イーグルスファンコミュの鈴木大地、“ユーティリティ枠”で侍入りも　FA移籍2年目で躍進の予感

111まー君、キャンプに合流　チーム全員の前であいさつ
「アメリカで経験したことを伝えたい」

楽天の田中将大投手が6日の沖縄・金武キャンプ第2クール初日からチームに合流した。
　球場入りすると、まずはストレッチなどで体を動かして準備運動。
オフの自主トレメンバーの松井、辛島、釜田らと談笑するなど、
リラックスした様子だった。全体練習のアップ開始前には、石井監督やコーチ陣、
選手、スタッフの前であいさつした。
8年ぶりに復帰した「伝説のエース」がいよいよ古巣での第一歩を踏み出した。

　以下、あいさつ全文。
　本日から合流させていただきます田中将大です。金武は8年ぶりになります。
上から数えた方が早くなったんですけど、7年間一応アメリカで野球を
やってきていろいろ経験してきたこともあるので、何か伝えられることがあれば
伝えていきたいと思っていますので、気軽に気軽に聞いてください。
よろしくお願いします。


田中将大いよいよだな「逆算しながらやっていく」

楽天に8年ぶりに復帰した田中将大投手が6日、沖縄・金武町で行われる
1軍キャンプに合流し、初日は別メニューで調整した。
ウオーミングアップの後、キャッチボール、アジリティなどのメニューを消化した。
「チームのウエアを着るだけで、緊張感は変わる感じはあります。
いよいよだなという感じはありました」と初日の感想を語った。

メニュー終了後にはブルペンに現れ、ドラフト1位ルーキーの早川、右腕の西口らの
投球に視線を送った。「投手陣全体のことを。どういうボールを投げるんだろうと。
活気ある雰囲気を見て、自分も刺激を受けた」と話した。
自身の調整については「自分でしっかりスケジュールを立てながら、
逆算しながらやっていきたいです」と自らの頭の中でプランを描く。

チームメートとも、グラウンド上などで交流を深めた。
涌井とも談笑。内容を聞かれ「普通の話はしますから。涌井さんに
聞いてみてください」とサラリとかわした。
8年ぶりの日本球界復帰となるシーズンに向け、
田中将は「チームのために1つでも多く勝てることと
日本一に向かってやっていきたいです」と決意を語った。

田中将大が６日合流　背番号「１８」再び　小山投手コーチ
「オーラを肌で感じて」

楽天は５日、米大リーグ・ヤンキースから８年ぶりに復帰した田中将大投手が
６日の沖縄・金武町キャンプ第２クール初日から合流すると発表した。
この日に沖縄県内のチーム宿舎に到着すると、立花球団社長や石井監督とグータッチを
交わした。
「本日沖縄入りしました」と自身のツイッターで報告し、
球団公式でも「ついに、田中将大選手が！やってきた」と歓迎ぶりをつづった。

当初は今月中旬に合流する見通しだったが、調整も順調に進んでいるようで前倒しに。
プレー以外での期待も大きく、現役時代から親交が深かった小山投手コーチは
「一緒にやっていない選手が多いので、彼の立ち居振る舞いや目に見えないオーラを
肌で感じて。いろんなことを包み隠さず教えてくれるので、期待してます」と
若手に好影響を与える効果を口にした。

１月３０日に行われた入団会見では「ワクワクが抑えられない気持ち。
成長した姿をお見せできればいいと思います」と語っていたレジェンド。
沖縄の地で背番号「１８」のユニホームを身にまとい、
いよいよ本格的な復帰の第一歩を刻む。


鈴木大地、“ユーティリティ枠”で侍入りも　FA移籍2年目で躍進の予感

昨季は新天地でキャリアハイの打率をマーク

楽天・鈴木大地内野手が躍動感にあふれている。
沖縄・金武キャンプで第1クール最終日の4日、志願して特守に取り組み、
その後ロングティーまで敢行した。
ロッテからFA移籍した昨季は全120試合出場を果たし、
キャリアハイでリーグ5位の打率.295をマーク。今季はさらに充実度を増している。
楽天で2年目のキャンプを迎え、
「何より初日のキャッチボールの相手がすんなり決まっていて良かった。
気持ちが楽でした。去年はそこからだった。そういう緊張感がなく、
明るく楽しく、みんなと一緒に練習ができています」と感慨深げに笑った。

「昨年は遠慮ではないですが、探り探りの部分があった」と明かし、
「今年は全体練習で声を出していこう、先頭に立って元気を出して
やろうと思っています」と張り切っている。
プロ10年目の31歳は「自分より若い選手が増えていますが、
まだまだ負けないつもりです」と言い切った。
もともとロッテ時代にはキャプテン、選手会長を歴任しただけに、
楽天に慣れた今季は本来のリーダーシップも発揮しそうだ。

鈴木大のもう1つの持ち味が、ユーティリティ性。
今夏の東京五輪で金メダル獲得を目指す侍ジャパンの稲葉篤紀監督も
「鈴木選手は勝負強いし、サードもファーストも、セカンドもこなす。
ユーティリティプレーヤーは何人かほしいですよね」と興味を示した。

最近侍ジャパンでは、内外野どこでも守れる西武・外崎修汰内野手が重宝されているが、
鈴木大も引けは取らない。昨季はゴールデングラブとベストナインをダブル受賞した
三塁手として84試合、他に一塁手としても36試合スタメン出場した。
ロッテ時代の一昨年に至っては、一塁、二塁、三塁、遊撃、左翼、DHと
何でもござれだった。

東日本大震災発生から10年というシーズンを前に、チーム全体を見渡し
「たくさん練習して自信をつけて、節目の年の今年こそ優勝したいという
気持ちがみんなにある」と評する鈴木大。
1年間かけて新天地に居場所を築いた男は、今季どんな飛躍を遂げるか。