イーグルスファンコミュの楽天ドラ2・黒川　16年オコエ以来の高卒新人野手開幕1軍に意欲 「ここまで来たら何としても…」

則本、オリックス戦で2回完全！打者6人を圧倒
＜練習試合：楽天4−9オリックス＞◇21日◇楽天生命パーク

則本昂大投手が21日、オリックスとの練習試合の6回に3番手で登板し、2回無失点。
打者6人を完璧に封じた。
6回、先頭の中川は外角のカーブを打たせて二ゴロ。続く吉田正は150キロの直球で
一ゴロに打ち取り、ルーキーの勝俣は152キロの直球で見逃し三振に斬った。

7回は宗を直球で詰まらせて左飛に打ち取り、T―岡田はカーブを打たせて二ゴロ。
この試合ここまで3安打の西村も、151キロの直球で二ゴロに打ち取った。

13日の巨人とのオープン戦でも5回3安打1失点と好投し、この日は2回を完全投球。
伊藤投手チーフコーチは「（開幕投手は）基本的に則本でいこうと思っている」と
明言しており、エースが開幕に向けて順調な調整ぶりを見せつけた。

楽天松井４回４安打３失点「慎重になりすぎた」
＜練習試合：楽天4−9オリックス＞◇21日◇楽天生命パーク
守護神から先発再転向した楽天松井裕樹投手が先発し、今季最多の82球を投げた。
4回4安打3失点（自責点2）でマウンドを降りた。
右翼から左翼へ強風が吹く中での試合。
初回、1死からオリックス中川の右翼への飛球を右翼手ブラッシュがはじき
（記録は二塁打）得点圏に走者を置くと、松井が二塁へけん制悪送球。
1死三塁から吉田正に左犠飛を打たれ先制点を与えた。
2点を勝ち越した後の2回、2死から西村の中前への飛球に中堅手辰己が飛び込んだが
捕球できず。グラブに当たってはじかれた打球が転々とする間に二塁打とされ、
連続四球で満塁。宜保に2点左前適時打を打たれ、同点に追いつかれた。
3回は3者凡退。4回は2死一、二塁としたが無失点に抑えた。
7日中日とのオープン戦で打球を直撃させ右手手のひら打撲と診断された。
15日巨人戦で復帰し1回無失点。2週間ぶりの先発マウンドを終え
「今日はまず投げられたことは良かったと思います。
でも、初回の入りのところで簡単に犠牲フライを打たれましたし、
ランナーを出した時に慎重になり過ぎました。簡単にストライクを取れないと
長いイニングを投げるのはきついので、
そういったところを修正していかないといけない」と振り返った。

藤田、今季初タイムリー「反応で打てました」
＜練習試合：楽天4−9オリックス＞◇21日◇楽天生命パーク
藤田一也内野手が２１日、オリックスとの練習試合
（楽天生命パーク）に「７番・二塁」で出場し、今季初となる適時打を放った。
２点を挙げて逆転した、一回なお２死一、三塁。
相手先発、漆原の３球目、１３７キロの外角スライダーを左前に流し打った。
球団広報を通じて「狙ってはいなかったですが、高めのスライダーだったので
反応で打てました。今年、初めてのタイムリーが打ててうれしいです」と
コメントした。　一方で、松井裕樹投手が先発し、４回を８２球、
４安打４三振３失点（自責点２）で、２番手・寺岡寛治投手にバトンを渡した。

小郷「打ったのは直球」本拠地で今季チーム１号
＜練習試合：楽天4−9オリックス＞◇21日◇楽天生命パーク
楽天小郷祐哉外野手が本拠地楽天生命パークでの今季チーム1号のソロ本塁打を放った。
3点を追う5回1死、2ボールからオリックス漆原の外角145キロ直球を強振。
打球は強風にも乗り左翼ポール際のスタンド中段へ。
外野のレギュラー枠の一角を狙う3年目は「打ったのはストレートです。
風がレフト方向へ吹いていたのでアウトコースのボールを待っていました。
そのアウトコースのボールをしっかり捉える事ができました。完璧です」と
笑顔で振り返った。

楽天ドラ2・黒川　16年オコエ以来の高卒新人野手開幕1軍に意欲
「ここまで来たら何としても…」
楽天のドラフト2位・黒川が球団の高卒新人野手では2人目となる開幕1軍入りに
強い意欲を示した。
2月のキャンプは第1クールだけの期間限定で1軍に抜てきされたが、
アピールを続けて生き残った。
開幕は4月10日以降に延期となっているが、21日からの練習試合で再びサバイバルが
始まり「毎日必死でやってきたけど、ここまで来たら何としても開幕1軍に入りたい」と
鼻息が荒い。
過去に高卒1年目の野手で開幕1軍の座をつかんだのは16年のオコエだけだ。
三木監督は「若い選手にはチャンスがある。
競争を勝ち抜けばずっと1軍にいる可能性もあるのでアピールしてほしい。
1年目とか10年目とか関係ない」と期待した。

楽天育成４年目木村、ロッテ鳥谷から奪三振の好投
＜2軍練習試合：ロッテ6−1楽天＞◇20日◇ロッテ浦和より
背番号131のサイド右腕が通算2085安打の名球会レジェンドを封じた。
育成4年目の楽天木村敏靖投手がロッテ鳥谷を4球で三振に仕留めるなど、
わずか10球で1回を3者凡退と好投。目標の支配下登録をアピールした。
10日に入団したばかりの鳥谷目当てに集まった約20人の報道陣も見守る中、
木村が堂々と右腕を振った。5回から2番手で救援。
1死で迎えた鳥谷を2球で追い込み、カウント1−2から外角に逃げるシンカーで空を
切らせた。「スライダー、シンカー、真っすぐ。全球種が良かった」と満足した。
今季はファームの実戦7試合で9回を3失点、防御率3・00と好投を続ける。
だが前回登板の19日ヤクルト戦では2回2失点と結果を残せなかった。
「体重が乗り切っていなかった。キャンプの時に、館山コーチから
『右の軸足を外に向けた方が体重が乗りやすい』と教えられた」と助言を思い出し、
修正した。
昨季で育成契約期間の3年目が終了。規則により自由契約となったが、再契約を結んだ。
「4年目を契約してもらったので、今まで以上に気持ちは入っています」と
言葉に力を込め、勝負のシーズンにする。