イーグルスファンコミュの【楽天】西川遥輝、新天地で充実感「いろんな知識をぶち込んだまま１年目に戻った感じ」独占インタビュー

【楽天】西川遥輝、新天地で充実感「いろんな知識をぶち込んだまま
１年目に戻った感じ」独占インタビュー

３０歳を迎える節目の年に、西川は新天地へと足を踏み入れた。
キャンプでは日が暮れるまでバットを振り込み、若手顔負けの練習量をこなし、
体をいじめ抜いてきた。

　「（例年より）かなり多いと思います。体はばりっばり（笑い）。やけど、元気です」

　自身を「一度死んだ身」と表現した。それはつまり、生まれ変わったという
ことなのか。そう問われると「難しいな～」。しばらく考え込み、口を開いた。

「例えばですけど、『今の頭のまま小学校に戻ったら、どんなアスリートに
なれるんやろう』って考えることがよくある。
気持ちだったり脳みそだったり、もし戻ったらどれくらいの選手になれるんやろうって。
難しいでしょ？（笑い）。
若返ったくらいかな。いろんな知識を全部、頭と体にぶち込んだまま、
１年目に戻った感じです」

１１年間を過ごした古巣に感謝の思いはあるが、充実を感じている今、未練はない。
そして「日本ハム・西川遥輝」のファンへのメッセージも口にした。

「１１年間育ててもらった恩はあります。けど、今こうやって楽天に来て、
また戻りたいなとは思わない。僕のこと応援してください、とは言わないですけど、
応援してくれるファンは大事にしたいなと思います」

チームが変わっても、サービス精神は変わらない。新本拠地は屋外の楽天生命。
雨中の試合の合間に傘を差してファンとのコミュニケーションをとる
「アンブレラハルキ」の復活も思案中だ。

「ただぬれたくないだけやったんですけどね（笑い）。
野球だけじゃなくて、野球以外でも面白いことができたらいいなと思いますけど、
成績を残さないとそういうのもついてこない。
成績を残した中で、ファンサービスもやっていけたら」

日本ハムでは屈指の人気選手として、「ハルキスト」と呼ばれるファンを魅了した。
１１日に発売されたタオルは、２週間もたたずに売り切れ。
新天地でも変わらぬ人気の高さを示している。

「最高っす。でも、やっぱりみんな人間なので飽きてくる（笑い）。
飽きさせないようにしないといけないなと思います」

石井監督の構想では１番の有力候補。
スピードスターは、東北から２度目の“ルーキーイヤー”を歩み始める。