イーグルスファンコミュの楽天・渡辺佳明　全力プレーと声で貢献する／このまままでは終われない

楽天・則本昂大―オリックス・山岡泰輔　宗佑磨は先発外れ三塁には大城滉二…
スタメン発表

◆パ・リーグ　楽天―オリックス（３０日・楽天生命パーク）

　【オリックス】

　１（中）福田、２（三）大城、３（右）中川圭、４（指）吉田正、５（一）頓宮
、６（二）安達、７（左）西村、８（遊）紅林、９（捕）伏見、▽投＝山岡

　【楽天】

　１（中）西川、２（遊）小深田、３（二）浅村、４（左）島内、５（一）銀次、
６（指）ギッテンス、７（三）鈴木大、８（右）小郷、９（捕）太田、▽投＝則本

鍵は序盤、則本昂大「そこ意識して」今季47失点中序盤で31失点　
30日オリックス戦

則本昂大投手が、30日オリックス戦（楽天生命パーク）に先発する。
今季は7勝8敗、防御率3・78と不振が続く。
前回登板の23日ソフトバンク戦（同）では、3回6失点でKO。
それでも石井GM兼監督からは、変わらず週の最初の登板を託された。
「やっぱり週頭なので長いイニングは投げたいんですけど、投げ切れていない。
そこへのフラストレーションはあるが、いいパフォーマンスが出せるようにしたい」と
気合を入れた。

チームは首位ソフトバンクと僅差の4位。
30日からは0・5差先を走るオリックスとの3連戦。鍵を握るのは序盤。
特に初回だ。則本の今季47失点中、1回が14失点、2回が4失点、3回が13失点。
序盤に相手に主導権を握られることが多い。
「いい形で初回を終えられるようにやっていけば、チームも乗っていくと思う。
そこ意識してやれたらいいかなと思います」。勢いをもたらす投球を目指す。

石井監督がコロナ離脱選手の１軍復帰見極め慎重に
「体のリカバリーをしっかりしないと」

石井一久GM兼監督が、新型コロナウイルス感染で離脱している選手たちの1軍復帰を
慎重に見極めていく方針を明かした。

今月9日に陽性判定を受けた滝中瞭太投手は、療養をへて、
22日イースタン・リーグ巨人戦で実戦復帰。4回5安打無失点と好投した。
指揮官は「1軍で投げてほしい。
求めているけど、求めているところにいけるかというのは、
状態をしっかり把握していかないといけない」と話す。実戦復帰は1つのステップ。
登板後のコンディションや、本来の投球が戻ってきたのか、確認事項はまだある。

18日に体調不良を訴え、翌19日に感染が判明した辰己涼介外野手はまだ復帰できず。
時間はかかる見通し。
石井GM兼監督は「日にちが空けば空くほど、体のリカバリーをしっかりしないと
いけないし、試合の中でも感覚のリカバリーをしないといけない。
難しいところはある」。
チームは優勝戦線に残る正念場が続いているが、万全な状態に回復してから、
1軍に再合流となる。

楽天・渡辺佳明　全力プレーと声で貢献する／このまままでは終われない

　8月13日の西武戦(楽天生命パーク)。4点を追う5回一死一塁だった。
「八番・二塁」で先発出場した渡邊佳明が、与座海人の投じたシンカーをフルスイング。
高々と舞い上がった打球は、右翼席前列で弾んだ。
今季1号となる2ランに「いい投手なので、自分から仕掛けていこうと思いました」と
充実感をにじませた。

ミスを取り戻そうと必死だった。初回二死無走者で、平凡なゴロをファンブル。
今季24度目の先発出場で、2度目の失策を記録した。
「初回にエラーをしてしまったので、何とかチームに勢いを持ってこようと思って。
チームに勢いを持ってこようと思って振り抜いた」と振り返った。

ミート力はチーム随一。昨季は45試合に出場し打率.273と結果を残した。
今季は開幕一軍を勝ち取ったが、5月上旬まで16試合に出場し打率.182。
不振にあえぎ、同13日に出場選手登録を抹消された。
だが二軍では6試合で打率.571と打ちまくって、首脳陣の信頼を勝ち取った。
同下旬には一軍再昇格を果たした。

ただ8月28日まで45試合に出場し打率.243。このまま終わるわけにはいかない。
1年目には26打点をマークし、勝負強さも評価された逸材は
「全力プレーをすることによって、いい結果が出ると思う。
とにかく全力でプレーしたい。チームに勢いをつけられるようなプレーだったり、
声を出すことだったり、自分のできることを精いっぱいやりたい」と
意気込みを誓った。
チームにとっても巻き返しを狙う終盤戦で、存在感を発揮する。