イーグルスファンコミュの小深田、来季の定位置奪還誓う　秋季練習で攻守に底上げへ&横尾俊建　背番号が３０から６１に　「来年は戦力になるように頑張りたい」

宋らが帰国「ファンの皆さん、今シーズンも応援ありがとうございました」
楽天が１９日、宋家豪、アラン・ブセニッツが帰国したと発表した。
両投手は、来季の残留が決まっている。

宋は今季、登板６３試合、３勝３敗７セーブ、防御率２・２３と好投し、
チームのクライマックス・シリーズ進出に貢献した。
球団広報を通じて、「最終的に日本シリーズに出場できず、悔しい思いをしましたが、
自分にもチームにとっても良いシーズンだったと思います。
ファンの皆さん、今シーズンも応援ありがとうございました」とコメントした。

ブセニッツは、「今シーズンも熱い応援ありがとうございました。
来年こそは優勝旗を東北に持ってきたいと願っています。
来年、またお会いしましょう」と話した。



則本昂大が現状維持の３億円でサイン　プロ１０年目の来季へ
「１５勝ぐらいは勝たないと」

則本昂大投手が１９日、仙台市内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、
７年契約４年目へ現状維持の３億円でサインした。

今季は２３試合に先発し自身３年ぶりの２ケタ勝利となる１１勝５敗、
防御率３・１７を記録。好成績を残せた要因を「真っすぐが良くなったというのは
一番かなと思いますけど、若い選手も出てきたりベテランの方も
今年頑張っていたので、負けたくないなという気持ちが一番大事だったのかなと
思います」と振り返った。その一方で「物足りないシーズンになったと思うので、
悔いの残る終わり方だったかなと思います」と反省も口にした。

来季はプロ１０年目。「１５勝ぐらいはしっかりと勝たないといけないと思うので、
それぐらい勝てるようにやりたいなと思います」と力を込めた。（金額は推定）

福井優也が現状維持の２０００万円でサイン　
「１年でも長く。斎藤、大石の分も頑張ろうと」

福井優也投手が１９日、仙台市内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、
現状維持の２０００万円でサインした。

今季は開幕２軍スタートだったが、中継ぎとして１９試合に登板し０勝０敗、
防御率４・４３。「中継ぎはほぼ初体験だったんですけど、
いい試合はいい、悪い試合は悪いとはっきり出たかなと思います」と振り返り、
「勝ちパターンの投手のすごさもわかりましたし、
防御率に関しても１試合で何点も取られたらすごい数字になるというのを体感できたと
思います」と語った。

早大時代の同期だった日本ハム・斎藤佑樹が今季限りで現役を引退。
「１年でも長くやりたいなともう一回思いましたし、
斎藤、大石（早大時代の同期で現西武２軍投手コーチ）の分も
頑張ろうと思いましたね」と決意を示した。（金額は推定）

小深田、来季の定位置奪還誓う　秋季練習で攻守に底上げへ

小深田が来季の定位置奪還に燃えている。
新人だった昨季途中から正遊撃手の座をつかみ、今季も開幕から先発出場を続けたが、
シーズン終盤に同学年の山崎剛にポジションを明け渡した。
「レギュラーを取れるようにやっていく」と巻き返しを誓う。

１８日に楽天生命パーク宮城（仙台市）であった秋季練習。
全体メニューが終わった後も内野ノックでボールを追い続けた。
前日も居残って打撃強化に取り組んだ。「今年の成績には納得していない。
打つ、守る、走る、全てが去年に比べて全然（駄目）だった」。
悔しさが体を突き動かす。

今季は打率が２割４分８厘で出塁率は３割２分８厘。
ともに昨季と比べて４分ほど落とした。「きれいに打とうとし過ぎた」と自己分析。
スイングに狂いが生じ「甘い球を一発で捉えられなかった」と振り返る。

守備ではパ・リーグの遊撃部門で２番目に多い１２失策を記録した。
大半が一塁への悪送球だ。昨オフ、守備の名手藤田（今季限りで戦力外）と
自主トレーニングを共にするなどしてスローイングの改善に取り組んだが、
すぐには実を結ばなかった。
「強い球を投げることを意識しながら、胸に投げる正確さも求めていく」と
模索は続く。

自身初のクライマックスシリーズ（ＣＳ）は代打での１打席にとどまった。
２試合とも先発で大舞台を踏んだのが山崎剛。
「負けたくないという気持ちはある」と闘争心をのぞかせる。

　石井監督からは山崎剛と共に秋季練習の強化指定選手に指名された。
来季を見据えたポジション争いが、既に熱を帯びている。


横尾俊建　背番号が３０から６１に　「来年は戦力になるように頑張りたい」

楽天は１８日、横尾俊建（としたけ）内野手ら５選手の背番号変更と、
新任３コーチの背番号を発表した。
「３０」から「６１」に変わる横尾は「今年は全然戦力になれなかった。
来年は戦力になるように頑張りたい」と、新背番号での巻き返しを誓った。

プロ６年目の今季、開幕前に日本ハムから移籍。右の長距離砲として期待されたが、
１軍出場３０試合で打率１割８分と不本意な成績に終わった。
背番号変更については「自分でコントロールできることではないので」と
多くを語らないが、もちろん危機感はある。
楽天生命での秋季練習では、新任の立花打撃コーチの指導で「確率の高い打撃」への
モデルチェンジに挑戦中。
４球団でコーチを歴任している名伯楽からは「今まで言われたことがないようなことも
教わっている」という。
さらに「自分からもいろいろ質問している」と、充実の日々を送っている。

今季は本塁打ゼロ。日本ハム時代からおなじみの「おにぎりパフォーマンス」を
披露できなかっただけに、「来年は１本でも多く打ちたい」と、アーチ量産を誓った。