イーグルスファンコミュの弓削、中継ぎで飛躍期す　フォーム修正に手応え

【楽天】和田恋、来たか覚醒の時！　６戦３発で開幕１軍へ前進

＜練習試合：ヤクルト2－6楽天＞◇22日◇沖縄・浦添

和田恋外野手が開幕１軍に向けてまたもやアピールに成功した。
練習試合・ヤクルト戦に「５番・右翼」でスタメン出場。
１―１の６回無死一塁で育成右腕・丸山翔が投じた初球、
１４０キロの直球を左翼席に運んだ。

和田は１３日の日本ハム戦（金武）で今季１号を放つと、
１５日のロッテ戦（金武）でも２本目のアーチを放っており、
この一発でチームトップタイの３本目となった。

１９年７月に巨人からトレード加入。プロ８年間の１軍通算成績は、
５０試合で１３９打数３２安打、２本塁打、１２打点。和製大砲“候補”として、
くすぶり続けた逸材が覚醒しつつある。

弓削、中継ぎで飛躍期す　フォーム修正に手応え

東北楽天の弓削は今季、中継ぎ候補として首脳陣の期待が高まっている。
石井監督は「（打者の）右も左も関係なく１イニング」と
現時点での起用プランを明かす。先発から役割が変わりそうな身長１９３センチの
大型左腕は「任されたところでしっかり働きたい」と話す。

球質ガラリ「球速よりも強さ重視」

沖縄県内で行われている１軍の練習試合では、ここまで計２戦に登板。
どちらも試合終盤に１回を投げ、直球やカットボールでテンポ良く攻めて三者凡退に
抑えた。指揮官は「いい意味で打者を下に見て投げ込めていた」と評価する。

　昨秋から重ねた投球フォームの細かな修正が自信につながっている。
体に負担が少ない効率的な動きを追求し、ランニングの姿勢からグラブの位置まで
見つめ直した。
成果は球の質に直結。「球速よりも強さを重視し、低めに集めてストライクゾーン内で
勝負することが目標。そこは今のところできている」と手応えを感じている。

社会人野球のＳＵＢＡＲＵからドラフト４位で入団し、昨季までのプロ３年間で
２３試合７勝６敗、防御率４・７８。
４月で２８歳になる今季、「１軍で投げることが大前提」と飛躍を期す思いは強い。

違う役目を任されても、狙いをかわして打たせて取る持ち味を変えるつもりはない。
「少ない球数でリズム良く帰ってきて攻撃に回すことが、中継ぎの役割だと思うので」。
チームにとって手薄な救援左腕として活路を切り開く。