イーグルスファンコミュの則本昂大、６・１９開幕想定積極ブルペン「うまく体と相談しながら」&茂木「がむしゃらになってレギュラーを」

則本昂大、６・１９開幕想定積極ブルペン「うまく体と相談しながら」

則本昂大投手が９日、楽天生命パークで自主練習を行い、
積極的にブルペン調整していく考えを示した。
球団施設の利用が解禁となった８日は休みの組で、右腕にとっては再開後初の本拠地練習。
オンライン取材に応じ「この２、３週間で一通りブルペンで
投げられるようにしたい」と、早くて６月１９日の開幕を軸に調整することを
踏まえ見通しを語った。
チームは３月３０日から活動休止していただけに
「普段使っている球場で練習ができて楽しかった」と、この日は約８０メートルの
遠投などで調整。
「慌てすぎてもダメだけど、時間はそんなにないのでうまく体と相談しながら、
できるだけブルペンには入りたい」と傾斜を使ったキャッチボールで状態を
確認しながら、捕手を座らせての投球練習を解禁していく。
ここまでは自宅などで体を動かす日々だっただけに
「今まで普通にグラウンドで練習をしたり、試合をしたり野球ができていることが
普通じゃない。
それができていることに、あらためて感謝しました」と笑顔。
当初の開幕投手に指名されていた男が、再び歩を進めていく。

茂木「がむしゃらになってレギュラーを」

今季から楽天の主将を務める茂木栄五郎内野手が10日、本拠地楽天生命パークで
自主練習を行った。
悪天候のため、主に室内練習場でティー打撃、キャッチボールなどで調整。
「いい意味で体の緊張感、張りはない。ちょっと引き締まってない感じはあります」と
状態把握に努めた。
2月の春季キャンプ中にコンディション不良で離脱。実戦復帰のメドも立っていたが、
新型コロナウイルスの影響でチームの活動が休止となった。
「個人としては体調もすごく回復しました。
でも、国民のみなさんがすごく大変な状況で、苦しんでいる方がたくさんいる。
開幕した時には勇気を届けられるようなプレーをしたいなと思いながら
調整していました」と苦境をポジティブに捉えた。
主将として迎える初めてのシーズン。「やっぱりキャプテンとしてグラウンドに
立ってプレーで引っ張っていきたいと思っている。
レギュラーをとらないとプレーで引っ張っていくこともできない。
がむしゃらになってレギュラーをとりにいって、その中で試合に出てチームを
引っ張っていけるようにやっていきたいです」と決意を新たにした。

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楽天・求められる生え抜きの右腕

春のセンバツ大会中止に続き、社会人の日本選手権中止が決まった際、
後関昌彦スカウト部長は「視察する機会は減るけど、過去のデータがあるから
(成長度を)イメージしてやるしかない」と対応策について説明した。
視察のチャンスが限られる中、独自のネットワークを駆使して選手の情報を
集めるという、例年以上に難しい作業が求められそうだ。

チームには則本昂大という絶対的エースがいるが、それ以降に生え抜きの右腕が
台頭していない現状があり、先発投手は補強ポイントの一つ。
3月に最速155キロ右腕・森博人(日体大)を巨人三軍との交流試合で視察した後
関部長は「この時期にしては良かった」とまずまずの評価。
継続してチェックしていくことを明言した。