イーグルスファンコミュの銀次　悔しさを晴らすシーズンへ／今季こそフル回転！&島内宏明、広報配信コメントが神レベル　球界随一の面白さ…担当記者イチ押し元気印&“半袖魔神”こと小山伸一郎投手コーチが今年も半袖でキャンプイン

石井一久監督のユニホーム姿に続々と反響　涌井「光山さんかと思った」
浅村「違和感しかない」

楽天は１日、沖縄・金武町でキャンプ初日をスタートさせた。
今季から指揮を執る石井一久監督は背番号「９９」のユニホーム姿を初披露した。
選手たちからは様々な反響があった。

西武時代に同僚だった涌井は「光山さんかと思った」と、体格の似ている
光山１軍バッテリー兼守備戦略コーチと見間違えたことを明かし、笑いを誘った。
旧知の仲ということもあり「不思議な感じ」とも話したが、
「勝って握手をしているところを見たら多分、監督と選手なんだなと思う」と
独特の言い回しで指揮官のユニホーム姿の印象を語った。

　一方の浅村は「違和感しかない」と苦笑いを浮かべつつ、
「石井監督を男にするために、改めて今年、頑張ろうと思いました」と
指揮官を胴上げする原動力になるつもりだ。

銀次　悔しさを晴らすシーズンへ／今季こそフル回転！

まだ一部では雪が残る宮城県内。ただ銀次の表情には、肌寒さなど感じなかった。
1月中旬、同県内での合同自主トレ後にオンラインで取材に応じると、
はっきりとした口調で規定打席到達と打率3割を目標に掲げた。

昨季は悔いが残るシーズンだった。88試合の出場に終わり打率.236。
打率はレギュラーに定着した2012年以降では、自己ワーストだった。
得意なはずの夏場でも調子は上がらず先発出場は54試合。
得点圏でも打率.171と結果を残せなかった。

公開した合同自主トレでは、地面から20センチほどの高さに張った紐の上を
ジャンプしたり、低く腕立て伏せをするように紐をくぐったり。
昨年の反省も生かし、体幹を強化するメニューも増やした。
「長くプレーするための自主トレをしている。きつくて、追い込んでやっています」と
白い息を吐きながら意気込んだ。

今年は11年の東日本大震災から、節目の10年を迎える。
震災直後から、被災地に勇気や感動を与えようとグラウンドでは全力を尽くしてきた。
その思いは今も変わらない。
「震災から10年だから特別なことをするというのはなく、自分はずっと
そういう思いで試合や練習をしてきている。
引き続き、自分には何ができるかというのを思いながら行動に移して、
これから先もやっていきたい」と決意を語った。

13年には球団初のリーグ優勝と日本一に貢献し、被災地のファンとも喜びを
分かち合った。
「東北出身者の一人として試合に出て戦って、かっこいい姿だったり、
感動する姿を見せたい」。今季でプロ16年目。
昨季の悔しさを晴らし、再び栄冠をつかみ取る。


島内宏明、広報配信コメントが神レベル　球界随一の面白さ…
担当記者イチ押し元気印

２月１日から始まる今年のプロ野球キャンプは、新型コロナウイルス感染拡大
防止のため無観客スタートが決まった。
球場で選手の姿を見られるのはもう少し先になりそうなので、
今回のキャンプ特集は担当イチ押しの「元気印」を紹介。
新聞だけでなくテレビやＳＮＳ越しにも熱い姿を届けてくれるでしょう。

楽天の島内宏明外野手は言葉でファンに元気を与える。
試合中に広報経由で配信されるコメントが球界随一の面白さ。
それだけに、無観客キャンプでも心をくすぐる生の声を残してくれるかもしれない。

昨季は「昨日コンビニに行ったら、おばあちゃんにいきなり声をかけられて
打撃指導を受けました」「今日は雨なので、ぬめっと打法で打ちました」など、
話題を集める試合中談話が並んだ。
「普通のことを言っても（メディアに）出ないなら、少し面白いことを言おうかな」と
いう理由で、サービス精神も旺盛だ。

今季から４年契約を結び、中軸の一角としても期待される生え抜き１０年目。
外国人や若手とも積極的にコミュニケーションを取る姿が目立ち、
時には教えを請うこともある。屈託のない笑顔が似合う男の言動、行動に注目だ。


“半袖魔神”こと小山伸一郎投手コーチが今年も半袖でキャンプイン
楽天の小山伸一郎投手コーチが１日、トレードマークの半袖姿でキャンプインした。

中日在籍時代にクローザーとして活躍したギャラードに触発されて、
半袖スタイルを貫いてきた。かつては生涯半袖宣言までしていた同コーチだが、
日本一となった２０１３年には、当時自主トレをともに行ったエースの田中将大から
「（体調を維持するためには）半袖はないでしょう」と諭され、長袖を着たこともあった。

しかし、月日は流れ、いつしか半袖を再び“解禁”。
今年もキャンプ初日から“半袖魔神”が選手の動きに熱視線を送っていた。