イーグルスファンコミュの西口「自分の球、信じて」　９試合続けて無失点救援中

楽天・岸孝之―ソフトバンク・大竹耕太郎…スタメン発表

◆楽天―ソフトバンク（７日・楽天生命パーク）

　【ソフトバンク】

　１（二）三森、２（三）周東、３（中）牧原大、４（指）柳田、５（左）柳町、
６（遊）今宮、７（右）中村晃、８（一）松田、９（捕）渡辺、▽投＝大竹耕

　【楽天】

　１（左）西川、２（遊）小深田、３（二）浅村、４（右）島内、５（一）銀次、
６（三）鈴木大、７（指）内田、８（中）岡島、９（捕）炭谷、▽投＝岸


西口「自分の球、信じて」　９試合続けて無失点救援中

東北楽天の西口がブルペンで存在感を増している。
イニング途中での登板も多い中、無失点の救援を９試合続け、
直近７試合は安打さえ許していない。
接戦時の終盤を任されていた安楽と宋家豪が２日にそろって２軍再調整となった
こともあり、石井監督は２５歳の右腕をセットアッパーとして当面起用する方針だ。

さえる直球、フォークも武器に

２日のロッテ戦は１−１の七回１死二塁で先発辛島の後を継いだ。
山口も高部も初球の直球で平凡なフライに打ち取り、わずか２球でピンチを救った。
「自分の球を信じて投げようとマウンドに上がった」。言葉とプレーに自信がにじむ。

ここまで２８登板で２勝０敗１１ホールド、防御率２・７０。
本塁打は１本も浴びていない。平均球速が１５０キロ近い直球に加え、
今季はフォークボールが武器になっている。

共同通信デジタルによると、昨季４・６％だったフォークボールの比率は
今季１８・７％。２ストライク時は昨季比で２２ポイント増の３０・３％と
跳ね上がり、決め球として多用している。

今季奪った２３個の三振を球種別にみると、直球が１２、フォークボールが９、
チェンジアップが２。
「最近はフォークで取れる空振りが増えてきている分、バッターも（直球への）
タイミングが１個遅れると思う」と相乗効果を感じている。

石井監督は「元気のある球を投げている」と評価し、左腕の鈴木翔とともに八回など
終盤のイニングを託す考えを示している。
西口は「自分のやれることを精いっぱいやって、
チームのために全力で腕を振っていきたい」と意気込む。



【楽天】ドラ５松井友飛が８日西武戦で先発デビュー
「成長はすごく大事。失敗してほしい」石井監督

楽天のドラフト5位ルーキー松井友飛投手（が、8日西武戦（楽天生命パーク）で
プロ初登板初先発する。

2軍戦では9試合で3勝1敗、防御率1.54と好成績だった。
石井GM兼監督は「ちょっと楽しみではある。
今後どうやって成長していけるかはすごく大事。
1回の失敗で彼の評価が決まるわけじゃないので失敗してほしいなと思います」。
思い切った投球に期待していた。

今春キャンプは1軍。オープン戦では中継ぎで3戦無失点。アピールに成功していたが、
先発転向のためファームで調整を続けてきた。
一から学んだ投球術。念願の舞台でこれまでの成果を発揮させる。


【楽天】左手首骨折のギッテンス「打席でのタイミング早く取り戻したい」
２軍ロッテ戦で実戦復帰

楽天クリス・ギッテンス内野手が、イースタン・リーグのロッテ戦
（ウェルファムフーズ森林どりスタジアム泉）で実戦復帰した。
2番指名打者で先発。1打数無安打1四球だった。

2打席ともロッテ石川との対決。「思ったより球も見え、四球もとれて良かったです。
特にリーグでもトップクラスのピッチャーの球を見ることができたことは
良かったと思います。一番難しいところですが、
打席でのタイミングがまだしっくりこないので、そこを早く取り戻したいです」と
意気込んでいた。

4月5日の1軍合流初日、西武戦の第2打席で空振りした際に左手首を骨折していた。
日本にとどまり、治療とリハビリに3カ月を要しての復帰。
「3カ月プレーができなかったので,そこに向けて、1歩1歩近づいていることは
とてもエキサイトな気持ちです」と前を向いた。