イーグルスファンコミュの辛島航「勝ちたいですけど、鬼門なので」19年９月以来の本拠地勝利へ闘志&東北楽天、きょう１５日から上位と６連戦　優勝争いへ正念場

DeNA浜口遥大−広島大瀬良大地ほか／16日予告先発


16日のプロ野球予告先発は以下の通り。

＜セ・リーグ＞

DeNA浜口遥大−広島大瀬良大地（横浜＝18時）

中日大野雄大−ヤクルト高梨裕稔（バンテリンドーム＝18時）

＜パ・リーグ＞

楽天涌井秀章−ソフトバンク奥村政稔（楽天生命パーク＝18時）

オリックス増井浩俊−日本ハムC・メネズ（京セラドーム大阪＝18時）

楽天・辛島航―ソフトバンク・和田毅…スタメン発表

◆パ・リーグ　楽天―ソフトバンク（１５日・楽天生命パーク）

　【ソフトバンク】

　１（三）周東、２（二）三森、３（遊）今宮、４（右）柳田、５（指）デスパイネ、
６（中）牧原大、７（左）正木、８（一）中村晃、９（捕）甲斐、▽投＝和田

　【楽天】

　１（遊）山崎、２（一）鈴木大、３（二）浅村、４（左）島内、５（中）辰己、
６（右）岡島、７（指）マルモレホス、８（三）茂木、９（捕）太田、▽投＝辛島

辛島航「勝ちたいですけど、鬼門なので」19年９月以来の本拠地勝利へ闘志

辛島航投手が、15日ソフトバンク戦で先発する。今季3試合で1勝0敗、
防御率2・70の好相性の相手。
一方で楽天生命パークでは、19年9月7日西武戦以来白星から遠ざかっている。
「自覚ありますよ。みんなから言われているから（笑い）。
勝ちたいですけど、鬼門なので」と苦笑いだった。

シーズンはヤマ場。チームは優勝争いに踏みとどまる中でのソフトバンクとの2連戦。
「大事な試合になると、不安とか、どうしようとか、勝ちたいとかばっかりで、
単純に攻めていくとか、腕を強く振るとか忘れがちになることが自分の経験上ある。
そういうことは後悔する。気持ちで腕がぶっ壊れてもいいくらいの気持ちでいく」と
力を込めた。
普段はクールなマウンドさばきを見せる左腕。
正念場となる一戦で、闘志を燃やしていた。

東北楽天、きょう１５日から上位と６連戦　優勝争いへ正念場

東北楽天は１５日から、首位のソフトバンクと２連戦（楽天生命パーク宮城）、
１７日から西武との４連戦（ベルーナドーム）に臨む。
上位との直接対決で勝利を重ねれば優勝争いの主役に一気に躍り出る可能性がある。
半面、大きく負け越すと、クライマックスシリーズ（ＣＳ）進出さえ危うくなる。
追う立場の４位東北楽天にとって、正念場となる６連戦が始まる。

先発陣は岸が安定、涌井復帰も好材料

敵地であった前回のソフトバンク戦（６〜８日）で、辛島は六回途中１失点、
涌井は６回２失点と、ともに本塁打による失点のみに抑えて勝利投手となり、
チームは３連戦を２勝１敗で勝ち越した。
１５日に先発予定の辛島は「粘り強く投げたい。
腕がぶっ壊れてもいいくらいの気持ちで行く」と気合をみなぎらせる。
６勝１３敗１分けと大きく負け越す西武との対戦を前に、
ホームでの２連戦で勢いに乗りたい。

２連勝中のチームは残り１５試合のうち、オリックスを含めた上位３球団との対戦が
１２試合ある。
厳しい戦いが続く中、先発投手陣の顔触れがそろいつつあるのは好材料だ。

　右手中指の骨折から約４カ月ぶりに復帰した涌井の存在が心強い。
失点しても崩れず、試合中に修正できる能力は健在だ。
制球力が自慢の岸は今季、チームで唯一ローテーションを守り抜き、
最多タイの８勝をマーク。安定した投球を続けており、
通算１５０勝まであと一つに迫っている。
１２日のオリックス戦で約１カ月ぶりの８勝目を飾った則本は球に威力が戻り、
復調を感じさせる。

気掛かりなのは田中将。国内自己ワーストの１０敗目を喫し、直近３試合はいずれも
３失点以上で本塁打も許している。
大混戦の優勝争いを制するためには、大エースの完全復活が欠かせない。

西口や新人宮森、守護神松井裕ら強力な救援陣が控えているだけに、
先発投手はリードした状態で後ろにバトンをつなぎたい。
石井監督は「目の前の試合を一丸となって戦う」と一戦必勝を誓う。