イーグルスファンコミュの楽天が田中将大に「おかえり」気持ち届ける企画発表＆敵地もまー君復帰を歓迎　登場曲を流す異例の演出　仕掛け人が明かした理由

岸孝之が９日のロッテ戦へ調整「打者との間合いや感覚を取り戻しながら」

岸孝之投手が８日、静岡県内で投手練習に参加し、
先発する９日のロッテとのオープン戦（静岡）へ向けて最終調整を行った。

キャッチボールなどで汗を流した右腕。
自身今年２度目の実戦となるが「ここからは打者との間合いだったり感覚を
取り戻しながらやっていかないといけないので、自分の調子というより
そっちを大事にして、その中で自分の球をしっかり投げられるかだと思う」と見据えた。

前回登板だった２月２５日のＤｅＮＡとの練習試合（宜野湾）では計３４球を投じ、
２回１安打無失点。
９日はイニング数も増える予定の中で「やはりブルペンと試合で投げる球数は違うので、
試合の中でしっかりと球数を投げていきたいなと思います」と力強く語った。

楽天が田中将大に「おかえり」気持ち届ける企画発表
https://www.rakuteneagles.jp/news/detail/00003586.html
楽天は8日午後4時から、楽天イーグルスの共同購入サイト「FANS’プロジェクト」で
新プロジェクト「田中将大選手に『おかえり』の気持ちを届けて
NPB通算100勝を後押ししよう！」の受付を開始すると発表した。

期間は4月9日午後11時59分までで、目標金額は250万円。ファンの賛同、支援金で、
田中将への「おかえり」の気持ちをカタチにする「おかえりボード」の試合日掲出、
街中のフラッグ掲出などの演出を実施。
また、返礼品としてNPB通算100勝達成記念の限定グッズも用意されている。

以下、返礼品一覧

・まー君おかえりボードのスタジアム掲出と街中のおかえりフラッグ掲出

・田中将大投手NPB通算100勝記念オリジナルイーグルスベア、記念フォトTシャツ、
記念ボール、記念グッズ3点セット、記念オリジナルユニフォームとキャップセット

・田中将大投手モデルオリジナルミニチュアグラブストラップ

・田中将大選手ビッグボブルヘッドフィギュア

敵地もまー君復帰を歓迎　登場曲を流す異例の演出　仕掛け人が明かした理由


気づいた人も多かっただろう。6日の中日―楽天戦。田中将大投手がマウンドに
上がり投球練習を始めるとアイドルグループ「ももいろクローバーZ」の曲が流れた。
　5回はかつて登場曲にも使っていた「走れ！」、6回は「ツヨクツヨク」。
田中将が「モノノフ」（ももクロのファン）なのは広く知られている。
お気に入りの曲が日本球界に復帰した右腕の背中を押すように、球場内に響き渡った。

「日本にまー君が帰ってきてくれた。観客の前で投げるのは、
13年の日本シリーズ以来。楽天ファンだけでなくビジターのファンも
歓迎しているよという演出です」

仕掛け人の中日球団職員、石田裕貴さんが理由を明かしてくれた。
田中将が日本のファンの前で投げたのは2680日ぶり。
実際にマウンドに上がると、多くの観客がスマートフォンでその姿を写真に収めていた。

そして石田さんはこうも続けた。「ももクロでテンションを上げて本気になって、
ドラゴンズの選手と戦ってほしかった」。
中日の選手にとっては、日米通算177勝と対戦できる数少ない機会。
田中将にスイッチを入れてもらう狙いもあったのだ。

本来、イニング間などは自軍の先発投手の登場曲を流すことがほとんど。
実際にこの日の試合序盤は中日の先発・柳の登場曲が流れていた。

相手チームの選手の登場曲を流すのは、ご法度。今回の演出について石田さんも
「公式戦だとさすがに難しいですよね。オープン戦だから実現できました」と説明した。

登板後、田中将はももクロの曲が流れたことに「聞こえていましたよ」と
粋な計らいに笑みを浮かべたという。

実は石田さんは元楽天の球団職員。13年には球団初の日本一も間近で見た。
17年から地元・愛知に戻り中日職員に“移籍”した経歴の持ち主である。

敵味方、セ・パの垣根を越え野球界を盛り上げようという、心温まる演出だった。