イーグルスファンコミュの【楽天】パ最少援護では田中将大でも勝てない　３失点以下での勝敗なしｏｒ敗戦１５試合…記録２０２１

石井一久監督、今季は１２年ぶりに主将を置かず
「みんなで同じ目標に向かって、同列で」

石井一久ＧＭ兼監督が１２月３１日、２０２２年の主将を置かない意向を示した。

　昨季まで２年間茂木が務めていたが、主将なしは１０年以来１２年ぶり。
「みんなで同じ目標に向かって、同列でみんな前のめりにやってほしいなと思います」と
説明し、「うちで試合に出ている選手は、経験の多い選手も結構いるので」と
９年ぶりのリーグＶと日本一へ、ナインに期待を込めた。

また、前主将の茂木について指揮官は
「一流選手になれるかなれないかの一番大事なところなので、
個人にフォーカスしながらチームのみんなと同じ目標を持ってしっかりと
やってほしいなと思っています」と語った。

【楽天】パ最少援護では田中将大でも勝てない　３失点以下での勝敗なし
ｏｒ敗戦１５試合…記録２０２１

１球団あたりの試合数は、リーグ内対戦が２５回戦総当たりの１２５試合、
セ・パ交流戦が各３試合で１８試合、合計１４３試合を戦います。

　ここで、昨シーズンの楽天の記録を振り返ります。

　＊　＊　＊

１３年以来の日本復帰だった田中将大は、２３登板で４勝９敗の防御率３．０１。
４勝は０８年９勝を下回り、９敗は０７、０８年の７敗を上回る自身ワースト。
初めてシーズンの勝敗で負け越した。

　打線の援護に恵まれなかったのも確かで、３失点以下で勝敗なし、
もしくは敗戦が１５試合もあった。

田中将の援護点となるイニングは、１６７回あり、援護点は４０点で、
９回換算の１試合平均では２．２点。
パの規定投球回１４人中援護点が最も少なく、次に少なかったのが上沢（日）の
３．１点で１点近い開きがある。
松本（西）、小島（ロ）が最も多くて、４．４点もらっているのに比べると、
半分しかなく、投手５冠王の山本（オ）でも、３．９点だから、援護不足もあった。

先取点を許した試合が半分以上の１３試合だから、劣勢の場面が多かったのも、
打線の援護不足につながったかもしれない。


◆則本２ケタ勝利球団最多７度目

　▼…３年ぶり７度目の２ケタ勝利を挙げたのが則本昂。
球団では田中将大の６度を抜いて２ケタ勝利の最多回数だ。
今季は１８年以来７度目の規定投球回以上もクリアした。

◆早川楽天新人最多６連勝も失速…

▼…新人の早川は４月１８日から６月６日までにチーム新人最多の６連勝。
１１登板で７勝２敗だったが、その後は、−●●−−●〇〇●−−●−で１３登板、
２勝５敗と失速。２ケタ勝利に届かず。

　▼…岸は最多敗戦。チームでは０５年岩隈久志、０６年一場靖弘、
１４年辛島航に次ぎ４人目。西武時代の１２年に次ぎ２度目の最多敗戦。
複数回最多敗戦は３４人目。２球団で最多敗戦は小山正明（６１年阪神、６５年東京）、
グリン（０８年日本ハム、０９年横浜）に次いで３人目だ。

◆石井監督楽天２人目１年目Ａクラス

▼…楽天は３位。新監督の順位は、０５年田尾〈６〉、０６年野村〈６〉、
１０年ブラウン〈６〉、１１年星野〈５〉、１５年大久保〈６〉、１６年梨田〈５〉、
１９年平石《３》、２０年三木〈４〉、２１年石井《３》。
就任１年目で３位以上のＡクラスは１９年平石監督に次いで石井監督が２人目だ。

◆島内山崎武以来楽天２人目打点王

▼…島内は０７年山崎武司以来球団２人目の打点王。
走者得点圏では最多の１７２打席に入り、１３７打数４５安打の打率．３２８でリーグ
２位。勝負強さをみせ、打点王を獲得した。

◆浅村全試合出場６年連続７度目

▼…浅村は６年連続７度目の全試合出場。パでは８年連続の松井稼頭央（西）をはじめ
６年以上連続は５人目。
鈴木大も７度目の全試合出場で、８度の福本豊（阪急）、
松井をはじめパ８、９人目になった。

◆小深田併殺打１両リーグ最少タイ

▼…小深田の併殺打１は塩見（ヤ）と並び両リーグ最少打者だが、
走者得点圏打率はパ最低の．１９０と、走者得点圏のチャンスにサッパリ。

◆辰己打率最下位

▼…辰己は打率．２２５で最下位。チームで打率最下位は、０６、１０年山崎武司、
１４年ジョーンズ以来３人目４度目。１３０試合に出場し打席なしが１２試合で、
打席に入った１１８試合中半分の５９試合がノーヒット。