イーグルスファンコミュの楽天・まー君復帰で宮城経済効果1年57億円　関大・宮本氏が算出、 広島・黒田の52億円超え＆石井監督“まー君フィーバー”の選手らへ忠告も

楽天・まー君復帰で宮城経済効果1年57億円　関大・宮本氏が算出、
広島・黒田の52億円超え

8年ぶりに楽天に復帰した田中将が、地元・宮城県に及ぼす経済効果が約57億円に
及ぶことが16日、分かった。関大の宮本勝浩名誉教授が算出。
「これは球団はじめ地元の経済界全体に入ってくる金額の総額。
年俸9億円は決して高いものではなく、田中選手の楽天復帰が地元宮城県に
非常に大きな経済効果をもたらすことが分かる」とした。
まー君復帰による1年間の経済効果は通常時で、約57億1697万円。
広島・黒田がヤンキースから復帰した際の約52億2582万円を上回る数字だ。
ただしコロナ下で、観客数が楽天生命パークの収容人員の半分となった場合は
約39億960万円となる。
すでに復帰により、関連グッズの売り上げなど球団の営業面は好調。
年間シートを約1億円売り上げるなど、復帰発表からの2週間で計2億円超の
収入増となっている。

宮本名誉教授は観客増に伴う消費額、グッズ売り上げ額や放映権料、
スポンサー収入などを推計し、数字をはじき出した。
観客数にもよるが約40億〜57億円という巨額マネーがまー君の復帰によって
動くことになる。



まー君　5度目ブルペンで36球　20日の登板へ…より実戦を意識

8年ぶりに楽天へ復帰した田中将大投手が17日、
沖縄・金武町ベースボールスタジアムで36球を投げ込んだ。
　今キャンプ5度目のブルペンは太田光捕手相手にノーワインドアップで12球、
セットポジションで24球全球種を試した。
前回に続き、この日も小山伸一郎投手コーチを左右両打席に立たせ、
田中将自らカウントを想定して勝負球を投げ込むシーンも見られた。

20日の練習試合、日本ハム戦（金武）で国内2666日ぶりとなる実戦登板が内定。
先発で1〜2イニングの予定だが、より実戦を意識した投球練習だった。

松井が今季初実戦へ「何が足りないか現状把握」

今シーズンから再び抑えに回る楽天松井裕樹投手が、
18日ロッテ戦で現状把握に努める。
今季初実戦を前に「ブルペンで練習してることがどれだけできるのか、
開幕に向けて、何が足りないかの現状把握」をテーマに設定。

石井GM兼監督は「真っすぐの力も出ていますし、フォームもすごく安定してる」と
期待した。育成の渡辺佑は3戦連続の登板予定で、支配下に向けアピールする。

石井監督“まー君フィーバー”の選手らへ忠告も

助言、金言、アドバイス…。1月の自主トレ、2月のキャンプ期間中、
原稿内で何度も使うフレーズだ。弱肉強食の世界で生き抜く先輩が、後輩を思い、
言葉を送る。時代は変わっても、歴史を築く過程に不可欠な要素だ。

楽天がキャンプを張る沖縄・金武。現地では使い古された言葉を用いれば
“まー君フィーバー”が起こっている。
報道陣が勝手に熱気立っているのが主だが、6日の田中将大投手のキャンプ合流以降、
チームメートが右腕の下へ足を運び、耳を傾ける姿も随所に見られる。
つい先日まで“テレビの中の人”からの言葉。即座に実践へ移す選手が少なくない。

チームを統括する石井GM兼監督も「コーチとのディスカッションも大事ですけど、
選手同士のコミュニケーションが一番成長する会話だと思う」と捉える。
ただ、忠告を忘れない。「自分でかみ砕いて、実践できるようになっていかなければ
意味のないこと。僕は左から右へ、右から左へ受け流すタイプ。
人は人、自分しか信じない人もいる。頭でっかちになってしまう人もいる。
自分がプロで生きていくためにはどうしたらいいのかを考えることは
大事だと思います」。

日米通算177勝右腕が加わり、戦力は格段と厚みを増した。
比例して上位進出へ不可欠な“ラッキーボーイ”の登場を促す環境も整い、
若手の成長、台頭が順位を左右する割合も高まった。
「1人が大きな船を引っ張ったって動かないので、みんなで協力し合って
引っ張っていく。
田中選手はその引っ張り方を知っているので、それをみんなで引っ張っていくことを
してほしいなと思います」と指揮官。
“まー君−”を生かし切れば、リーグ優勝、日本一、その先にある常勝軍団形成まで、
くっきりと見えてくる。