イーグルスファンコミュの内、右肘手術し今月試合復帰「できるだけ早く１軍に」

堀内、右肘手術し今月試合復帰「できるだけ早く１軍に」
東北楽天の堀内が２軍で調整を続けている。
昨季は捕手陣で最多の６５試合に出場、今季も正捕手候補の筆頭だったが、
オフシーズンに右肘のクリーニング手術を受け、状態を上げるのに時間がかかっている。
「少しずつ良くなっている。できるだけ早く１軍に呼ばれるよう準備したい」と語る。
１８日に埼玉県戸田市の戸田球場であったヤクルトとの練習試合に「７番・捕手」で
先発出場。
二回に右前打、四回にも左前打を放った。守備では二回２死一塁から盗塁を阻止した。
「（状態は）上がってきているが、守備も打撃も６０％ぐらい」と話す。
春季キャンプに照準を合わせ、リハビリに励んできた。
キャンプ入りの時点では治ったように感じていたが、２月上旬の２軍キャンプ中に
再度、違和感を覚えたという。
「中途半端（な段階）で、ぶり返さないようにしたい」と自分に言い聞かせるように 話す。
「たとえシーズンが始まったとしても１００％の状態になるまで我慢する」とも。
３月になり、試合にも出られるようになってきたが、右肘の完治を
最優先にしていくという。
１軍では、昨季５５試合に出場した太田を軸にした正捕手争いが熱を帯びる。
焦りはあるものの「開幕が延期になったことで、チャンスが増えたと
考えることもできる」と前を向く。

ドラフト３位の津留崎大成が開幕１軍へ制球力アップ誓う
楽天のドラフト３位・津留崎大成投手が１９日、開幕１軍生き残りへ向け、
さらに制球力を磨くと誓った。
ドラ３右腕はオープン戦では計４試合に登板し０勝１敗、防御率４・５０。
オープン戦初登板となった２月２４日の中日戦（北谷）では１回２失点で
敗戦投手になったが、以降の３試合では全て１回を投げて無失点。
３戦で計１安打に封じるなど、１５０キロを超える直球を武器に快投を続けた。
特に印象的だったのは１４日の巨人戦（東京Ｄ）だ。
わずか８球で１回をピシャリと抑えた。伊藤智仁投手チーフコーチが
「津留崎の開幕１軍？　十分にあると思います」と期待を寄せている。
新型コロナウイルス感染拡大の影響で開幕が延期されたが動じる様子もない。
「僕は新人なので、今年が初めて。開幕に合わせるというよりは、
１日１日、少しでもうまくなろうと思ってやってきた」と言葉に力を込めた。
自らが課題に掲げたのは制球力だ。
「制球がまだまだ。試合で思ったように投げられる球が少ない」と、
さらなる成長を目指す。


ドラ１小深田大翔、三木監督から「愛のノック」　５０分個別指導
楽天のドラフト１位・小深田大翔内野手が１９日、楽天生命パークで行われた
全体練習後に三木監督から「愛のノック」など計５０分の個別指導を受けた。
シーズンでの無失策へ決意を示したドラ１は「前進守備や中間守備での、
球のはね方などが勉強になりました」と充実感を漂わせた。
遊撃の位置でノックを９６球、その後は身ぶり手ぶりで捕球の助言を約２０分。
本拠地は経験の浅い天然芝が敷かれており「打球によって球が滑ってきたりするので、
判断が難しい」と言う。
開幕延期により“ぶっつけ”ではなく、練習試合で本拠地での実戦経験を積めることも
プラスに働く。
１５日まで行われたオープン戦では全１４試合に出場し、失策ゼロ。
「継続できるようにしたい」と開幕スタメンの可能性を持つルーキーは、
より技術を磨き、堅実な守備を見せていく。

楽天村林が走攻守で躍動、尊敬今宮との自主トレ成果
＜2軍練習試合：ヤクルト−楽天＞◇19日◇ヤクルト戸田球場より
走攻守で躍動した。5年目を迎える楽天村林一輝内野手が「2番遊撃」で先発出場。
3打数2安打1盗塁で打線を引っ張り、守備でも2回、吉田成の打球を横っ跳びで
遊ゴロに仕留め、勝利に貢献した。
狙い澄ました一打だった。5回1死一塁。ヤクルト高梨のスライダーに食らいつき、
一、二塁間を抜く右前打で好機を広げた。「エンドランのサインが出ていたので、
右方向に強いゴロを打とうと」。
初回の第1打席は、中堅に抜けそうな打球を遊撃・吉田成に好捕されたが、
快足を飛ばし内野安打に。二盗も決め、内田の適時二塁打で先制ホームを踏んだ。
昨オフは2年連続で師匠と尊敬するソフトバンク今宮と約1カ月間の自主トレを行った。
「走攻守の全てが今につながっている。
打撃では、打ちにいきながら前に突っ込まないように意識している。
実戦で少しずつできている」と手応えを口にする。
昨季は終盤の守備固めで起用されるなど、自己最多の49試合に出場。
今季は1軍定着を狙うため、「全力でレベルアップに努める」と飛躍のシーズンにする。