イーグルスファンコミュの瀧中瞭太　「腹をくくって」。底から抜け出した先発右腕／後半戦のキーマン

ソフトバンク・杉山一樹―楽天・滝中瞭太…スタメン発表

◆パ・リーグ　ソフトバンク―楽天（５日・ＰａｙＰａｙドーム）

　【楽天】

１（左）西川、２（遊）小深田、３（二）浅村、４（指）島内、５（右）岡島、
６（中）辰己、７（一）鈴木大、８（三）茂木、９（捕）炭谷、▽投＝滝中

　【ソフトバンク】

１（中）周東、２（遊）川瀬、３（二）牧原大、４（右）柳田、
５（指）デスパイネ、６（一）中村晃、７（三）松田、８（左）柳町、
９（捕）甲斐、▽投＝杉山

滝中瞭太が今季初のペイペイドーム先発　
５日のソフトバンク戦「あの球場が好きなので結構ワクワク」

楽天は５日のソフトバンク戦（ペイペイドーム）に３年目右腕、滝中瞭太投手が
先発する。４日は試合前の練習で調整した。

対ソフトバンクは今季２試合の登板で２勝０敗、防御率１・９３。
敵地ペイペイドームでの登板は２０２１年１０月６日以来で
「あの球場が好きなので結構ワクワクする。
けど、アウェーなので、それに負けないようにしっかり強くいきたい」と
意気込みを示した。

瀧中瞭太　「腹をくくって」。底から抜け出した先発右腕／後半戦のキーマン

先発としての責任を果たした。7月20日のソフトバンク戦（北九州）。
先発した瀧中瞭太が7回を投げ5安打1失点。
2回先頭、デスパイネにソロは被弾したが、要所を抑えて今季2勝目を挙げた。

6月3日のDeNA戦（横浜）以来のマウンド。
「腹をくくって、チームを勢いづけられるような投球がしたい」と臨んだ一戦で、
凡打の山を築いた。内外角を丁寧に突き7奪三振。
6回二死一塁の場面では、スライダーでデスパイネを捕邪飛に封じた。

序盤、チームは好調だったが、昨季10勝をマークした3年目右腕は苦しんだ。
開幕ローテ入りは果たしたが、同ソフトバンク戦まで9試合に先発し1勝5敗、
防御率4.35。二軍での再調整を言い渡された。

これまでセットポジションでの投球を続けてきたが、二軍ではワインドアップに
変更した。
理由は「しっかり立っている感覚がなかった」。
ワインドアップに変えたことで、より下半身を使った投球ができるようになった。
「どういうフォームでも絶対メリット、デメリットはついてくるので、
自分の中で理解した上で取り込んでいきたい」。
今後も試行錯誤は続けるつもりだが、浮上のきっかけをつかんだことは間違いない。

　前半戦でフル回転した中継ぎ陣を休ませる意味でも、先発陣の奮闘は欠かせない。
首位返り咲きを狙う後半戦で、キーマンの1人と言えるだろう。
「しっかり自分のピッチングをやりたいなと思います」と
後半戦へ向けた意気込みを語った右腕。
自慢の制球力を武器に、チームの勝利に貢献する。