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イーグルスファンコミュの両打ちで野球人生を切り開いた田中和基

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野球両打ちで野球人生を切り開いた田中和基野球

「田中和基が左打席で本塁打」。インターネット速報でこう表示されるのは、
彼がスイッチヒッターだからだ。8月18日の日本ハム戦(札幌ドーム)で
放った今季第1号は左打席。2号以降は左、右、右、右。
そして9月17日のオリックス戦(ほっと神戸)で増井浩俊から放った先制の6号2ランも
左打席だった。
「打ったのはカーブ。(鈴木)大地さんがツーアウトから出たので、
つなぐ意識で打席に入りました。まずは先制できてよかったです」。
この夜、球団広報を通じて以上のコメントを残した。

ここまで左打席で3発、右打席で3発とバランス良く放っているが、
注目したいのは右打席での一発だ。昨年5月に左手三角骨を骨折し、
左手に負担が掛かる右打席は一時封印。
それでも昨年8月に一軍公式戦で放った唯一の本塁打は、
解禁した右打席でオリックス・山崎福也から放ったものだった。
そして今季、9月5日に放った2本塁打はいずれも右打席、
奇しくも相手は同じ山崎福である。

田中にとって「右打ち」は特に思い入れが深いものなのだろう。
もともとスイッチヒッターだったが、立大では確率の高いほうを選択し、
一時、左打ちに専念していたことがある。
だが、「プロを目指す上で両打ちが武器になるのでは」と
溝口智成監督と話し合った末に、3年秋にスイッチに戻したという。
そして翌年秋、楽天からドラフト3位指名を受けた。
そんな経緯があるからこそ、「右打ち」はプロへの扉を開いた武器であり、
プロで生きる道を示す貴重なものである。

一般的に言われる「俊足巧打」の枠にはとどまらない、スケールの大きな打撃が
田中の魅力の一つ。決して長距離打者というタイプではないが、
豪快な一発も期待せずにはいられない打者だ。


野球10・26ドラフト 指名順は前日までの順位を採用野球
10月26日のドラフト会議で、2位以降のウエーバー方式の指名順について、
シーズン順位が確定していない場合は前日25日までの順位が採用されることになった。

通常は日本シリーズ直前に行われるため、順位は確定している。
だが新型コロナウイルスの感染拡大で開幕が遅れ、
会議もシーズン終了前に前倒しになったため、会議までに全順位が確定しない可能性が
高い。
昨季から優先指名権は隔年で両リーグに順番に与えられるため、
今ドラフト2位指名はパ・リーグ6位から始まり、
3位指名は折り返しセ・リーグ1位の順になる。

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