イーグルスファンコミュの期待の安楽　見事な投球　　久保、楽天テスト合格！

期待の安楽　見事な投球

則本、岸に続く先発の柱と期待される高卒３年目の安楽が、今季初登板の先発で３回１安打無失点。

打たせて取ったかと思えば、狙い通りに三振も奪う見事な投球を見せた。

梨田監督は「まだ２０歳なのに大人の投手になったのかな」と頼もしく思ったようだ。

後半戦から先発の座を守った昨年の経験を胸に、安楽は「余裕を持って投げられた」。

一回はいずれも内野ゴロの三者凡退で終えた。

二、三回は得意のスライダーと、この日最速１４６キロの直球を駆使して計３奪三振。

「思い通りにストライクを取れたし、変化球の制球もうまくいった」と納得の内容だった。

日々の筋力強化で大柄な体をさらに鍛錬している。

「球速表示以上に打者に速く見える切れ、同時に球威もある直球で打者を圧倒したい。

エンジンの大きさを生かした投球をしたい」。

年間通して先発を務めるのが今季の目標だが、その先にある理想像のスケールも大きい。



【大野豊の目】楽天・安楽　力みなくなり制球安定、直球に切れ


練習試合 楽天２―０韓国・ハンファ（2017年2月16日 金武）より

力みのない、ゆったりとしたフォーム。

高校時代などかつての楽天・安楽は、力感こそあったが制球がばらつくのが難点だった。

昨季途中から、新たなフォームをつかみつつある。この日は直球の切れ味も満点で、しっかりと

内容も伴っていた。

２回に強打者の４番・ロサリオを打席に。３球目に内角直球で空振りを奪って追い込むと、

最後は外角のボール球になるスライダーを振らせて三振に仕留めた。直球が生きているから、

変化球がより効果を発揮する。

その直球は、力を抜いてバランスを重視したフォームだからこそ切れが増しているといっていい。

力みは、全てにおいて邪魔になる。

無駄球が増えれば投球の効率も悪くなり、結果的に長いイニングを投げることができない。

ここが第一のステップ。安楽は現在の投球を我慢して続けることが大切だ。

配球で相手を抑えるパターンなどを習得することが次のステップ。

そうすればさらに大きな自信を手にできる。

則本、岸に続く先発３番手として２桁勝利。チームの躍進のためにはそれぐらいの数字が求められる。

伸びしろは大きい。非常に楽しみな存在だ。　




＜楽天＞久保合格　テスト登板で結果出す

巨人、ＤｅＮＡで戦力外の苦汁をなめた３６歳の久保裕也がラストチャンスをものにした。

テスト登板を終え、タクシーで宿舎へ戻る途中に携帯電話が鳴った。

球場に戻ると、球団の星野仙一副会長から「合格だ」と告げられた。

諦めかけていた現役続行の道を切り開き、「本当に涙が出るくらいうれしかった」と喜びに浸った。

結果次第ではプロ野球人生の最後になるかもしれないマウンドに「１パーセントでも可能性がある限り

戦い続けよう」と強い覚悟を持って向かった。

先頭打者に意表を突かれるバント安打を許したが、持ち味の多彩な変化球を生かし一ゴロと

三振併殺で切り抜けた。

味方の好プレーにも助けられ、「しっかりした内容ではなかった」と満足はしていないが、

ベテランらしい落ち着いたマウンドさばきを見せた。

２００３年に巨人に自由獲得枠で入り、ＤｅＮＡと合わせて先発や救援として４２７試合に登板。

経験豊富な右腕に、梨田監督も「投球の技術があり、うまくいけば七、八回を任せる可能性が

ある」と評価する。

久保は「まだ体は動くと思っている。若手に負けないよう頑張り、チームに恩返ししたい」と

新天地での活躍を誓った。



久保、楽天テスト合格！仙さんから直接通知に「涙が出るほどうれしい」

楽天春季練習（１６日、沖縄・金武）

楽天は１６日、沖縄・金武町で韓国ハンファと練習試合を行った。

１３日からテスト生として参加していた久保裕也投手＝前ＤｅＮＡ＝が２番手で登板し、

１回を１安打無失点。

試合後、星野仙一球団副会長から「合格」を告げられた。

巨人、ＤｅＮＡで通算４２７試合に登板したベテラン右腕は「涙が出るほどうれしい」と感激に浸った。

試合を終え、沖縄・名護市の宿舎に戻る途中だった久保の携帯電話が鳴った。

「球場に戻るように」との指示を受け、サブグラウンドに足を運ぶと、星野副会長が待っていた。

「合格だ」

その言葉に胸がつまった。「涙が出るほどうれしかった。（巨人とＤｅＮＡで）２度戦力外になり、

もう野球ができないと思っていた。チームに恩返しできるよう頑張るだけです」と、

久保は感激の面持ちだ。

この日が最初で最後のテスト登板。四回に２番手で登板した右腕は先頭打者にバント安打を

許したものの、後続を一ゴロ、三振（盗塁死で併殺）に仕留め、「０」で切り抜けた。

直球の最速は１３６キロだったが、テクニックでカバーした。

球団が、何よりも高く評価したのは経験値だ。巨人時代の２０１０年には中継ぎとして７９試合に登板。

翌１１年にはクローザーとして２０セーブを挙げた実績がある。

「経験を買った。うちは若い投手が多い。心構えも含めて、投げる以外にも貢献してほしい」と

星野副会長。梨田監督も「巨人で長くやってきた投手。若手の手本になる」と大きな期待を寄せた。

松坂世代の１人が、たどり着いた新天地。「まだ体は動く。与えられた仕事をきっちり果たしたい」と

意気込んだ。　


前ＤｅＮＡの久保、楽天合格！「精いっぱい恩返しできるように頑張ります」

テスト生として楽天の練習に参加していた、前ＤｅＮＡの久保裕也投手の楽天入りが１６日、決まった。

韓国ハンファとの練習試合（金武）に登板。１回を投げ１安打１奪三振無失点の内容に、

試合後、星野仙一副会長から「合格」が通達された。

久保は「本当に涙が出るくらいうれしかった。２回戦力外を受けて、野球ができなくなると思っていた。

チャンスをもらって、合格させて頂いて、野球をできる環境をもらったので、

精いっぱい恩返しできるように頑張ります」と笑顔で話した。

星野副会長は「よかったんじゃない。経験があるからね。投手陣が若いからアドバイスもして欲しい。

ボールもまあまあ。中継ぎはサブ（福山）しかいないし、青山がどこまで戻るか分からない。

適材適所で投げて欲しい。期待してます」。

梨田監督も「経験も豊富だし、力になってくれると思います」と期待を寄せていた。