塁）コーチと話をしながら取り組んでいます」

　―一日のルーチンは？

「５時半起床。６時から３０分ぐらいお風呂に入り、朝食後にアップし午前中に練習。
お昼を食べて試合に向かいます。試合後はウェートや居残り打撃をします。
寮に帰ってからも、その日の状態が悪ければさらに練習します。
体重も６キロくらい絞れました」

　―この先の青写真は？

「今は崩されることが多い。打席の中で自分のスイングをしっかりすることが
当面の目標です」

　―地元・静岡のファンにメッセージを。

「まだまだ未熟者ですけど、いつかは１軍でプレーできる選手になりたい。
１軍に上がれて草薙に帰った時は応援お願いします！」