イーグルスファンコミュの東北楽天、中継ぎ陣が火の車　安楽と宋家豪、巻き返し期す

東北楽天、中継ぎ陣が火の車　安楽と宋家豪、巻き返し期す

東北楽天は中継ぎ投手のやりくりに苦心している。
７月はここまで２勝６敗と負け越し、中継ぎが４試合で黒星を喫した。
石井監督はブルペンの現状に「厳しい」との認識を示し、
「みんなで一丸になってやっていくことが大事」と強調する。

１日のロッテ戦は勝ちパターンの継投を担う安楽、宋家豪が救援に失敗し、逆転負け。
翌日、ともに再調整で出場選手登録を抹消された。
セットアッパーの一角に抜てきされた鈴木翔は２日のロッテ戦、
８、９日の西武戦で同点の八回に勝ち越しを許し、敗戦投手になった。

１０日の西武戦はブルペンの苦しい台所事情が露呈した。
チーム最多１３ホールドの西口は３連投していたため、ベンチから外れた。
鈴木翔は苦しい投球が続いていただけに、接戦で終盤に入った場合は
難しいやりくりを強いられた。

中継ぎのチーム防御率はリーグ４位の３・０８。
昨季チーム最多の２８ホールドを記録した酒居は状態が上がらず、
９日に出場選手登録を外れた。変則左腕の渡辺佑や新人の西垣が好投を続けているのは
好材料。
実績のある福山と森原は７月に今季初昇格し、登板を重ねている。

安楽と宋家豪は１３日の日本ハム戦で１軍復帰する見込み。
５月中旬に右足甲骨折で離脱したブセニッツは９日の２軍戦で登板し、
１回を無得点に抑えた。
石井監督は「映像を見て、メカニックも悪くないので順調にきている。
（７月下旬の）オールスターゲームの前には１軍に上がれる予定でいる」との
見通しを示す。

８～１０日の西武戦は投手陣が計２０失点と精彩を欠き３連敗。
西武と入れ替わって３位に転落した。
指揮官は「１、２戦目はリリーフ、３戦目は先発が悪く、うまくかみ合っていない。
みんなで９回をつないでいくというところだと思う」と厳しい表情で語った。